今こそ動労総連合へ!動労水戸青年の訴え①

動労総連合青年部結成の呼びかけ(ダウンロード)

外注化・被曝労働・帰還強制を許さない
正規・非正規、職種の壁を越えた団結を

動労水戸・照沼靖功組合員



【外注化絶対反対のたたかい】

国鉄分割・民営化から30年、選択と集中という国家戦略の下、JRは国の手先となり「人口減少時代における未来の選択」「地方からの撤退」と謳い、公共交通機関という使命を放棄し、徹底した地方切り捨てに突き進もうとしています。

さらに「水平分業=外注化・転籍」に踏み出し、これまでを遥かに超える外注化、まさに第2の分割・民営化を強行しようとしています。

30年前、「国鉄分割・民営化絶対反対」で闘った動労千葉・動労水戸の組合員にかけられた「解雇」「仕事外し」といった攻撃が、青年労働者にもかけられようとしています。

2012年、現場からの声を無視し検修・構内業務の外注化を強行したことで、矛盾が噴き出し、事故が多発しています。

動労総連合の裁判闘争によって、「出向は3年ではなく10年計画だったこと」や「プロパー社員の採用で、待機時間を無くし、運転・誘導業務、仕業検査、清掃など全ての業務をやらせる計画 であること」が次々と明らかとなりました。外注化の目的と言われてきた、「エルダー社員の再雇用の場の確保」もされておらず、退職を余儀なくされる労働者も出てきています。




【被曝労働拒否のたたかい】

また、外注化施策と一体で「被曝労働の強制」と「常磐線の全線開通」が進められています。

2011年3月11日の東日本大震災によって発生した福島第1原発事故は6年が経った今も何ら収束などしていません。

JRは、2011年10月の放射能に汚染された車両の強行移送を皮切りに被曝労働を強制し、常磐線を走らせることで、住民への帰還を強制する国の手先となっています。採算が取れないことを理由に東北の路線は鉄道での再開をしない一方で、最も採算が取れない原発周囲の常磐線は鉄道を走らせ、2019年度末には常磐線を全線開通しようとしています。

福島県民の怒りの声を圧殺し、東京五輪までに原発事故を無かったことにしようとしているのです。このような、労働者や住民・乗客の安全を無視するJRを絶対に許してはいけません。




【私が動労水戸に加入したきっかけ】

そして、このような施策を会社と一体で推進してきたのは、東労組をはじめとする闘わない労働組合です。安全だという理由すら答えられず、現場からの不安の声を無視して車両の移送と検査を強制する会社。そして何よりそのような会社と正面から闘おうとしない東労組に展望を持てず、私は2011年10月に動労水戸へ入りました。

おかしいと思うことをおかしいと言うことの何がいけないので しょうか?言ってもしょうがないと、言う前から諦めていては何も変わらないし、一人では闘えません。そのために労働組合が力を発揮します。

今こそ、一人ひとりが声を上げ、立ち上がる時です!正規や非正規、職種の壁を越えて団結しましょう。動労総連合青年部に結集し、共に闘いましょう。



大子運輸科で1時間の指名スト継続中!

列車を守る検修要員を確保しろ!


大子運輸科の皆さん。検修職場で働く皆さん。

私たち動労水戸は9月26日以降、交番検査の上回り見習いをやっている中村組合員の始業時から1時間の指名ストを行っています。

このストライキは、MTS大子事業所の要員穴埋めのために新たに出向者を出すことによって、JR本体の機動班要員が1名減になってしまうため、中村君の交番検査見習いを中断して機動班要員を確保することを要求して行っています。


会社は責任ある対応をすべきだ。

私たちは今回、機動班が1名減になることから、転勤してくる人が仕事を覚えるまでの間、中村君の見習いを解除して機動班に戻すことを科長に提案しました。しかし、科長からは明確な回答はありませんでした。検修助役もまた判断を避けてきました。
こうした対応を受けて私たちは水戸支社へも要請しましたが、水戸支社は中村君の見習いは「解除しない」と言ってきました。

