JR東日本5人退職は習志野運輸区でした。

みなさん、昨日勝田車両センターからの話題でお知らせした「平成採用5名退職」は、中野電車区ではなく、習志野運輸区だったと連絡がありましたので訂正いたします。

いずれにしても、尋常でないことは明らかだと思います。

「今までが楽すぎたんだ!」と言って強行された運転士への極限的労働の強制に続いて、運転士・車掌の区分けを名称ごと無くす「ジョブローテーション」発表の衝撃が「もうやっていられない」ところに追い詰めているのではないでしょうか?


  (美しい「立葵」とE657。国分勝之撮影)


ところでみなさん、一昨日に経団連の中西会長が「もはや終身雇用制度は守れない」と発表したことをご存じでしょうか?

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6320921

それが何か?と思われるでしょうか。中西会長は日立製作所の会長です。そして、JR東日本の冨田哲郎会長が、副会長の一人です。

つまりこの声明は、日本の主要企業とJR東日本が一致して出しているということです。

ハッキリ言えば、終身雇用など既に崩壊し、非正規雇用がまん延しています。非正規雇用労働者が「働き方改革」で、細切れにされてトリプルジョブをしても追い付かない状況になっています。

しかも、病気になっても、ケガをしても企業も国も何の保証もしない。そう言う社会に急速になっているのです。

経団連が言っているのは、それでもなお「今までが楽すぎた」ということです。まさにJR東日本の現場で言われていることです。

彼らに取って労働者は人間ではなく、人材であり、コマでしかありません。そんな人たちや企業に、自分たちや子供たちの未来を任せておいで良いのか?

問題は、この様に問われていないでしょうか?


  (労働者・乗客・住民を守れ!動労水戸ストライキ)


自分たちが自分たちをどう思っていようとも、企業に取って労働力は商品でしかありません。しかし、労働だけが新しい価値を生み出します。買い叩けば買い叩くほど利潤が上がるのです。

賃金を払うのは企業の恩恵などではありません。黙って、ひれ伏すほど労働者の状態は悪くなるのです。

「今までが楽すぎた」のは、企業経営者の方ではありませんか?労働組合の幹部も楽をして、あぐらをかいてきたのではありませんか?

労働者を食わせられない企業にも、国家にも、あるいはあぐらをかいてきた労働組合幹部や政治家にも、労働者がどんどん見切りをつける時代が来ていると思います。

感覚を研ぎ澄まし、共に自分自身の選択をしよう。信じられる人は誰で、どの労働組合が一緒に時代を切り開けるのか。嘆くのではなく、問題をハッキリさせる時です。

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プロフィール

HN:
動労水戸
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非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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