コロナ第3波のさなか、本社(新宿)で研修とは?

 コロナウィルス感染が第3波と言われ、多くの方が亡くなったり感染されています。この方々に、ご冥福とお見舞いを申し上げます。またこの状況下で、命の危険にさらされながら患者を守る医療労働者に、心から感謝したいと思います。



 こうした中でJR東日本は、全社員を対象にした「ことばの力」研修を再開しました。この研修は、各現場月に1-2名程度の割合で何年もかけて行うもので基本的に新宿の本社で行うとしています。

 この研修に対して社員からは、「なぜこの状況の中で本社に集めようとするのか」と疑問と不安の声が上がっています。社員の中には子育て中であったり高齢の親を見ていたり、あるいは家族に持病がある人もいます。



 こうした社員の都合も考えずに、会社の指示によって社員を集合させるのは、社員や家族の命を全く考えていないことだと思います。

 伝え聞くところによれば、この研修も本社のプロジェクトチームの発意によって始められたそうです。この間JR東日本では、「社員の発意」が良いことであるかのように扱われています。しかしそれは、会社にとって利益を上げることと、会社の命令に忠実に従うことを求めるものではないでしょうか。

 実際、今年3月のダイヤ改正から始まった「中編成ワンマン拡大」も、自分たちの仕事を無くしてでも利益を上げようとする、ワンマン運転拡大推進プロジェクトによって進められました。

 結局は、自分さえ会社から評価を得られれば、他の社員はどうなってもかまわないということだと思います。JR東日本の業務に従事するすべての労働者の協働でしか成り立たない鉄道輸送を、
根本から崩壊させることになります。
私たちは動労水戸は、この事態を放置することはできません。



 そこで、12月3日、コロナ感染拡大防止の観点から、この研修を強要しないこと、どうしても必要な場合は各現場等で行うことなどを水戸支社に申し入れを行いました。まだ団交は行われていませんが、労働組合としてやれることはやっていきたいと考えています。
仲間の命の危険を放置することは、自分の命の危険を放置することです。曖昧にはできないと思います。

 社員からのこの研修に対する不安の声に、管理者さえも「事情があれば申し出てください」と答えています。自分自身と家族、そして仲間の命を守るために、皆さんの職場でも声を上げていきませんか。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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