コストダウンでサービスカット

 JR東日本では「変革2027」の経営計画によって、人件費をはじめとした大幅なコストダウンが進めれれていますが、これにともない利用者へのサービスも大きくカットさえています。
 この事態にJR職場の労働者からは、公共交通としてとんでもないことだとかとの声が上がっています。


 これまでも水郡線などのローカル線では、切符が買えなかったりICカードが使えないなど、問題がありました。水戸線では、車内がゴミだらけになっているとの声も聞きます。
 またワンマン運転の拡大によって、交通弱者への対応も問題となっていました。

 そうした中で今年3月のダイヤ改正では、さらにサービスカットの問題がおきています。
 常磐線では、普通列車の多くが土浦駅で乗り換えになりまた。土浦駅からの下り列車が5両編成の場合には、グリーン車はありません。土浦から先までのグリーン券を持っているのに、グリーン車に乗れなくなった利用者が出てしまいました。


 また栃木県内の東北線では、通勤帯の列車が8両→6両、4両→3両に減らされたため、利用者が乗り切れないという事態も起こっているとのことです。

 さらに水郡線では、夜間の水戸駅発の下り列車が、客室の蛍光灯が消えている車両を営業運転に使うことも起きました。この車両の不具合は、発車の1時間以上前に分かっていました。それでも何の対応もされずに走らせているのです。


 こうした利用者のことを何も考えず、ひたすらコストダウン追求を進めているのが、今のJR東日本です。「変革2027」を進める中で、社員に対して「鉄道ありきで考えるな」と教育しています。仕事を鉄道ありきで考えないということは、利用者のことなど考えるなということではないでしょうか。

 JRは、国民の共有財産であった国鉄を継承した国策会社です。利用者のことを考えないでいいというのは、あまりにも傲慢な考えではないでしょうか。

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動労水戸
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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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