いたるところに命の危険が‼️

   3月6日早朝、水郡線川辺沖ー泉郷間において、線路内に倒れていた木に列車が衝突する事故がありました。さいわい、乗客・乗務員にケガはありませんでしたが、前面ガラスに木が突き刺さるという、あわや命を奪われかねない事態でした。


(JR西日本 芸備線 東城ー備後八幡駅間 脱線事故)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000178440.html

   また、3月9日にはJR西日本の芸備線では、流れ込んだ土砂に列車が乗り上げて、脱線・横転する事故も起きています。こちらも乗務員の命が危険にさらされました。

   なぜこうした事態が頻発するのでしょうか。私たちはこの根本が、会社の利益を上げるための無責任な施策があると見ています。

   水郡線の事態に関しては、JR水戸支社は2018年7月から、「保線部門におけるメンテナンス体制の最適化2020」施策を実施しています。これは将来にわたってメンテナンス体制を維持するために、効率的な仕組みによる生産性の高い業務執行体制をパートナー会社と一体で構築するものです。
   この中での「閑散線区の保守業務見直し」では、現在移管している業務に加えて修繕要否の判断を含む軌道の検査および修繕をパートナー会社で実施するとしています。そのうえで、設備管理に対する最終的な判断は、当社が実施するとしています。水郡線はこの対象線区です。


(前面ガラス修理中=水郡線営業所)

   これは保守部門の施策となっていますが、設備関係の業務は同じことだと思います。実際、線路の工事も沿線の整備も、ほぼ同じパートナー会社が行なっています。

   ところでパートナー会社は、委託を受けているとはいっても、「
ここは危ない」として自由に業務ができるのでしょうか。基本的には起こってしまったことに対処するだけのように思います。JRは自らは現場で作業作業することもせず、生産性向上のためにパートナー会社の低賃金の労働者を働かせているのではないでしょうか。こうした構造が、鉄道の危険性を高め、乗客・乗務員を危険にさらしていると思います。こうしたあり方にJRの無責任さを感じないわけには行きません。

   3月ダイヤ改正で強行されようとしている常磐線の全線開通も、同じ構造だと思います。「国が安全だから」と言って責任を放棄し、危険かもしれない業務をさせようとしています。
   会社の無責任さは、常に労働者の命を危険にさらしている。日々の仕事の中で、そういうことを痛感します。命を守るために、こんなあり方を変えていきましょう。


常磐線全線開通反対で記者会見

   新型コロナウイルスの猛威が連日報道されています。防ぐことが困難な、大変な事態だと思います。安倍首相は「学校休校」の要請を打ち出しましたが、保護者の方々が大変困惑しています。生活のためには簡単に休むことができない方が沢山いるからです。そんなことにお構いなしに要請を出した安倍首相に、本当に怒りを覚えます。この要請は、世界中からの批判から、安倍首相自身を守るアピールではないでしょうか。



   もう一方で安倍首相は、福島第一原発事故からの復興をアピールするために、常磐線を全線開通させようとしています。JR東日本はこの意向を受けて、3月ダイヤ改正で人の住めない地域に列車を走らせようとしています。
   動労水戸は、労働者や避難者の命を無視して無責任なアピールの常磐線全線開通に反対して、2月28日に記者会見を行いました。



   鉄道労働者として、常磐線全線開通は成し遂げたいことではあります。しかし、今回開通させようとしている区間はいまだに放射線量が高く、避難者が戻れないところです。そこに列車を走らせれば、放射性物質が列車に付着し、乗務員にも検修の労働者にも被ばくが強制されます。こんな犠牲の上に全線開通させることは、労働者を守るべき労働組合として認めることはできません。

   記者会見には、東京・朝日・読売・茨城の各新聞社の記者が参加してくれました。動労水戸からの説明に対して、記者からは電車の床下機器の構造や、車両に付着した放射性物質のデータについての質問がされました。

   こんな大変な事態である全線開通を、JR東日本が急ぐ理由はなんでしょうか?
   安倍首相の意向に従い、嘘を言って招致したオリンピックまでに、原発事故からの復興をアピールするためであることは明らかです。
   実際には、溶け落ちた核燃料の取り出しは先送りされており、福島第一原発の危険性はこれからです。さらに汚染土に埋め尽くされそうな大熊町など、避難者が戻れるような状態ではありません。それでも列車を走らせるのは、労働者や避難者に諦めを強制し、国の命令に従わせることだと思います。



   動労水戸は、これから何十年にもわたって放射性物質と関わらざるをえない労働者の未来を放っておくことはできません。労働者と住民の命を守るために、これからも全線開通反対を続けていきます。
   国やJR東日本の被ばくの強制に対して、諦めない声をみんなであげていきましょう。


https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202002/CK2020022902000138.html

労働者代表選挙への不当介入!