しかし、現場では日々車両故障が発生しています。臨時修繕に対応する機動班要員を確保することは、鉄道を動かす以上絶対に必要なことです。その要員が1名でも減らされることは、鉄道輸送の責任を軽視することではないでしょうか。

私たちはこれまでも検修職場の適正な要員確保を会社に要求してきました。それに対して会社は「要員は(今のままで)適正である」との回答を繰り返しています。

しかし現場での実際の作業では、機動班が5名いなければできない作業もあります。そうした中で研修や出張が重なり、機動班が2名しかいないということも起こっています。そのため、臨時作業を技術管理担当者が行うこともたびたび発生しています。

こうした綱渡り的な現状を改善していくことは、鉄道の安全を守っていく責任ではないでしょうか。厳しい要員を削ってまで見習い教育をやらせるのではなく、必要な要員が確保されたうえで教育をしていくのが筋ではないでしょうか。


現場労働者の力で検修体制を守っていこう

今回の事態は、業務外注化の推進によって引き起こされています。現場の労働者を分断したことによって、にっちもさっちもいかなくなってしまったのです。MTSの人数を確保するためだけに、JR本体の業務がないがしろになっています。さらに今回のストライキでは、ストライキからの職場復帰後に交番検査の途中から見習いにつくことを指示されています。教育自体も軽視されています。このことで科長に抗議したら「支社が言っているから」という回答です。どこまでも現場の労働を無視した対応です。

機動班の要員が1名減になることを私たちは絶対にあいまいにしてはおけません。これから先の検修体制を守っていくために、動労水戸は粘り強く闘い続けます。皆さん一緒に声を上げていきましょう。

ライフサイクル粉砕!第2波スト 會澤憲一君の訴え



大子運輸科で働く皆さん、本日結集された皆さん、本当におつかれさまです。

私は昨年の12月29日に、2月1日付での駅への配転を打診されました。

科長の言っていることは、支社との団交の際に言われたことの繰り返しです。納得のいく説明もありません。

こんなもので駅に行けるわけないじゃないですか!


会社の本音は「輸送職を育てるのは面倒だが、運転士は次から次へとできるから3年間行かせればいい。そうすれば余計な人件費がかからない。金をかけずに穴埋めができる」ということじゃないですか?

そんなふざけた制度、許せるわけがないじゃないですか!

運転士を3年間も離れてまた一から始める負担など、全く考えていません。


私は最近思います。ライフサイクルも含めて、戦争や外注化・非正規職化など、反対もしないで進められていいのかと。

自分たちだけでなく、未来ある後輩たちのためにも、おかしいことはおかしいと声を上げて、こんなものはぶっ潰さないと、いい未来は残せないじゃないですか!


今、非正規職は4割を超えています。経団連は9割まで増やすと言っています。自分は今は正社員の身分にいますが、このまま行けば将来子どもや孫が非正規職になるのは目に見えているじゃないですか。

何も声を上げずにそうなるのを黙って見ていた…そんな情けない大人じゃかっこ悪すぎるじゃないですか!


私がライフサイクルに反対するのは、自分が行きたくないということもあります。運転士の仕事を大切にしたいということもあります。

でも一番は、先輩が声を上げて、後輩が声を上げられる下地を作らなきゃいけないと思うからです。そして、こういう施策はぶっ潰せるならぶっ潰さないといけないと思うからです。


後輩たちが「運転士になりたいんですけど、ライフサイクルがあるからちょっと考えちゃいますよね」と話しているのを耳にします。そんなのって可哀そうすぎるじゃないですか!


私は後輩たちのために闘っていきたいと思います。そのためにライフサイクルをぶっ潰していきたい。

そのために、ライフサイクルの対象になっている後輩たちが「反対なので拒否します」と声を上げて欲しいのです。


国鉄採の先輩たちには、私のためじゃなくていいですから、東労組の後輩たちのために闘って欲しい。後輩たちの本当の声を聞いているなら、スト破りを受けないで欲しい!

「自分さえよければ」「今がよければそれでいい」という考え方では、会社も社会も本当にダメになります。安い給料で働かされて、戦争にも行かされる…そんな社会になったら、生きていても何も楽しくないじゃないですか!


