国鉄時代から貫いて来たこと

みなさんおはようございます。
いつも動労水戸ブログを見ていただいてありがとうございます。

今日からスペシャルで国分副委員長が、国鉄時代から撮りためて来た鉄道写真を贈って行きます。


(植田ー勿来間。 錦町付近 背景はクレハ工場。485系懐かしのひたち号!)

1970年代、世界的な生産力が過剰になると共に「民営化」と「労働組合解体」が進められました。

それと共に仕事の重心が工業や農業などの生産から、第三次産業(サービス業)へと急激に転換しました。

それは仲間と共に何かを作ったり、成し遂げる仕事の喜びや誇りから、「お客さまの喜びが自分の喜び」として「楽しい働き」を演出して売る労働への転換を伴っていました。

人間が生きることそのものである働くということが、演出として売られる。そこには、生きている人間つまり主体の不在が伴うのです。


(
泉ー湯本 間。現在左側は住宅地。)

生きることの充実感が無いのに、あたかもある様にして売られる訳です。こうしたごまかしを万延させながら、真実の様に演出することがマーケティングとされます。


さて難しい様ですが、このことは特に大企業や大きな組織にいる人ほど、自分の意見を口に出来ない傾向を生みます。

自分の役職や、ルールなどを盾にして自分の実感や本音を明かさない人、あるいは人として何を感じているのか分からなくなる人を増やして行くのです。

こうした人としての実感や喜びの空洞化が、心のしらけを生み、生きる充実感を奪い、希望や夢を奪っているのではないでしょうか?


(植田ー泉間) 

人間の在りかたは、仕事を通して伝播して行きます。生きている全てが、他の人の労働で成立しているからです。

仕事をいい加減にさせない!という労働組合の闘いとは、人が生きること、充実感を取り戻すことに他ならないのではないでしょうか?

国分副委員長の写真を見ながら、撮る人の「撮りたいから撮る」「写したいという気持ちを撮る」という人としての主体性と充実感を感じます。


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非公開
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鉄道労働者
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【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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