自分たちだけの「平和」なんてウソでしょう

みなさん、今日もお疲れ様です。

昨日から「新元号」決定で大騒ぎですね。

「昭和」生まれの人は、年の勘定が面倒だと西暦で数えたり、実際には企業もコンピューターの設定問題が大変で西暦で統一しているところが多い様です。

安倍首相が最終決定したということで「俺の命令を聞くのが平和だ」という意味ではないか?と成る程と感心する意見もありました。

中学生が「戦争が近づいている感じがする」とも。

自分だけの、あるいは自分たちだけの「平和」に閉じこもる時に戦争が近づくのだと、確かに歴史は教えています。


(国分勝之撮影)

例えば、検修・構内の外注化に対して頑強に反対した勝田車両センターの青年たち。普段はとても面白い。

現在サッカーJ2の水戸ホーリーホックが、失礼ながら「奇跡」の第2位につけていますが、ろくに観客もいない時代からひたむきにサポーターをやって来た青年がいます。

職場の仲間も別にサッカー好きという訳ではないのですが、その青年に誘われると付き合います。強いとか、人気があるとかではなく「仲間との共有」を楽しんでいる感じがします。



また、プロ野球のヤクルトが好きな青年がいます。ここ何年も下位だと思いますが、どんな時も明るく楽しく、凄さを語ります。語りと結果のギャップが凄いのですが、話を聞いていると楽しいのです。

たかがサッカーだったり野球だとも言えますが、利害だとか理屈だとか地位などではなく、厳しいことや悲惨なことを共有すること自体が生み出す共同性の面白さを感じます。

それは他方で、立派で偉そうなことを言って目先の利害しか考えていない組織や人が、もはや青年たちに通用しないことを示している様に感じます。

人は人として関り会いたいからこそ、緊張したり孤独になったります。だから、信頼できたり、共同の体験をすることに深い喜びを見いだします。


(国分勝之撮影)


この国も、JR東日本も、今や限度を超えて国民や労働者を締め上げ、絞り上げようとしています。誰も安泰でも平和でも無い状況に急速に追い込まれています。

安倍首相の命令での平和なんかありません。私たちは、厳しい時代だからこそそれを共有し、一緒に立ち向かうことで人としての深い喜びを得るのだと思います。

そして、それは誰かがやってくれるのを待つのでなく、まず現状を変えるという自分の意思があり、労働組合こそが労働者の武器であるという自覚に立つことだと思います。実際にJR東日本も、青年たちの頑強な抵抗に手を焼いています。

時代は、労働者の存在が世の中を動かし、その行動こそが歴史をつくるのだという自覚を持った青年のリーダーを求めている様に思います。

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動労水戸
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非公開
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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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