私は、まずは大子からライフサイクルをぶっ潰すために立ち上がりました。大子運輸科のライフサイクル対象者の皆さん!反対の声を上げ、できるなら動労水戸に結集して一緒に闘いましょう!ライフサイクルをぶっ潰しましょう!

2・8いわきデモへのご参加を!私たちは訴えます!

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私たち鉄道員は、戦争にも被曝強制にも絶対反対です!


被曝強制と戦争動員は一体の問題
 

東日本大震災と福島第一原発事故からこの春で4年を迎えようとしています。
自民党・安倍政権は原発事故と放射能被害の責任を居直り、JR常磐線・広野~竜田間の運行再開、国道6号線の全線開通、そして今年春の常磐道全線開通を推進しています。一切の狙いは高線量地帯への帰還強制のためです。

子どもたちの甲状腺ガンにも明らかなように、原発事故から4年目に入り放射能による深刻な健康被害が現れています。原発事故は何も解決していません。しかし、その事故も放射能被害も「なかったこと」にする。それが、安倍政権の狙いです。

安倍首相は、子どもたちを放射能にさらしているだけではなく、戦争に行かせようとしています。昨年7月1日「集団的自衛権行使」を閣議決定し、今年の通常国会で関連法案を決めようとしています。国民の生活に関わる社会福祉予算は徹底的に削り、消費税や外形標準課税を上げて「防衛予算」を空前の規模にしています。しかも、消費税や外形標準課税は、労働者を非正規雇用に転換すれば節約できるというのです。

すでに明日をも知れない非正規雇用は4割を越えています。しかし、安倍政権のブレーンたちは「日本に正規雇用はいらない」とまで言っています。さらに、896自治体が破産すると言われるように、地方の切り捨ても決定的に進んでいます。
国民を食べられない状況に追い込んで「貧乏人の子どもたちは戦争に行け」というのです。非正規雇用化と地方切り捨て、被曝の強制・戦争動員はコインの裏表です。


国策に最先頭で加担するJR
 

この非正規雇用化と地方切り捨て、被曝強制と戦争動員の先頭を切っている企業がJRです。

JRは、新幹線開業の一方で不採算路線を徹底的に切り捨てようとしています。この3月ダイヤ改正(常磐線や東北線の東京、品川乗り入れ)で、地方の不採算特急削減と運賃値上げを強行しようとしています。千葉や茨城の自治体からは猛烈な抗議の声が上がっています。
同時に、検査・修繕や駅業務といった安全の根幹に関わる業務の外注化を進め、安全破壊と非正規雇用化を徹底して押し進めています。

しかし、徹底した利益優先で労働者と地方を切り捨てるJRが、採算度外視で利用客もいない常磐線の竜田延伸を強行しました。さらに竜田~原町間のバス代行輸送をはじめ、富岡駅舎解体、大野・双葉間の橋梁設計にも着手するというのです。一体何のためなのでしょうか?

それは安倍政権による被曝と帰還の強制に手を貸し、国家的プロジェクトでの見返りを得る。そこに採算度外視の秘密があります。あくまでも金儲けのためなのです。


命と安全の問題に妥協なく闘います!

私たち国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)は、国鉄分割・民営化以来28年間、鉄道を金儲けと国策・戦争の道具にしようとする政府・JRと対決してきました。命と安全を守ることが、私たち鉄道の労働組合の最大の使命です。
私たちは、戦争と被曝強制のための動きに対して絶対反対で闘います。

震災と原発事故から4年目の3月11日郡山で原発再稼働、首切り、戦争に反対する大規模集会があります。被曝と帰還の強制を許さないために、この3月集会に向けていわきでデモ行進を行います。現状に怒る全てのみなさんに支援と参加をお願いします!

