動労水戸情報580号

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集 団 的 自 衛 権 行 使 反 対 !
労働組合は命と安全を守る義務がある



集団的自衛権を許さない!国は国民を守らない

 7月1日、安倍政権は国民の圧倒的反対の声を踏みにじり、秘密保護法や武器輸出の解禁に続き、憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行いました。安倍首相は「国民を守るために戦争が必要だ」と言います。

 
 かつての戦争で国民は守られたのでしょうか?第二次世界大戦では、国民総動員の戦争体制によって250万人以上が死にました。沖縄では20万人、大空襲や広島・長崎の原爆投下でも何十万人もの人が亡くなりました。旧満州国(中国東北部)には20万人の日本人が置き去りにされました。
 

 国民は守られるどころか真っ先に犠牲になり、徴兵制で無理やり戦地に駆り出され、戦争が終わっても生きて帰ることすら許されなかったのです。侵略を受けた朝鮮・中国・アジアの人々も戦争の惨禍を決して忘れてはいません。戦争は絶対に許してはならないのです。
 
 

 安倍首相が「国民を守る」と言うのならば、まず何より14万人にのぼる原発事故避難者や、今も被ばくに苦しむ人たちを全力で守るべきです。戦争責任者の孫である安倍首相は、とんでもない嘘つきではないでしょうか。


被ばく強いるJRに対し、3波のストライキ闘う



 私たちは、安全と住民無視の常磐線竜田延伸に反対し、5・10試運転反対第1波ストライキ、5・30~31延伸強行反対第2波ストライキに続き、6月30日に竜田乗入れ中止を求める第3波ストライキを行いました。
 

 特に5月31日の抗議集会とデモには520名もの参加を頂き、全国からストライキ支持の声が寄せられました。

 原発事故も何ら終息していないし、生活再建のめども立っていないのに、JRはなぜ避難者を帰還に駆り立てるのか?「帰町宣言」もない中、JRは「竜田延伸は復旧・復興のため」と言っています。

 このような会社の施策によって、1日9往復でわずか150人、町役場と福島第二原発の労働者しか乗らない電車を走らせ、乗務員が被ばくを強制されているのです。
 

 命や健康をかえりみない「復興」とは何なのでしょうか?このようなデタラメを、私たちは絶対に許しません。


国鉄分割民営化に反対 筋を通して闘ってきた

 今から28年前の1986年、国民の公共財産である国鉄を金儲けのためにJRとして民営化する国鉄分割・民営化に反対し、私たちは動労水戸を結成しました。

 以来22年間、多くの組合員が鉄道業務から排除され、昇進・昇給はもちろんのこと、あらゆる面で会社から差別待遇を受けてきました。しかし、最高裁判決に至るまですべての裁判に勝ち、今から5年前に全組合員が鉄道職場に復帰することができました。

 私たちは、どんなに厳しい中でも、「間違っていることは間違っている」と筋を通して闘い抜いてきた労働組合です。だからこそ、竜田延伸による被ばくと帰還の強制に対して闘うことができるのです。


労働組合が先頭に立って被ばくと戦争阻止しよう!

 原発事故以降、JRは政府の意を汲んだ「御用資本」として安倍政権を支えています。JRは鉄道の海外輸出を狙っており、社員が被ばくすることより金儲けを優先しているのです。

 楢葉町はまだ人が住んではいけない避難区域であることを認めながらも、JRが竜田乗り入れを強行したのは、政府の意向に従ったからに他なりません。
 

 JRは政府や東電と一体で、原発事故のもみ消しに立ち回っています。原発事故による被ばく問題をはじめ、福島の怒りが爆発したら、安倍政権が打倒されるからです。
 

 私たちは、命と安全を守るためなら喜んで働きます。しかし、労働者や住民を危険にさらすことに対しては徹底して闘います。まして、人殺しの戦争には絶対に協力しません。

 それこそが鉄道員はもとより、戦争で命を奪われたすべての人々の声であると信じています。私たちと共に闘いましょう!
 



動労水戸情報579号

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7月竜田乗入れを中止せよ!

