JR東日本の全労働組合は、常磐線全線開通にも反対しよう!

おはようございます。4月に入っての雪予報とのこと。みなさん健康管理にもお気をつけください。

色んなニュースがありますが、昨日福島第一原発がある大熊町の避難区域一部解除との報道もありました。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6319874

4月20日には、楢葉町のJヴィレッジ新駅開業が予定され常磐線が「福島復興」のシンボルにされています。



動労水戸は、2011年3・11の大震災と福島第一原発事故以来労働者の安全と乗客の安全は一体だという考え方で、被曝労働に反対して来ました。

広野に置かれていたK544の再運用にあたって、根拠なく安全だという会社に対して、「線量を測定し、安全が確認されないなら検査を拒否する」とストライキに立ちました。

結果として、主抵抗器の冷却用ブロアから高線量が測定され運用停止になりました。運用強行を図った415系は、結局全て廃車になっています。

私たちは、こうしたことを勝ったか、負けたかのレベルでなく労働組合はどうあるべきかという問題として考え、行動して来ました。

例えその時理解されず、非難されようとも「危険の目を摘む」「安全の確保を第一に置く」という信念を労働組合が投げ捨てた時大事故が起きる。それを、かつての炭鉱事故や鉄道事故から学んできたこととして貫いて来ました。

それは、主義や主張を越えた人の命の問題だと考えています。


  (国分勝之撮影)


大熊町は、自然が豊かな町ですが地場産業が無く子供たちが仕事を求めて出ていく町でした。原発が誘致され、原発に依存する町になる条件がありました。

大熊町にあるJR大野駅周辺はもちろん、福島第一原発周辺は今も大変な高線量地帯です。山間部の一部の避難区域解除が果たして「復興への道」なのでしょうか?

駅舎も含め立派な建物を建てても、人の住めない、あるいは戻らない「復興」が果たして復興なんでしょうか?

そして何より安全確認は何もされていないのです。

動労水戸・動労総連合の常磐線全線開通に対する申入れからJR東日本本社は、逃げまくって来たのです。

水郡線ワンマン化も、常磐線特急一人乗務も、新たな乗務員勤務制度も、そして「ジョブローテーション」にも強く反対しているのは、それが労働者の命と安全の問題であり、乗客の命と安全の問題だからです。

だとすれば、常磐線全線開通による労働者への被曝の強制が、福島県民への被曝を強制し、結局「復興」ではなく切り捨てになることをしっかり見なければならないと考えます。

何より、いわき運輸区の仲間の声を大切にして、全体の力で守らなければならないと思います。

労働組合は、自分たちだけが守られれば良いとなった時に力を失います。

JR東日本の全ての労働組合が、常磐線全線開通の問題をスルーすることなく共に闘うことを訴えます。

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動労水戸
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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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