5・10ストビラ

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常磐線広野~竜田間運行再開に反対します!
5月10日試運転をストライキで闘います


JR水戸支社、労組に6月1日運行を通告

 私たちはJRで働く鉄道員の労組である動労水戸です。
 

 4月17日、5月末に原発事故避難者への「帰町宣言」を行うため「運転再開を要望する」との楢葉町長からの申し入れを受けて、4月22日、JR水戸支社は6月1日からの広野~竜田間の運転再開を労組に通告しました。
 同時に、運転再開に向け、5月10日に試運転を行い、11日から30日まで乗務員訓練を行うという日程を示しました。
 

 JR会社が原発に近づく形で鉄道を再開し、労働者・利用者を原発の不測の事故や放射能による被ばくの危険にさらすことを、私たちは断じて認めません。
 

 試運転が予定される5月10日、私たちはストライキで抗議の意思を示します。
 

 住民帰還と被ばくの強制を進める政府とJRに対し、共に怒りの抗議の声を上げましょう!


労働者・利用者の命と安全に無責任なJR

 福島第一原発事故の現場では、重大事故の再燃と隣り合わせの作業が続けられています。
 原発事故の際の避難計画について、JRはこれまで計画を策定することすらせずに列車を運行し続けてきました。
 

 このような中、2月には子どもを乗せた「ポケモントレイン」のいわき~広野間運行を強行しています。
 

 今回のように放射能がある地域に鉄道を通すことは前代未聞のことです。
 被ばく対策についても、会社は社員に線量計を持たせることはしてきましたが、線量値が異常な値を示した際も「線量計が壊れているせいだ」として問題にすらしませんでした。

 いかなる事態が起こっても、果たして会社は責任を取ることができるのでしょうか?


帰還を強制する鉄道再開はいらない!共に声を上げよう!

 楢葉町内の放射線量は、国が除染の「長期目標」とする毎時0・23マイクロシーベルト(年間1ミリシーベルト)より高い状態が続いています。
 町が主催した避難住民懇談会では、町民から「目標値を達成してから帰還を考えるべきだ」「安心して住める環境になれば、町民は自然とみんな帰る。なぜ帰還を急ぐのか」といった声が相次ぎました(4月27日付 東京新聞)。
 

 政府や自治体、そして今回JRが進める「復旧・復興」や「住民帰還」の動きは、住民の思いや意向を全く無視しているのではないでしょうか。
 鉄道の再開によって、「避難先での生活再建をあきらめろ。線量の高い地域に帰れ」という圧力が高まることは目に見えています。
 

 家族や地域をバラバラにしつつ、原発事故はなかったことのようにしようとする国の政策と、そのために鉄道が利用されることは、鉄道で働く者として私たちは絶対に認めることはできません。
 

 労働者・乗客の命と健康を守るため、妥協なく闘うことは私たち労働組合の社会的使命です。 5月10日、私たちの抗議行動への参加を訴えます!


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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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