6・30第3波ストライキへ


誰も乗っていない電車の竜田乗入れをやめろ!

 いわき運輸区で働く仲間や、原発事故避難者の反対を押し切って強行された6・1常磐線竜田運行再開から1か月が経とうとしている。
 

 町全体が避難区域になっている楢葉町で鉄道を利用する人はごくわずか。一時帰宅で家に戻るのも、マイカーを利用する人がほとんどだ。仮設住宅から楢葉町まで直接送迎を行うバスを町が運営しているが、「鉄道の再開で送迎バスが廃止されるのではないか」と、鉄道の再開で逆に不便になることを心配する避難者も多い。「利用しているのは役場の職員や、福島第二原発で働く作業員がほとんど。それも、町が回数券を無料で配って電車を使わせているからだ」という話も上がった。
 
 

 竜田まで乗務する乗務員は今も線量計を2つ持って乗務している。高い値が出ても、会社は今までと同じく「機器の誤作動だ」と言ってまったく取り合おうとしない。竜田駅の線量も日々変化している状況の中で、乗務員は自分がどれだけ被ばくしているかすらわからないのだ。
 ここまでデタラメな鉄道運行はありえない!あいまいさなく、ただちに中止あるのみだ。


帰町宣言なき運行再開 支社団交で徹底追及

 6月17日の支社団交では、会社側が竜田乗入れの目的や被ばく問題について、まったくまともに回答できないことが明らかとなった。
 

 支社は当初、「帰町の判断が出れば運行を再開する」と言っていた。しかし、今回の交渉では、「運転再開の目的は復旧・復興のため」と回答した。会社はいつの間にか運行再開の理由を「復旧・復興」にすり替えたのだ。

 楢葉町は避難区域のまま、無人の町であることには変わりはない。「復旧・復興」とさえ言えば誰も反対しないとでも思っているのか!
 会社は、誰も望んでいない運行再開だという事実から目を背け、ただただ安倍政権の「復興キャンペーン」の手先として鉄道を利用していることがますます明らかとなった。


一体いつから私たちは「放射線従事者」になった?

 放射能がある場所に電車を乗り入れることや、線量計を持って勤務することは労働条件の変更ではないのか、労働組合の合意が必要ではないのかという追及に対しては、会社は「放射能がある場所に入るから問題があるとは会社は考えていない。合意は必要ない」と回答。労働者・利用者が被ばくすることがどうして「問題ない」のか!
 

 さらに、会社が被ばくの基準とする「一日1ミリシーベルト・年間20ミリシーベルト」は放射線従事者の基準ではないかという追及に対しては、「放射線従事者だということだ」と回答。会社の施策で私たちは勝手に「放射線従事者」にされているのだ!
 

 このような状況の中で、竜田には今も電車が走り続けている。会社は労働者・利用者が被ばくしようと何とも思っていないということが、今回の交渉ではっきりした。こんな電車は断固ストライキで止めるしかない。


命を守るストライキへ!

 すべての仲間の皆さんに訴えたい。私たち鉄道労働者は日々誇りと責任を持って働いている。それに比べて、この会社の体たらくはどうか。
 

 乗務員の仕事はダイ改のたびに行路はきつくなるのに、乗務員休憩所はますます休めない環境になっている。乗務員にどんどん押し付けられる、所持品に「ルール」、ライフサイクルと勤務評定。その上さらに会社は竜田乗り入れを開始し、乗務員に被ばくを強制しながら電車を運行している。
 

 検修・構内業務を請け負っているMTSは、採用からわずかな期間の不十分な教育訓練のまま、プロパー社員に仕事の責任を押し付けようとしている。勝田車両センターでは、移動禁の取り扱いがJR本体とMTSでバラバラという、安全の根幹に関わる事態まで起こっている。


 「会社の施策が強行された後は、もう諦めるしかない」…あらゆる組合が「常識」にしてきたことだ。本当にそうだろうか?諦めを積み重ねて、その上に新たな労働強化や理不尽な施策が次々とのしかかってくる…みんな仕事が嫌になる一方で、会社は極限まで金儲けを追求し、鉄道の安全はどんどん崩壊してきたのではないだろうか。
 

 労働者が団結しストライキで会社と真っ向から闘えば、この現実は変えることができる。動労水戸は、組合員の団結に賭けて勝利を切り開いてきた。6月30日、私たちは第3波ストに起つ。共に闘おう!

