表には出ない矛盾や事故の蓄積

みなさんおはようございます。
昨晩の「スーパームーン」綺麗でしたね。

しかし、どうにも綺麗には思えないのがJR東日本です。利潤を上げるために、労働組合破壊と労働者への監視と管理だけにはとても熱心ですが、働いている人も乗客も大切にしていません。

ダイヤ改正で労働条件が変わる大子運輸科の乗務員の生の声を、いくつか紹介します。

「泊まり行路が大きくされて拘束時間がとても長くなる。食事を三食用意して乗務することになる。」(田舎ですからお店がありません。)

「大子始発で水戸に到着後、5分15秒で折り返し運転になる。これではトイレにさえ行けない。」

「棚倉泊まりの明けで、大子で折り返し10分でさらにに郡山行く行路も酷い。」

「全体に拘束時間が長くるのは、要員が足りないからだ。交番作成規程自体が間違っている。」



こうした声があがる中で、19日にワンマン機器の故障が発生しています。

325Dでは、大子での出区点検中に2両目の車両の整理券発行機の故障表示。しかしその対応に車掌を乗せることもできず、故障表示が出たまま11分遅れで大子を発車させてしまいました。

途中で表示は消えたようですが、出区前に出た故障に何ら対応が出来ないことが明らかになっています。

332Dでは、郡山で連結のあとワンマン設定をしたものの、1両目と2両目の通信が悪かったようで、安積永盛、磐城石川、中豊、近津の各駅で、本来設定されるべきドアの開閉が違ってしまうということが発生。

そのためすべてのドアが開くはずのところで、一番前のドアしか開かないということになりました。

この対応には、大子の検修社員が夜間に呼び出され、深夜の2時まで検査を行ったとのことです。

両方の件とも、そもそもワンマン運転の前提を欠いていることは明らかです。また、何かあった時には車掌を付けようにも、緊急時の対応が出来ないことも明らかになっています。


(良い仕事を見ると、作った人の力が伝わります。さして有名でもないひたちなか市の稲荷神社ですが、見えないところをごまかしません。)

「職場からも、乗客からも苦情はない。会社の施策に問題はない。」と自己保身で見て見ないふり。上の顔色ばかり見ている人の企業にも、社会にもどんな未来があるのでしょうか?

良い仕事をするためには良い環境が必要です。一人一人の仕事で鉄道も社会も成立しています。良い仕事は、良い社会の土台です。ですから、環境を良くするのも一人一人です。労働組合は、職場の一人一人の力を生かすことで「現実」を変えて行きます。

ダイヤ改正やワンマン化の問題に立ち向かいながら、お互いに一人一人の仲間の存在の大切さをつかみ直したいと思います。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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