動労水戸執行委員会「新たなジョブローテーション」について議論

ところによっては大雪が降る寒い夜でしたが、動労水戸は執行委員会でした。

議論の中心は「新たなジョブローテーション」問題と常磐線全線開通問題でした。

JR東日本は、運転士、車掌の職名を廃止して、10年ごとに会社の都合で自由に配置転換する「新たなジョブローテーションの実施」を通告し、職場で一斉に説明会を行っています。

しかし、労働組合との協議もない一方的通告であるために、現場管理者でさえ分からない説明会ですから、質問には全く答えられない状態です。

さてこうした中で、3月16日ダイヤ改正から実施されている運転士に対する極限的労働時間の強制の中で、倒れる運転士が出て来ています。

https://www.kanaloco.jp/article/entry-40291.html

職場では、東労組の青年を中心に「新たなジョブローテーション」について、真剣な議論が始まっています。

動労水戸としても本格的議論はこれからですが、執行委員会では基本的な考え方から議論が開始されました。


  (国分勝之撮影)

まず「ジョブローテーション」の背景事情からです。

現在JR東日本の社員数は、55000人います。そのうち国鉄採用者は14500人で、4分の1になります。

この国鉄採用がいなくなり、40000人体制で回したいということが先にあります。

現場をどう回して行くか?ではなく40000人で回すことが先にある。

そして、この40000人は鉄道事業に従事させるのかと言えば、鉄道事業そのものは急激にグループ企業に外注化していますのでそうではありません。

既に施設関係、駅関係は全面外注化が進んでいます。検修関係もグループ企業への再編統合が始まっています。

すると、言わば鉄道事業のグループ企業への完全再編(外注化)の最後の砦が運転士と車掌ということになります。


  (国分勝之撮影)


どこまで実現が可能で、安全が確保されるかは別にして運転士と車掌の同一化や無人運転など外注化は、人減らしと一体で進みます。

しかも10年ごとに配置が見直され、その度に選別される。会社のためにつくさない労働者は「任用の基準」というブラックな基準で「出向・転籍」に出され排除されることになります。

そして、生きのこりをかけて会社に運命を託した人を待ち受けているのは「高度プロフェッショナル制度」です。労働時間規制の適用が除外され、残業代ゼロが待ち受けているのです。

甘くは無いということです。深澤社長が求める変革とは「真面目にやっているだけの社員ではダメだ。利益を出すために全てを投げ出さないと生きのこれない。」ということです。

それを邪魔する奴は許さないと、厳しく言っていますね。カルロス・ゴーンではありませんが、社長ですら一寸先は闇なんでしょうか?

しかし、JR本体の労働者には、10年ごとの選別に震えながら「追い出されるか?死ぬまで働くか?」こんな選択の道しかないのでしょうか?

実はもうひとつあります。意に添わないことに従わない自由です。それは、労働組合を通して貫くことができます。



東労組に残り奮闘している青年たちの姿は、国鉄採用の先輩たちの心も揺り動かしはじめています。

深い労働者の怒りや思いが、青年たちの奮闘でひとつになりはじめているのです。

ところで東労組東京地本は「新たなジョブローテーション」は「ライフサイクル制度を否定」したから良くないと主張しています。本当にそうなんでしょうか?

ライフサイクル制度に、青年たちは怒りと不満があったのではないですか?深澤社長が、退路を断って変革すると言っていることに対して「昔の関係に戻せ」と言う主張では弱いし、脱退した青年たちは戻らないのではないでしょうか?

会社あっての労働組合なのか?本当は、労働者が働いて成り立つのが、会社なのです。そこんところで労働組合が折れてしまうと、勝負にならないのだと思います。

とても大事なところが来ていると思います。悩みながら、問題の本質と自分たちが進むべき道をみんなでハッキリさせて行く。JRの青年たちの選択が、全体を引き寄せる時代が来ていると確信します。

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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。
全国・全世界の労働者とともに、外注化阻止・被曝労働絶対反対で2019年も闘います!

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