   JR水戸支社の運転職場では、次の労働者代表選挙がはじまっています。動労水戸からの候補者、輸送サービス労組の候補者、会社側の候補者などからの立候補が出ています。

   この立候補と同時に、水戸支社・松本総務部長の「過半数代表者選挙について」という掲示も出されています。
   皆さん。これはおかしな事ではないでしょうか?各事業所の過半数代表を決めることに、事業所とは関係のない水戸支社総務部長が、意見を出しているのです。このこと自体が、会社による不当介入だと思います。
   その中身たるや、冒頭で過半数代表選出の主旨を述べて、「会社は公正かつ適正に」などと述べています。しかし、この選挙で混乱でも起こっているならまだしも、選挙をやる前から会社が意見を挟むのは、まさしく不当介入と言うしかありません。
   さらにこの掲示では、終わりに「気がかりなことがありましたら、現場長、管理者に相談してください」とあります。
   これもおかしな話で、候補者には管理者の方もいます。そうした方たちに相談することを訴えることは、職場の労働者の考えを押さえつけることではないでしょうか?



   JRの過半数代表選挙は、これまでも会社が抑圧した中で行われてきました。グループ会社のMTSでも、「委任状」への署名という形で、過半数代表が決められています。

   会社がこうしたやり方を取るのは、労働者の怒りを恐れているからだと思います。ダイヤ改正のたびに仕事がきつくなり要員が削減され、低賃金のままでこき使われることへの怒りは、職場の中に渦巻いています。これを押さえつけるために、こんな選挙のやり方をしているのです。


(それぞれの職場「右=水郡線営業所で木村郁夫委員長・左=勝田運輸区で国分勝之副委員長」で立候補)

   職場の現状を変えられるのは、私たち職場の労働者自身です。まわりの労働者を信頼し、みんなで職場を変える声をあげていきましょう。

これが会社のやり方か!

   現在会社側は、来年度退職予定者に対しエルダー社員として働くための(勤務先)内示を行なっています。
   動労水戸としては、3年前辻川副委員長に対する不当配転攻撃を激しく闘って以来、現役、あるいはMTS出向からの続行でのエルダーとして取り組んできたところです。
   しかし、今回動労水戸組合員に対し振り出しに戻ったように本人の希望を全く無視したMTSでの「クリーンスタッフ」を提示してきました。


(2017年9月エルダー不当配転攻撃と闘う辻川副委員長(当時)と組合員)

   組合員は誰もが認める「この道のプロ」として国鉄入社以来42年検修一筋で生きてきた労働者です。組合員はもちろん、後輩からの信頼も厚く2012年の検修外注化では仕業検査でMTS出向となり5年間も協力してきました。
   この無情ともいえる攻撃に怒りが収まりません。絶対に許すことはできません。動労水戸はこの組合員にかけられた攻撃を一丸となって闘っていく決意です。


(木更津運輸区前に結集する動労千葉組合員)

   また動労千葉でも木更津支部の花崎支部長に対し、2月15日付で減給1/2と千葉駅清掃に出向というとんでもない不当処分がなされています。
   2月20日緊急抗議集会が木更津運輸区正門前で18時から行われ国分副委員長が参加されました。

(理屈じゃない!労働者にかけられた攻撃に対し、共に闘う決意を表明する国分副委員長)

   花崎支部長は59歳、定年をあと1年というところでの強制出向。館山運輸区時代スト破りはできないと国労から動労千葉に入った苦労人で、いまの木更津の職場でも人望は厚い労働者です。
   この処分に対する団交では出向に出す理由が見つからず、苦し紛れに千葉支社は「本人のステップアップのため」と回答したらしいです。
   そうしたベテラン運転士をいとも簡単に職場から追い出すこのやり方に本当に怒りが絶えません。


(怒りの先頭に立つ花崎支部長)

   動労水戸、動労千葉の組合員にかけられた攻撃は、今日の労働組合解体攻撃と一体のものです。私たちは、一人のためにみんなで闘うことが、労働組合の原点として捉え、組合の総力をあげて闘っていきます。すべての職場の労働者の怒りで、こんな会社のやり方を変えていきましょう。

2月21日の組合差別裁判は延期に

   1月31日に水戸地裁から出された文書提出命令に対し、2月10日に即時抗告を行ったことにより、2月21日に予定されていた裁判は延期になりました。



   水戸地裁の「命令」では、運転士不登用事件での未払い賃金に関する資料の提示では、会社側が算出の額面では争わないとしているので却下。昇進差別問題では、昇進試験の過去の合格ラインや合格者数、組合員の「作文」の提示は認めたものの、勤務成績を記した「社員管理台帳」や、勤務成績を決める「評価基準」の提示は却下されました。


(水戸地方裁判所)

   これに対し動労水戸弁護団は、2月10日東京高裁に対して「即時抗告申立書を提出し、運転士不登用事件に関するものを除いて、昇進試験問題に関しての証拠となる資料・文書の開示を改めて求めました。

   この抗告を行うと、現在審理をしていた水戸地裁から、その上位の東京高裁に判断が委ねられるため、水戸地裁での審理は一旦中断します。次回開催は、本年9月頃となる見込みです。


(東京高等裁判所)

   この動労水戸裁判は2011年9月に提訴し、いまだに水戸地裁で証人調べも始まっていない段階にあり、異例の長期化をしています。組合員の多くが定年退職やエルダーになるなかで厳しい闘いとなっていますが、照沼組合員をはじめ青年たちの将来を左右する問題だけに、絶対に譲ることができない闘いです。
   労働組合として、組合員やまわりの労働者のために闘い続けていきたいと思っています。
   

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動労水戸
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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。
全国・全世界の労働者とともに、外注化阻止・被曝労働絶対反対で2019年も闘います!

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