9・22 勝田車両センター闘争での辻川副委員長の訴え

勝田車両センターで働く清掃労働者の皆さん。お騒がせしています。それから、交番検査をやっている仲間の皆さん、辻川です。

それから今日、動労水戸がストライキに入ってほとんど人がいなくなった、機動班のみなさん、たいへんごくろうさまです。午後の仕事よろしくおねがいします。それから今日は主任会議ということで、庁舎のなかで会議をやっておられる主任のみなさん、よろしくお願いします。

私は、この9月いっぱいで定年を迎えます。通常ですと、定年の前にエルダー社員として行き先が提示され、10月から本当は車両センターの清掃の皆さんと一緒に仕事をする予定でありました。

しかし、JR水戸支社は私に対して、私のほかの組合員には、勝田車両センターの清掃などの仕事を命じながら、私だけをMTSの水戸の事業所に行けと命じています。

たった一駅ですけども、なぜ、私だけ水戸事業所なんだ。というふうにJR水戸支社に聞きましたけれども、まったく納得のいく説明ができない。どうして私だけ水戸事業所なのか。仕事は勝田事業所にもあるはずじゃないか。という風に聞きますと、勝田事業所にも清掃の仕事、私の仕事はあるといいます。しかし、辻川さんに関しては水戸事業所にいってほしい、というわけです。いったいどういうわけか。

私だけ、勝田車両センターの清掃ではまずい、そういうことがあります。水戸支社はただただ、その核心問題を避けて、水戸事業所に行ってほしいの一点張りで、来週にも、私は定年を迎えるわけでして、いまだに再雇用の正式な話もない。ただただ、水戸事業所に行ってくれ。それだけの話です。

みなさん、たった一駅でも、どうして私が皆さんと一緒に、清掃の仕事をしたり、検修の仕事をしたりすることが、だめなのか。私たちの目の前にいる支社の幹部諸君にも、ちゃんと答えてほしい。それから、勝田車両センターのJRの管理職のみなさんも、私だけがなぜ水戸事業所に行かなければならないのか。そのことを説明する義務がある。

みなさん、みなさんの中にも、JRで40年近く運転士の仕事をしてわざわざいわきの方から勝田車両センターに来て一緒に清掃の仕事をしている人がいますね。みなさん、みなさんもそうですよね。清掃の仕事をして、何年も何年も、がんばってきた、暑い日も寒い日もがんばってきた。ところがある日から、君は定年になったからあとはいらない。40年も働いてきて、運転士をやって、「君はいわきには要らないから、勝田にいけ、勝田で掃除をしなさい」

私が言いたいのは、そうやって現場で一生懸命働いてきた人間に対して、定年間際になって、なんら具体的な労働条件の提示もしない。その会社の言うとおりにしなければ、お前は首だ、雇い止めだ、こんなことが許されていいでしょうか。みなさん。

たとえば労働者と使用者側の契約。契約っていうのは具体的な中身があって、契約ができるんだ。60歳の定年になっても、それ以降、どのような具体的な労働条件で働くのか、何をやるのか、直前まで説明されないんですよ、みなさん。これでOKをしろという方がおかしくはありませんか?

いま、世の中には、安倍政権が働き方改革と称して、労働者と経営者の側が、労働者は労働者じゃない、もう雇用関係ないていらない、雇用契約を結ぶ必要もない、労働者一人ひとりが、請負関係になって、それぞれが、労働者に対して責任を取らなくてよい。そういう法律を決めようとしている。労働時間も無制限だ。賃金を支払うのも、成果主義だといって、成果のないものには給料を支払う必要はないというふうに、安倍政権は言っています。

毎日毎日、身を粉にして汗水たらして、電車をきれいにしているのは誰なんですか? みなさん、考えてください。みなさんに安月給で働かせておいて、JRの天下りの連中は、どれだけ給料をもらっているのか、今度、聞いてみてください。天下って、JRの幹部だけはMTSに行って大きな顔をして、清掃もできないくせにえらそうな顔をしていませんか、みなさん。

みなさん、そうやって、掃除もできない、検修もできない、運転もできない、そういうことに責任を取ったことのない、そういうやつが一番高い給料を取ってるんだよ、みなさん。それで、一般社員に対しては、定年になっても感謝のかの字もない。お前たちは雇い止めだ。これがJR東日本・水戸支社のやっていることだ。

