トリアージ(救う命の優先選択)

みなさん、梅雨入りを前に夏日が来るとのこと。体調に気を配られて、安全第一で頑張りましょう!

みなさん、知っている方も多いかもしれません。「トリアージ」という言葉。

事故や災害で多くのけが人が出た時には、みんないっぺんに救護できません。その時、重傷の人を優先に救命処置をして行く訳です。救護する人が至急必要な順に、赤、黄色、緑の札を付けて行きます。

そして、すでに亡くなっている人や助からないと判断した人は黒の札を下げるとのこと。

凄惨な現場で、冷静に判断すすることの大変さ、人の命を選別することの責任の重さはいかばかりでしょうか。


  (トリアージの札)

さて、旅客自動車を運転する人には応急救護が義務付けられています。例え、自分の過失で事故になろうとも、救護の要請と共に自ら救護に当たらなければなりません。

事故を絶対に起こさないと言うことも、プロとしての義務ならば、万が一事故が起きた時に乗客の安全と命を優先して守ることまでやり抜いてプロなのです。

ところで、大量の乗客を乗せている列車の場合、運転士だけで乗客の安全や命が守れるでしょうか?JRは、今や車掌も必要無いとしています。


 
(福知山線尼崎事故…トリアージがあったことでしょう。)

鉄道は、大事故で多くのけが人が出る現実があります。旅客の命と安全を守るためには、やはり絶対に事故を起こさない、起こさせないこと以外に、命の優先順位を選択させない道は無いのではありませんか?

トリアージは、戦争から始まっています。戦争が好きな議員もいる様ですが、戦争を起こさないのも労働者の努めだと思います。


  (第一次大戦に登場したトリアージの看板)

プロの運転士、プロの車掌とは一体なんでしょうか?自分の過失や誤りは、会社に言われるからこだわるのではありません。あくまで、乗客を安全に運ぶことを自分の職業にしているからこだわるのではありませんか?

同じ様に、そのプロとしての誇りと責任を儲け優先で軽く見て、侵害する会社と決然と闘うのもプロの労働者としての責任ではありませんか?

命の優先順位や選別など絶対にさせてはならない。私たちは、日々命を守っているのです。

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非公開
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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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