自分自身を生きる選択と「社友会」

現在の資本主義社会では、歴史上無かった生産力の実現で豊富な選択肢が用意されています。

人間は消費者とされ、人間の創造的行為が「間違いの無い商品の選択」にある様に思われます。

人間は、右か左か?など絶えず選択しながら生きています。その「間違いの無い選択」が、企業などが提供する枠内での選択にされていることに気が付かないでしょうか?


(国分勝之写真展。1978年1月磐越西線更科信号所付近。吹雪の中の急行「ばんだい」です。当時は常磐線の急行形は453系、磐越西線や東北本線は抑速ブレーキ付の455系でした。)
 
この狭い枠内での選択が全く無力になったのが、東日本大震災であり福島第一原発事故の経験でした。泣いても、わめいてもどうしようもない経験でした。

人々はそこで、一人一人が自分自身の人間としての選択を問われました。多くの友人、知人、家族を亡くし、ふる里を奪われて「生きる意味」を深く考えたと思います。

残された命である自分自身が、何をすべきなのか?もうそこには、提供されたものから選ぶ賢い人間かどうかの基準は無かったと思います。


(1979年ごろの植田ー泉  415系の前身403系。冷房はなし、すべて4両1ユニットで、4+4が一般的な編成でした。)


さて、JR東日本社友会の規約では、労働組合に入っていないことが、加入の資格としてされているようです。

そこでは「賢い選択は、労働組合を脱退すること」として会社から提供されています。

私たちは、労働組合を脱退した労働者が悪いなどとは思いません。むしろ労働者一人一人の選択肢にならなかった労働組合の問題と向き合い、自ら変えて行こうと討論しています。

「自分は社友会に入るつもりはないです。マイプロとかやって自分の生活がなくなりますよね。」と生きることの日常を大切にする青年の選択があります。

その選択を尊重し、お互いに尊敬し合える労働組合になりたい。青年が夢と展望を語れる労働組合になりたい。これを動労水戸自身の選択にしたいと考えています。

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プロフィール

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動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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