7・18弾劾声明 JR水戸支社によるK544の「偽装交検」と郡山回送を徹底弾劾する!(再掲)

ダウンロード

7月18日に出したK544問題に関する弾劾声明を再掲します。
PDFファイルを1枚にまとめて見やすくしました。
内容に変更はありません。

(以下本文)

 さる7月16日、動労水戸と職場の労働者の抗議を無視して被曝車両K544編成の交番検査が強行され、本日郡山総合車両センターに無動力回送され全般検査にかけられようとしている。動労水戸は、JR東日本によるこの暴挙を徹底弾劾する。郡山では、労働者から当然の様に不安の声が上がっていることに対して「勝田車両センターでも交番検査をしたから大丈夫」と説得されているという。冗談ではない。動労水戸の猛然たる抗議とストライキ、職場労働者の不安の声によって「通常の交番検査」など行われなかった。しかし、「通常通りやった」と虚偽の報告がなされている。言わば「交検」をやったことにして郡山に送ってしまえば「向こうの方が空間線量が高いから問題にならないだろう」という発想だ。「水戸では問題になるが、福島・郡山では問題にならない」―ここにこそ福島県民全体を切り捨てる許し難い論理がある。原発10キロ圏の竜田延伸のためのK544編成の運用強行には、国とJRによる福島県民切り捨ての論理が貫かれているのだ。

  そして、さらに許し難いことは、この様な非道を通すために、鉄道会社としてあってはならない虚偽の検査と報告を行っているということである。

 

第一に、K544編成について「通常の交検」など一切やられていないということである。この日動労水戸はストライキを構え、早朝から猛然たる抗議行動を展開していた。その監視の中で午前中には、機器箱も開けない、「絶縁試験」(交検にそんな絶縁試験はない)、各モーター4カ所のカーボンブラシの上1カ所のふたを開けた測定(通常全部測定)程度しかやられていない。ドア検査も無しだ。午後は、制御器の「カム回し」と引き通しのみ。動作試験もブレーキ試験も省略。こんなものが交番検査であるはずがない。

 第二に、それでも水戸支社は「通常の交検をやった」と言い張り、「作業日報」には通常の交検をやったかのように虚偽の記載がなされ、助役の印鑑が押されている。また各編成の「検査台帳」には、計ってもいないカーボンブラシの寸法や絶縁抵抗測定記録が全て記載されている。しかし、ディスクブレーキの寸法の記載はない。車両の床下のチョークチェックを見れば、機器箱の大半が開けられていないことも歴然としている。動労水戸組合員をはじめ現場の労働者が見ている以上、嘘は通らない。この様な虚偽が一端まかり通るならば、それこそ原発事故の道であり、尼崎事故の道ではないのか。「偽装交検」を「通常の交検」と言い張る会社を弾劾するのでなく、他組合もまた「通常の交検」と言い張ろうとするのだろうか。そこに労働者を守り、仲間を守るはずの労働組合が、会社を守る側に立っている腐敗が現れている。

 第三に、被曝車両K544編成の線量について、「郡山の方が高いから問題はない。動労水戸が騒ぎすぎている」と言う会社や他労組の中傷こそが「世界の非常識」だということだ。そもそも空間線量は内部被曝を問題としない基準に過ぎない。より深刻なのは、ホコリの吸引などによる内部被曝にある。しかも、放射能は1年や2年では消えない。セシウムの半減期は約30年であり、およそ人間の感覚では捉えられない影響を与え続ける。実際、2年以上にわたって野ざらしのままだったK544の数値も下がらなかった。その事実に驚愕したJR水戸支社は、放射性物質の存在を認めながら、ホコリの直接測定を拒否し続けたのである。チェルノブイリでは、事故から27年経っても120キロ圏に至るまで放射線障害が出続けている。それが現実なのだ。チェルノブイリのセシウムと日本のセシウムは違うとでも言い張るのだろうか。絶対に軽視してはならない。

 

こうして、やりもしない交検をやったと言い張り、郡山の仲間に一層の被曝を強制しようとすることに我々は絶対反対する。福島の人々は空間線量が高いところにいるからこそ、勝田の労働者以上に内部被曝の脅威から守られなければならないのではないのか。史上空前の収益を上げ続けているJR東日本による、K544編成の違法交検を通じた全般検査による被曝強制に絶対反対し、その廃車を要求する。動労水戸は、福島県民とそこで働く人々と団結し徹底的に闘い抜くことを改めて宣言する。

 

2013年7月18日

国鉄水戸動力車労働組合

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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【本部事務所】
310-0011
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