動労水戸情報607号

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安全破壊・鉄道業務軽視・労働者分断の

エルダー制度・外注化と闘おう!


動労水戸は、「新たな再雇用制度」(以下、エルダー社員制度)について、8月31日に水戸支社と団体交渉を行った。

高齢者の雇用確保が義務化され、エルダー社員制度は実施から8年が経過した。しかし会社はベテラン社員を65歳まで同一労働に就かせることを拒否する一方で全面外注化を進め、当初のエルダー社員制度の趣旨に反して60歳以上の労働者を再雇用先で未経験の業務に配属させはじめている。


団交の最初に、今年度以降の国鉄採用者の退職者数(16年8月1日現在)を明らかにさせた。




ノウハウが生かせない


現在エルダーの行き先となっている会社は26社。会社は4年前の検修構内外注化の際、「実施から10年後に若年出向を解消し、エルダーとプロパーで業務を回していく」と説明してきた。そこで、残り6年間で若年出向を解消できる根拠について、エルダー・プロパー・若年出向者の計画を明らかにせよと要求した。

会社は「グループ会社には来年度退職者のうち8~9割はエルダーを希望する旨を伝え、打ち合わせを行い、グループ会社が採用計画を立てる」「4年間で運転士9名・車両職7名を養成。現在運転士2名・車両職3名を養成中。次期の養成は運転士2名、車両職2~3名を予定」と回答した。

しかし、無計画にプロパーを養成すればエルダーの行き先がなくなると指摘すると、会社は「非常に難しい時期であることは感じている。約10年後にはエルダーがいなくなるので、プロパーも育成していかなければならない」と回答するだけだ。

65歳まで雇用を延長し、JR採用を増やせば万事が解決することだ。全面外注化を何よりも優先しているからこそ、プロパーを促成・濫造しているのだ。
 
勝田車両センターでは、仕業検査10名中、プロパー5名、エルダー2名、若年出向者3名が配置されている。さらにプロパー3名が養成中だ。既にエルダーの入る余地などなく、出向者もいらない状況になっている。だからこそ全く未経験の清掃業務等が行き先として提示されている。暗に退職が強要され、やむなく退職する人すら出ている。

熟練した清掃労働者も誇り高く労働している。エルダー社員が行けば彼らの玉突き雇い止めの可能性もある。とんでもない労働者の分断だ。


「希望は3箇所書け」→提示は1か所のみ


さらに、エルダーを希望する社員に対して、希望と違う職種・勤務地が提示され、退職を余儀なくされるケースも増えていることについて追及した。

会社は「全てが全て希望通りにはならないが、業種・勤務地全てがマッチしなくても、第1希望から第3希望のいずれかで100%近く雇用の場は確保している」と言う。65歳までの職場は確保してやっているのだからつべこべ言うなということだ。 しかし、実際には再雇用先として提示されるのは一か所のみ。選択の余地はない。それが嫌なら辞めろということだ。

動労水戸の「制度の趣旨を守れ!それができないなら外注化を止めて65歳まで雇用延長せよ!」という要求は労働組合として当然の要求だ。


エルダー・青年労働者の仕事奪う外注化許すな


外注化後もグループ会社では人材育成も技術継承もできていない結果、技術が低下し重大事故の多発をもたらしている。 

熟練したエルダー社員がノウハウを活用できない業種に配属される。会社は本体社員をより低賃金で無権利な関連会社のプロパー社員に置き換え、人件費を削って空前の利益を得ている。プロパー社員の配置によって若年出向者がJR本体に戻され、習熟した業務から引き剥がされる。青年たちの仕事を奪って生き残り競争をさせ、最後には「転籍」に追い込もうとしている。技術継承どころか仕事を奪われ分断されているのだ。会社の仕事軽視は命の軽視だ。


外注化もエルダー社員制度もとことんデタラメで既に破綻している。動労水戸はこのような状況を予見して「外注化絶対反対!全ての業務を直営に戻せ!」と闘ってきた。

外注化・無人化の進むドイツの女性鉄道員は「闘わなければ、自分たちの権利さえ守れないわよ!」と胸を張って言った。世界の労働者が同じ課題と闘っているのだ。

外注会社の青年たちも全員をJR本体で雇用し養成すべきだ。本体労働者とプロパー社員は、お互いに仕事を奪い合う競争相手ではなく、団結して全ての仕事を奪い返す仲間同士なのだ。

雇用を破壊し仕事を奪う「諸悪の根源」の外注化に対し、動労水戸と共に絶対反対を貫いて闘おう!