私は労働組合をつくって、JRの人生、40年のうち、25年をいわき駅に始まって、東海駅のそば屋、勝田駅の売店。鉄道の人生の大半を売店で過ごしました。いわき駅に飛ばされたときは、仕事がなかった。仕事がないどころか、ゴキブリだけの木造の部屋に閉じ込められて、お前には仕事がない、これがJR東日本が私にやったことだ。25年間、私を鉄道の仕事から排除して、組合員から隔離して、ただただこの動労水戸という労働組合を破壊するためにやってきたんだ。

みなさんと顔をあわせるようになって、たった8年です。検修の仕事をしたのはたった8年。それで、たった8年みなさんと一緒に仕事をしたら、今度は水戸事業所に一人で行って、それがのめないなら、お前は雇い止めだ、再雇用はないというふうに言ってるんだ。

労働者が団結をして、自分たちが、働いているものが正当なことを要求する、そのことを最も恐れて、団結して労働組合をつくることを破壊しようとする。鉄道に入って、25年間も排除して、最後の最後のときに、私をみなさんから、組合員から排除する。そんなことは絶対に認めない。

私たちはこれから、もっともっと私たちの労働条件は悪くされる。その中でおいしい思いをして、えらそうなことを言って、あと何年間かすごして、あとは知らぬ顔をする人たちを許しておいたらいけないんじゃないですか、みなさん。

今日、水戸支社から来た人も、3回目の面接をした。本当は先週の15日、これがリミットだって俺に言った。ここまでに水戸事業所にサインしなかったら、あなたの再雇用はないということを言ってた。それが15日を過ぎて、今日になって3回目の面接だ。3回目の面接で、再雇用したいというんだ。再雇用したいんだったら、勝田車両センターを提示しなさいよ。今すぐにでも、判子を押すと言った。それでも、まだ、水戸に行ってくれ、これだけを言い続ける。無理だといってるのに、言い続ける。

いったい何なんですか?この会社は誰一人、自分たちが現場労働者に対して責任を持っていないんだ。誰一人現場労働者に対して責任を取らない。違いますか、みなさん。

そんなことで、鉄道の仕事や、清掃の仕事が、現場の仕事がまわりますか? ただただてめえたちが、後何年間か指折り数えて、問題なく過ごせばいい。その間に、外注化がどんどん進むんだ。

僕はいま自分の解雇問題だけで闘っているんじゃない。青年の皆さんだって同じなんだ。あるとき会社の条件がのまないんだったら、あなたはいらないということを、これからみなさんに突きつけられるんだよ? 全面外注化になったら転籍しかないでしょう? 出向だって取り消しだよ。そのとき、会社のいう条件をのめないんだったら、やめろって言われるのはJRの青年労働者のみなさんですよ。それがみえみえじゃないですか。あなたたちの先輩に対してやられていることが、どうしてあなたたちにやらないということがないんだ。そんなことはないよ。目の前だよ。

こんな理不尽なことと闘わないで、黙っていたら外注化の嵐、これからもっと言えば、安倍政権が進めていることが、戦争になるよ。戦争になって、人が死んだって、私は上からの命令でやりました、こう言って逃げているやつが世の中にごまんといるじゃないですか。

今の私たちの目の前にいるやつらもそうだ。上から言われただけだ。自分に責任はないんだ。そんなのが管理者なんですか? そんなのが責任者なんですか? おかしいでしょ? 責任を取れないんだったらえらそうなことを言うな。

みなさん、私は9月いっぱいで、再雇用を拒否されようと、何をされようと、勝田事業所を提示されるまでは、絶対に負けません。仮に、再雇用を拒否されたときは、どんな手を使っても、一生涯を使っても、この怒りについては晴らします。みなさんと一緒に、私の人生はまだ終わったわけじゃない。

動労水戸は仲間を大事にする。一人の仲間が苦境に入ったら、全体で闘うんだ。こういうのが労働組合ですよ。みなさんが入っている労働組合は、数はいるかもしれないが、何もできないだろ? 仲間じゃなくて自分を守っているからだよ。

皆さん、もしかすると、あと一週間で、私はこの職場を去ることになるかもしれない。しかし、皆さん。私が皆さんと一緒に、短い間ですけども、一緒に働いて、心と通わせて、楽しい8年間でした。

いや、もっともっとこれから楽しい5年間、10年間を皆さんと一緒に過ごしたい。おかしいものは、だめなやつはだめ。はっきりさせていきましょうよ。ただの一回の人生だ。こういう楽しい労働運動を僕たちと一緒にやりましょう。

私はとことん皆さんと一緒に、組合員と一緒に、楽しく、徹底的に、最後まで闘います。みなさん、これからもよろしくお願いします。

常磐線富岡延伸絶対反対!9・23いわき闘争へ!




