「お前がいるから助かるよ!」労働組合の原理

梅雨入り前ですが、猛暑に近いですね。体調管理をお互いに気を付けて、安全第一で頑張りましょう。

みなさんは「ワークショップ」ってご存知ですか?セミナーとは違い、体験型講座のことを言うのですね。

例えば、ロッククライミングをやって見る。自分自身の判断で、岩を登る判断をしなければならない。高所ですし、自分で判断するしかない。


 
(ロッククライミングではありませんが、山登りも磁石や地図の見方など基本が大切な様です。国分さんは、列車ダイヤも地図も良く見ます。)

すると日頃は職場のリーダー格で、偉そうなことを言っている人が情けないことになることがあるそうです。

結局、決められた狭い範囲で通用していることが、そのまま通用しないという経験を学んだりする訳です。

でもそれは当たり前のことです。どんな仕事をしても「餅は餅屋」と言う様に(古い例えでしょうか?)、人はそれぞれ他の人と違う経験を積んでいますし、増して自分の仕事と真剣に向き合って来た人の話は、自分ではできない体験の宝庫ではないでしょうか?

だから、自分の経験だけが凄い、自分だけが大変だという人は、もったいない世界に生きていることになります。

労働組合が面白いのは、色んな人生や経験を重ねて来た人がその経験を語り、今を生きる知恵や力に満ちていることを知ることができることにあります。

そう言うひとり一人の存在と力が、労働組合の力です。本当は、労働者が社会を動かしているのですが、労働者なんか取るに足らないと言って搾り取るこの社会への根本批判が労働組合にはあります。

また、そう言う労働組合でないと力を持たないのだと思います。


 (今や絶滅寸前ながら、国鉄時代小さい体でブルトレを牽引していたED75です。)

国鉄を分割民営化し「豊かで便利な社会を作る」と言われました。労働組合は、「過去の遺物」「働かないための社会悪」とされて葬られて来ました。

実は、その間進められたのは派遣や非正規雇用の全面化「豊かさ」は、青年たちの未来を破壊することで富裕層がより潤うことでしかなかった。

「便利な社会」って、人の存在や経験を無駄なこととして軽くされる社会だった。例えば、大工さんの自動釘打ち機は、熟練や良い仕事を無用にしました。

何かしら困難に当たると、その道の経験者に頼らずともマニュアルがあり、YouTubeを見ればツボやこつまで出されています。

「だから大丈夫。」?本当だろうか?現実の困難や選択とは、限りある自分自身の困難や選択だ。自分でやるしかない時に、本当に力になるのは、精神であり感情、つまりモチベーションこそが決定的ではないでしょうか?

精神や感情を支えてくれるのは、生きた人間であり、実は自ら困難を越えて来た人にしかできないことなのです。


子供たちや青年の活躍の場を奪い「あなたがいるから助かる」と子供や青年に本気で頼まなくても済むと思っている現状を、先ず労働組合から変えることでぶっ壊す時だと思います。

そこに時代への回答がある様に思います。

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動労水戸
性別:
非公開
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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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