動労水戸情報578号

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全く無意味!被曝強制の竜田乗入れを直ちに中止せよ!

命 を 守 る 第 3 波 ス ト へ!!


 

 2014年6月1日は、JRが命と安全への責任を完全に投げ捨てた日となった。JRは、労働者や利用者のためではなく、帰還強制を進める安倍政権のために、放射性物質が山積みの無人の町に電車を走らせている。一体これのどこが「復興」なのか!


 JRはこれまで、住民が鉄道の再建を強く望んでいる地域(南三陸など)はバスでの復旧で済ませる一方、人が住んでいない楢葉町には鉄道を走らせ始めた。労働者が被曝しながら電車を動かしていることを「原発事故からの復興だ」と喜ぶ人が果たしてどこにいるのか? 

 

 マスコミが大宣伝した「運行再開に住民の笑顔」…しかし私たちが5月31日、「いわき総決起集会」を通して身をもって知った避難者の思いは全く違う。家も田畑も奪われ、「復興」の名の下で原発事故などなかったかのように切り捨てられることへの深い怒り。そして労働組合がリスクを恐れず運行再開に反対していることへの圧倒的支持だ。

 

 労働者と乗客、地域住民の命と安全を守るため、困難な中から立ち上がることこそ、人々の生きる希望になることを、私たちは行動を通して確信した。


会社の「放射能対策」で無知と無責任があらわに

 
 矛盾に満ちた運行強行だからこそ、会社の「放射能対策」には「運行できれば後は知らない」という考えが貫かれている。

 

 乗務員の線量計は、積算線量が会社のパソコンに記録されるというが、どれだけ被曝したのかを本人には知らせない。何年も経ってから発症するような健康被害の原因を追うためには、長期にデータを蓄積することが不可欠だ。しかし、JRの態度は、放射能への無知と無自覚に貫かれている。だから、管理者は「不安があるなら添乗する」などと圧力をかけてくるのだ。
 放射能の脅威は、外部被曝よりも呼吸や口から入る内部被曝がより深刻だ。放射性物質は通常のマスクでは防げないという事実すら無視し、会社は「N95マスク」の配備を拒否している。こんな無責任な経営者と管理者が、不安を口にする労働者を監視しているのだ!

 

 また、会社は枠外訓練の中で、「広野~竜田間運転中の異常時で列車から降りる際、線量計が1マイクロシーベルト以上あった場合は、指令に連絡して車内に待機せよ」と言っている。何が安全第一だ!放射能のある場所に鉄道を走らせること自体が不可能だということを、会社はいい加減に認めろ! 

 
 

 いわき運輸区では、白血病やガンで仕事から離れている労働者がいる。しかし、病院や会社は「被曝との因果関係はない」と言うだけだ。逆に「風評被害をあおるな」「復興にとってマイナスだ」と沈黙を強いられる。被害者と加害者が逆転している。これこそ現在の福島の現実ではないのか。かつての戦争がそうだったように「死人に口無し」だ。労働者が病気になろうが、死のうが、嘘とペテンで逃げ切れると思っている。こうして原発を推進し、事故を引き起こした連中は誰も責任を取らない。


組合の団結でストに起ち運行強行を止めよう!



 今こそ労働組合が本気で問われている。いわき運輸区では何度も職場集会が開かれ、誰もが運行再開に反対している。当然の不安や怒りだ。

 職場の怒りに突き上げられ、東労組でさえ動労水戸の30・31日の乗務員ストの代務ができなかったのに対し、「こういう時こそ会社に恩を売るべき」とスト破りに加担した組合幹部は、とことん腐っている。労働者の命と未来を、目先の利益で売り渡している。

 

