動労水戸の被曝労働拒否・常磐線全線開通反対

来月3月11日で、東北大震災そして福島第一原発事故から8周年になります。

直接亡くなられた人や行方不明の人が約2万人と言われ、その後亡くなられた人も大勢います。

一人ひとりに人生があり、誰かの大切な人でした。

空前の災害に、原発事故が重なりました。茨城も被災地でした。ライフラインが止まる中で、動労水戸が何のために闘って来たのか?何を成すべきなのか?

深く問い直す中で、被曝車両K544の検査拒否で被曝問題を職場から闘うことを決断しました。

この闘いは、職場の労働者だけでなく地域住民の支持と共感があって勝利することができました。

しかしそれで終わりではありません。根本には残された命として、亡くなられた人々の命を生きるという思いがあるからです。

つまり「…のために」とか「…しなければならない」という強いられた義務や、自分たちの主張の正当化などという狭い世界を越えて、自分たちは何をするのか?何ができるのか?を考え、決断し闘って来たのです。

(大切な人を亡くした悲しみが、消えることはありません。)

政府とJR東日本は、2020年オリンピックに向けて、2019年度には常磐線を全線開通させると言っています。

3・16ダイヤ改正で、乗務員に対して非人間的な行路が提案されて、職場での不満が高まっています。しかし、さらに常磐線全線開通が目前に迫っています。

問題は、命の問題なのです。子供たちの甲状腺ガンの多発が問題になっていますが、大人はもちろん若い人ほど放射能の影響は大きいのです。しかも、過度のストレスは免疫力を下げます。

特に外部被曝以上に、内部被曝が深刻です。



鼻や口から入る放射能が、体内被曝をもたらし、ガンだけでなく心筋こうそくや白血病など深刻な健康被害をもたらします。


ガン治療の医療が進んでいると言われます。抗がん剤を使うと、ガン細胞の増殖を押さえるために一緒に免疫力も落ちます。そこで感染症にならないために、高度な医療や抗生物質、無菌室などが必要になります。そのためにお金も掛かります。

笑えないことですが、抗がん剤だけならそれで死んでしまうほど「毒」なのです。万能薬なんかではありません。

こうしたことも、自分に降りかからないと他人ごとになります。

仲間を守る労働組合。そのことは、まず動労水戸自身に問われています。



常磐線全線開通による被曝の強制を、他人ごとにしない。そう言う労働組合が今こそ必要ではないでしょうか?

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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