おい!一体どこの国の話なんだ。

みなさん。昼も夜も大変な労働の日々、お疲れ様です。

働いていることを誰が認めてくれる訳でもなく、将来も見えない非正規雇用に大半の青年たちを追い詰めながら、この国の政府が言ったことに、



「老後どれくらいお金がかかるのか。金融庁が3日驚きの報告書をまとめた。
その試算によると老後に必要な資金。なんと2000万円だというのだ。
街の人からは『2000円ならあるけど、2000万円は難しい』、『老後までに2000万円は絶対に貯まらないと思う』『今週2でアルバイトで働いているがそれで生活がやっと』といった声が聞かれた。」と報道されています。

しかし、これを批判する政治家たちや労働組合のリーダーは、労働現場で働く青年たちの思いや、怒りの声を本当に分かろうとしているのでしょうか?

会社も、政治家も、労働者の立場に立つべき労働組合も、自分たちの「目的」のために青年を利用して来たのは同じではないのか?

その様な人たちが、人々に深く信頼されることはありませんし、人に生きる力を決して与えないと思います。


 (現場で闘い続けて来た動労水戸組合員)

さて、ここでちょっと見直したいことがあります。「プロ」という言葉です。ラテン語で「先」とか「あらかじめ」という意味があります。

例えば、会社の前進は「プログレス」、その見返りの昇進は「プロモーション」です。

プロという言葉、要注意ですね。会社のために働くこと、自分の思いは先送りすることがプロという言葉には、あらかじめ含まれている様です。

確かに私たちは、「明日からは」「来年こそ」と色んなことを「先送り」します。

そのあげくに「少子高齢化」で「95才までに2000万貯めるために働け」の話です。


 (キスゲ。自然は、今その現場を目一杯生きていますね。その瞬間を人は、掛け替えがなく美しいと思います。)

実は、もっとも愚かなことは、今始めたいことを先に伸ばすことではないのか?大切なことは、今生きる日々の充実を積み重ねることにあるではないのか?

それが3・11の教訓ではありませんでしたか?

実際に現実に仕事をする感覚は、今この瞬間に向けられます。そして、自分が他でもない自分だからこそ、その仕事は価値を持っているのです。

まさに将来でなく、今を生きることの積み重ねが本来の仕事なのです。だから喜びと充実感が無い、苦痛の労働の日々は根本的に間違っています。

それを「先送りする考え方」の根本的嘘を見抜き、ぶっ飛ばすことが大切なのだと思います。

労働者こそ今を充実して生きるべきなのです。それが全ての人の幸福の土台だと確信します。

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

フリーエリア

最新CM

[12/24 Jamesbes]
[01/23 JamesGatte]
[12/25 LenkaErund]
[11/07 CarmenCoacy]
[10/13 StevenADERT]

プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

ブログのご意見・ご感想は↓↓
doromito30th@yahoo.co.jp


【本部事務所】
310-0011
茨城県水戸市三の丸3-1-3
電話番号:029-227-6020
FAX:029-227-6291

バーコード

ブログ内検索

P R