奴隷化を迫る「エルダー再雇用」提示

 JR水戸支社では、今月5日から2021年度のエルダー再雇用希望者への再雇用職場の提示が行われました。
 この提示で水戸支社は、動労水戸組合員6人に対し、一人も第一希望通りの提示をしませんでした。断じて許しがたいものです。


(JR水戸支社への緊急抗議行動・3月12日)

 組合員は、この提示に対してその理由を求めていますが、ある現場長などは「私は伝書鳩だから」などとふざけた対応に終始しています。

   JR東日本の再雇用制度は、高年齢者雇用の安定に関する法律のもとで65才までの雇用が義務化される中で、高年齢者の生活の安定や、知識、技能、経験を活用するものとして作られました。

 定年を迎える労働者からすれば、長年にわたって仕事を担ってきた経験が活かされるものであるはずです。



 動労水戸の組合員は、会社の組合差別を受け、運転士への道を奪われたり、関連事業に塩漬けにされたりしながらも、安全で安心して利用できる鉄道を守るために働き続けてきました。

 しかし会社はこの制度を悪用し、再び労働者の団結を破壊し、奴隷のように安く雇用するためにしています。

 こうした会社のやり方は、JR採用者にかけられているジョブローテーションも同じです。仲間と一緒に鉄道を担っていこうとするものはとことん嫌悪され、会社の言うことを聞く者を評価して分断しています。

※参照※(過去ブログ参照「おさまらないジョブローテーションへの怒り」2020年12月29日付)

 こうしたあり方では、労働者は安心して働くことはできません。私たちは、仲間の雇用を確保するために闘っていくとともに、JRグループの労働者を不安のどん底に落とし込める「変革2027」を打ち砕くために、できることを全力で取り組んでいこうと考えています。


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鉄道労働者
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【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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