 ところで東労組は、国鉄採活動家の強制配転を「組織破壊」として東京地本でスト方針を確立したと宣伝している。本当にストで闘う必要があるのは、命と安全の危機に立ついわきの仲間ではないのか。現場労働者の命のためにストはやらないが、組織温存のためにはストを構える東労組幹部。彼らもまた、青年たちの深い怒りを買っている。

 
 

 動労水戸の10日・30・31日の2波のストと抗議行動、そして520名で集会とデモを貫徹した5・31闘争は、福島の人々から圧倒的に支持された。JR労働者・青年たちからもかつてないほど熱い注目を受けた。

 動労水戸組合員は、鉄道労働者としての信念と仲間への思いを貫いて、目先の利益を乗り越え続けてきた。「動労水戸の選択は絶対マイナス」…だとしたら照沼君や羽部君はどうして明るく、生き生きとしているのか?

 

 今こそ私たちと生きる道を選択し、共にストライキで竜田乗入れを直ちに止めよう!



動労水戸情報577号

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労働者・利用者に被ばくを強制するな!
5・30~31ストライキで闘うぞ!

5・31竜田延伸絶対反対!総決起集会(いわき)へ!




原発事故と被ばくから仲間と住民を守ろう!

 すべての仲間の皆さん!動労水戸は常磐線広野~竜田間運行再開に反対して、5月30日・31日に乗務員を含む総力でストライキに入ります(スト行路下記)。
 JRで働く仲間と利用者・住民、とりわけいわき運輸区で働く仲間を原発事故と被ばくの危険から守るために、私たちのストへの協力を心底訴えます。


 私たちがストで闘う理由の第一は、乗務員・利用者を原発事故の危険や被ばくにさらす会社のやり方が断じて許せないからです。
 

 会社は放射能被ばくをあまりにも軽く見ています。福島第一原発から16キロしか離れていない竜田駅まで電車を乗り入れようとするのに、緊急時の避難や被ばくについてまるで無防備なことが、JR水戸支社との2回の団交の中ではっきりしました。莫大な経費をかけて線路の除染と復旧はしたものの放射能はあるという現実は変わりません。
 

 私たち鉄道員は、自らの安全を守ることは乗客の命・安全を守ることだと日夜奮闘してきました。危険極まりない、こんな無責任な運行再開には絶対反対あるのみです。


無人の町に電車走らせるJRの「復興キャンペーン」

 第二に、今回の運行再開は、竜田駅がある楢葉町の避難区域(福島第一原発から半径20㌔圏内)が解除されないまま行われます。つまり、誰一人住めない場所に電車だけ走らせようというのです。
 

 今回の施策からは、電車を走らせることを「復興と安全のシンボル」に仕立てることが目的であり、それを既成事実として住民に帰還の圧力を加え、政府・東電が行っている補償を打ち切り、原発事故をなかったかのようにすること、そうした安倍政権の狙いも見えてきます。
 

 そんなことのためにJRが一役買い、仲間や乗客が危険にさらされるのは絶対に許せません。


一方的な運行再開に住民の疑問の声相次ぐ

 第三には、原発事故避難者、とりわけ楢葉町民も強く反対しています。
 

 JRが5月10日に突然発表した「6月1日運行再開」には、原発事故避難者、とりわけ楢葉町民からはJRへの強い不信感が向けられています。
 

 竜田延伸に反対する私たちの闘いには、町民から大きな共感と支持が集まっています。町民の多くの人が自分たちの意思と無関係に勝手に帰町が決められ、JRが勝手に走り始まっている(訓練運転など)ことに怒りと不満を持っています。


5・31いわき集会に大結集しよう!

 そして何よりも、私たち労働者は、労働者の団結した力と行動でしか、この事態を打開できないことを多くの仲間にわかってもらいたい。 
 

 いわき運輸区の仲間の切実な声をどうしたら実現できるのか。放射能問題は命の問題、あいまいさは許されません。私たち動労水戸と共に闘いましょう。この動労水戸ストライキはその号砲です。
 

 放射能がある場所に電車を通すというJRの前代未聞の暴挙に対し、労働者は黙って従うのか、それとも立ち上がって闘うのか、多くの人たちが注目し、私たちを応援しています。
 

 5月31日のいわき集会に集まって、全国の仲間と共に声を上げましょう!

