取り換え可能な人も労働者もいません!

みなさんお疲れ様です。

川崎殺傷事件で、にわかに「引きこもり」がクローズアップされている一方、大坂さんや色んな「英雄」の活躍も引き立てられています。

何か身近で手の届きそうなところに、普通の子供や若者の出番が無いのかなって思ってしまいます。

大多数が非正規雇用で取り換え可能とされて、少ない正規雇用の枠は、過労死と引き換えにされます。少数のエリート以外には、年金の展望もありません。

それ以前から、失敗しながら忍耐力と努力でつかんだ勘やコツなどが労働現場では無用とされ、タブレットや携帯端末で作業が指示されています。誰でもいつでもできる仕事とされたら、生き甲斐なんか感じるはずがありません。

それが、1990年代から進んだことです。


 (動労水戸は、1990年代は関連事業に排除され、2008年に最高裁で勝ち23年ぶりに全員が鉄道の仕事に復帰した。)

「こうすればうまくいく」とかマニュアルや成功話が流されます。しかし、本当に重要なのは、失敗の経験です。何故なら生きていることって、その人しかできない挑戦と経験を積み重ねているということだからです。

挑戦するから失敗する。失敗しながら新しい創造を生み出す。そこに人としての本当の生き甲斐と価値があるのです。

特に巨大な事故から何を学ぶのかは、大切です。だから、福島第一原発事故について何事も無かったことにすることは、人間として、あるいは社会としての死であると言えます。


(交番検査後の起動試験「火入れ」を待つ)

「変わり身の早さ」を求める社会では、ヒラメの様に上を見ることが処世術になるのでしょう。

しかし、現実は思い通りにならないことや予期しないことに満ちています。何より命には限りがあります。

「取り換え可能」としているのは、そう言わなければ相応な処遇をしなければならないからです。嘘だと言うことです。実際に取り換え可能なら、機械と同じになる。しかし、機械は新たな価値を生まない。価値を生み出しているのは、人間の労働だけなのです。

そこでしか儲からないのです。だからこそ、根本でごまかすのです。

だからもうひとつの真実は、若者や子供たちが目標にしたり、尊敬できる経験を積み、挑戦し続けている労働者が目の前にいるということです。


労働者こそが社会を動かし、自分を生きている。その真実に光を当てられるのが労働組合です。JR労働運動から、労働と労働組合を奪還し自分たち自身の輝きを取り戻しましょう!

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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