JR東日本に賠償命令 動労水戸裁判、一部勝訴 3/24水戸地裁

 3月24日、動労水戸がJR東日本に対し、組合差別を受けたことに対する損害賠償を求めた裁判の判決が水戸地裁で出されました。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20230324/1070020391.html

 「組合差別で運転士不登用されてきた組合員に慰謝料」

 判決では長年にわたり組合差別により運転士の資格があるにも関わらず運転士にさせられなかった原告12名に対して、会社に慰謝料の支払いを命じました。差額賃金やその後の職名変更など請求していたものの多くは認められませんでしたが、組合としてはこの判決を「一部勝訴」と受け止めています。



 これまでの運転士登用差別における労働委員会命令不履行を巡り、原告組合員は本当に悔しい思いをしてきました。そうした、「多大な精神的苦痛」が認められたことは、組合員の生き方が間違っていなかったことを証明するものとなりました。

 「活動を妨害された組合に対しても150万支払い命じる」

 また、こうした組合差別によって組合脱退や組合加入を妨害されたりしたとして、動労水戸の組合活動に「無形の損害が認めるのが相当」と会社に慰謝料に準ずる賠償を命じました。すべての組合員が受けていた差別的扱いに、一矢を報いることができたと思います。

 昇進差別や債務不履行、一方的な職名変更に対する請求が棄却されたのは残念でなりませんが、11年を超える裁判の地裁判決において、組合員が勝利したと思えることが、何よりも大きな判決となりました。


 いまのJR職場ではすべての組合が敵視され、会社に何をされるか分からない状況だと言えます。そういうなかで労働者は、ひたすら管理者に言われるがままに、孤独に働かざるをえなくなっていると思います。

 私たち動労水戸は、こうした状況を何とか変えていきたいと思って運動を続けてきました。動労水戸のような小さな労働組合でも、仲間と力を合わせて会社に立ち向かえば、少しは会社の支配を振り払っていけることを示したと思っています。

 仲間と力を合わせること、信じあうことが団結です。団結すれば道が開けます。皆さんも自分の職場から団結していきませんか。

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プロフィール

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動労水戸
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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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