動労水戸情報576号

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仲間を見殺しにできるか!
平成採運転士・羽部圭介君が訴える




5月10日試運転強行にいわきで抗議行動に起つ

 JR水戸支社は、常磐線広野~竜田の運転再開に向けて、5月10日試運転、11日からは乗務員の訓練運転を開始しました。

 これに対して私たち動労水戸は、5月10日、組合員の仲間がストに入りいわきに結集し、全国から結集した仲間と共に、いわき駅前で宣伝活動を行いました。いわき運輸区前では会社に対する抗議と、乗務員の仲間への激励の訴えを行ってきました。
 

 翌5月11日の朝日新聞は、抗議行動の様子を写真と石井委員長のコメント付きで報道しました。また、いわきに避難している楢葉町の住民の方々からも、私たちの行動への支持や激励が届いています。





会社は社員も乗客も守ろうとしない

 これに先立つ5月9日、JR水戸支社との団交が行われましたが、会社は現状の認識について、なんと「原発と周辺の放射能は安定した状態にある」と、線路は復旧工事と除染を行い「放射線量は現在運転している区間と同程度(毎時0・21~0・23マイクロシーベルト)となったから問題ない」と回答しました。しかし、組合側が「健康被害は絶対に起こらないと言い切れるか」と追及すると黙ってしまいました。
 

 さらに会社は、「乗務員には積算線量計を必ず所持させ、そのデータは会社が永久保管する」との考えを示しましたが、被ばくの上限値はと追及すると「年間では20ミリシーベルト、1日では1ミリシーベルト」と回答、何の安全対策にもなっていないと反論すると、会社は「危ないところだとは思っていない。不安解消のためにやる」と言うのです。不安解消のため?つまり「気休め」ということか!また、原発事故など不測の事態が起きたらどうするのか、乗務員に周知・訓練しないのかと質問すると「来週から検討する」として具体的な中身はいっさい出されませんでした。
 

 皆さん!こんなことが許せますか。会社は危険だという認識をサラサラ持っていない。危険だと思っていない会社に社員や乗客を守ることなどできるはずがありません。


寝耳に水の「運行再開」に楢葉町民は怒り

また、私たちは楢葉町から避難している仮設住宅を訪れ住民の意見を聞いてきましたが、運行再開のことは誰も知りませんでした。

 町民の方々の声です。
 

 「鉄道が通れば楢葉に帰れという圧力になる」
 

 「線量も高いままなのに、鉄道の再開も帰還も早急すぎる」
 

 「今すぐ戻りたいという人はごく少数」
 

 「帰町宣言も出ていないのに、どうして町長とJRは住民に内緒で決めたのか」
 

 震災の年の10月に運行が再開された広野町でも、戻った住民は3割以下と聞いています。その多くは放射線量が高く危険だと感じているから帰らない、いや帰れないのが実情でしょう。
 

 放射線被ばくは本当に恐ろしい。たとえ線量が低くても空気中のチリに付いた放射性物質を吸い込んで内部被ばくしたら、人体の細胞のごく至近距離からダメージを受け続け、破壊された遺伝子は復元できないため、被ばくした本人のみならず子や孫に至るまで健康被害の影響を受け続けるのです。
 

 放射線被ばくに対する過小評価は断じて許されません。こんな運転再開は断じてするべきではありません。


今こそ奮起するとき 私たちと共に闘おう

 放射線被ばくは一生の問題です。自分だけではない、子供の将来をも奪うのです。「しょうがない」とあきらめられるのでしょうか? おかしいことにはおかしい、間違っていることには間違っていると声を上げましょう。

 楢葉町の帰町宣言に反対している住民は少なくありません。10日の抗議行動を通して、そうした住民の怒りとつながりながら鉄道で働く私たちが本気になって反対すれば、運転再開を阻むことは十分可能だという感触をつかむことができました。

 運転再開に直接関係するいわき運輸区の皆さん。それを取り巻くすべての仲間の皆さん。自らの労組はどう闘うのか。ためらっている暇はありません。動労水戸と共に闘いましょう!

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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