9・23いわき集会

9月23日(土)13時開始 @平中央公園

東京都議選 北島くにひこ候補と共に新しい労働者の政党を!



東京都議会議員選挙の投票まであと1日となりました。

動労水戸は告示日から連日東京に駆けつけ、「安倍・小池を倒そう!新しい労働者の政党をつくろう!」と訴える北島くにひこ候補を応援してきました。



福島からの避難者への住宅支援を打ち切り、抗議の声を上げた都庁労働者を解雇した小池百合子・東京都知事に対し、絶対反対を貫いて闘っているのは北島候補だけです。

安倍政権の腐敗を示した森友学園・加計学園の問題は、民営化・規制緩和を進めるための「特区」において行われてきました。小池都知事の狙いは、2020年東京五輪を機に東京全体を「特区」とし、利権と腐敗の温床にしていくことにあります。

国鉄分割民営化と絶対反対で闘い抜いてきた動労総連合と北島候補は無二の戦友です。必勝を期して明後日の投開票日へ!

【2017メーデー】福島の怒りと共に闘う労働者への解雇許すな!東京都庁議事堂レストラン抗議行動



5月1日、新宿でメーデー集会・デモを行ったのち、東京都庁議事堂レストランでの不当解雇に対する抗議行動を闘いました。



ふくしま共同診療所が呼びかける「被曝と帰還の強制反対署名」を職場で集めるべく同僚にチラシを託したことをもって、4月3日、都当局と業務を受託する外食チェーン「はなまる」は私たちの仲間に解雇(雇い止め)を通告しました。

5月8日に開催された団体交渉の場でも、会社側は「同僚へのチラシ渡し・署名の依頼=政治活動」を理由とした解雇であることを開き直りました。

労働者は思想・信条と良心まで経営に管理される筋合いはありません。労働者から政治を奪い、従順な労働力としてこき使う、職場に政治を持ち込んだことを理由に弾圧して解雇。まさに「共謀罪」の先取りです。

この闘いは、労働者が政治・社会について職場で当たり前に議論し、団結して現状変革のために行動を起こすという、労働者・労働組合の根幹をめぐる闘いです。

築地市場移転の利権にまみれた極右・石原慎太郎は、都知事時代に「日の丸・君が代」の強制に反対する学校の先生たちを徹底弾圧しました。

原発事故避難者への住宅支援打ち切りを強行した現都知事・小池百合子はそれと全く同じ弾圧に手を染めているのです。


解雇された仲間は、原発事故による福島の現状に心を寄せ、人生を賭けて闘うことを決意した方です。私たち動労水戸と共に4月1日の浪江闘争をはじめとする反被曝・反原発の闘いを家族ぐるみで一緒に闘ってきた仲間です。



福島の労働者・住民の皆さん、原発事故への怒りに共鳴し、先頭に立って奮闘する彼女との連帯を心から訴えます!彼女への「解雇理由」とされた「被曝と帰還の強制反対署名」への取り組みが、最大の激励であり、最強の反撃です!



私たちは今回の政治弾圧・解雇攻撃を徹底弾劾し、都庁労働者をはじめとする全都の労働者・原発事故避難者との共闘をさらに強化・拡大します。
7月東京都議会選挙戦を一大舞台として、小池都政を打ち倒すためにこれからも闘い抜きます。



常磐線浪江乗り入れ弾劾!4・1抗議行動



4月1日、動労水戸は常磐線小高~浪江乗り入れに抗議し、早朝の「一番列車」から抗議行動を行いました。









国鉄・JRの幹部として分割民営化に加担し、復興大臣に成り上がった今村雅弘の「(福島に帰還できない人は)本人の責任。自己責任」という発言が怒りを集めています。今回の運行再開強行と併せて、JRが「国策企業」として帰還強制の手先となっていることは明らかです。

鉄道を住民帰還強制の道具にさせないために、私たちはこれからも闘い抜きます。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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