世界が揺れている中で確かなもの

「金のあるところから吐き出させろ!」と年金を投機に使い、年金財政も危機だから今のうちに投資しろとあおられています。

年金財政は、支給の展望さえ無い青年労働者からも半強制で取られている。

財政危機からの脱出。医療福祉の充実のために消費税10%でも足りない。消費税に免除はありません。

雇用は非正規雇用で、希望など持てない。しかし、消費やサービスはどんどん煽られる。携帯中毒、ギャンブル中毒で子供たちが日々捨てられているのに、それでも足りないと「カジノが必要だ!」と言う。

一体誰のための国なんだろう。しかし、日本だけでなく世界がおかしいらしい。


 
(水戸駅。折返し引き継がれる常磐線E501&水郡線E130。)

今日のトップニュース。

「20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は初日の8日、世界経済の下振れリスクを点検した。基本シナリオは今年後半から来年にかけ世界経済は回復に向かうというものだが、大半の国が減速リスクとする米中貿易摩擦が激化しており、想定通りの回復が危うくなる恐れも出ている。」

「回復」ではなく「破局の恐れ」ではないのか?世界が過剰と貧困の中で、進退が極まってるんじゃないのか?確かなことが見えない時代ではないのか?

非正規雇用の大半は、努力しても誰も認めてくれない、先の見通しの無い奴隷の様な労働に明け暮れる。

高い学費を払い大学や専門学校で学んだことや、取った資格と無関係な仕事に就くしかない。

努力しても報われない日常って、生きる意味が無くなるってことじゃないのか?出口の無い人生ならば、刑務所だろうと死刑だろうと同じだってならないだろうか?

命の大切さを語ることと雇用と労働の大切さを守ることは一体でなければならないのではないだろうか?


 (木の道を歩いてみよう。跳ね返すでもなく、吸収されてしまうのでもなく、自分の確かな足取りを感じられます。人間は、自然の一部でありながら、自然を対象化する存在です。)

私たちは、確かな足取りを求めている。今一番必要なことも確かな足取りでは無いだろうか?自分自身だけでは見えない確かな足取りは、他の人との関係の中で見えるのです。

仕事・生業を通して人間の本当の関係をつかみ取って行くことは、実は労働者にしか見えないことなのです。人間の労働を、低めることとの根本的な対決が、労働組合の真の役割りではないでしょうか?

動労水戸の裁判で「国鉄とJRは違う。国鉄がやった労働組合敵視(不当労働行為)をJRは引き継いでいない。」と主張していた会社側が、昇進試験の資料について「国鉄から引き継いで廃棄している」と言いました。

その場、その場の詭弁で労働者の存在を低め労働組合を軽く見る。そう言うものが全て揺れている時代に入ったのだと思います。

その時代の確かな足取りを、仲間との信頼を深めながら歩んでいると動労水戸は感じています。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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