動労水戸情報606号

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被曝労働絶対反対!

7・12原ノ町~小高延伸反対ストに立ち上がる!


苦しむ仲間のことを今こそ真剣に考えよう


みんな知っているだろうか?

7月12日の原ノ町~小高間開通と年内の仙台間開通に向けて、原ノ町に戻される仲間たちが真剣に悩んでいる。大震災と原発事故から5年がたち、職場が変わり避難してきた仲間たちは、子供が生まれたり家を建てたりしている。生活基盤が変わってしまったのに「原ノ町に戻れ」と迫られているのだ。

原ノ町との兼務発令で来ている仲間が所属しているJR東労組は「兼務者集会」をやっているが、地方本部の責任ある役員も出席せず「兼務者どうしで愚痴を言いあう場」でしかないという。東労組は開通も兼務解消もすでに会社と合意しているからそうなるのだ。

組合員の深刻な悩みそっちのけの「たしろ選挙」は、一体誰のための選挙なのだろうか?


会社は動労水戸との団体交渉で「福島第一原発は燃料取り出しが始まり収束に向かっている」と説明した。原子炉の中がどうなっているかも分からないのにだ。除染で出た放射性廃棄物を収めるフレコンバックは、「表面の空間線量率を測定・記録し、環境省指定の10ケタの管理番号を書く」という決まりがあるが、JRの下請け企業はこれらの義務を怠っているという情報もある。沿線のり面の「モルタル吹き付け」は線量のごまかしのために過ぎない。


南相馬の住民だけでなく、子どもがいる社員なら心配するのは当然のことだ。政府が「原発事故の影響ではない」と言う小児甲状腺ガンが173人になった。その子供たちや、親の身になって考えてみよう。そして、労働組合とは誰のためにあるのかについても考えて欲しい。


常磐線全面開通に絶対反対する 


安倍政権とJR東日本は、2020年東京オリンピックに向けて常磐線全線開通を宣言した。7月12日の南相馬市小高区の避難区域解除に合わせた、原ノ町~小高駅の常磐線延伸とは、全面開通・全面帰還による福島県民への補償切り捨てであり、被曝の強制なのだ。 

JR社員の問題は、そのまま地域住民と福島県民の問題になる。自分たちだけの問題に止まらないのだ。


すでに全面開通した常磐道で5月4日に発生した死亡事故は、福島第一原発の脇を通る常磐線で故障や事故が発生した場合の危険を物語っている。 常磐道事故では夜間でドクターヘリが使えず、遠方から救急車が向かったために助かる命も助からなかった。そしてバスの乗客40名など多くの人が高線量に何時間もさらされたのだ。

水戸支社は「複線の片方を道路にして救援に向かうことができる」などと言っている。この事故から真剣に学ぶ姿勢もなく「問題なし」と言っているのだ。

こんなことを了解できる労働組合って、一体何なのだろうか?


常磐線全面開通と全面外注化は一体
本質は労働組合破壊


常磐線原町―小高間開通と一体で、ひたちの牛久駅・神立駅が外注化され、「若年出向者」も出ている。さらに相馬・湯本・常陸多賀の各駅も外注化の対象にされている。水戸支社が原ノ町駅の隣の鹿島駅を「運行再開で小高駅に駅員を移すため」として無人化することに対し、地域住民から怒りの声が上がっている。
 
検修外注化も動労総連合の猛然たる闘いと青年たちの怒りによって交番検査や機動班がJRに残っているが「管理部門をのぞく全面外注化」が撤回されたわけではない。

仙台駅でさえ外注化され、青年たちが出向に出されている。本体労働者より賃金の安い外注会社のプロパーがどんどん採用され、養成されている。エルダー社員はもとより、本体の青年たちの行き先(戻り先)もどんどんなくなるのは当然だ。その先に「転籍」しかないことがこの社会の常識となっている。
 
理不尽極まりない常磐線全面開通と闘わない労働組合は、全面外注化とも絶対に闘えない。私利私欲で自分のことだけを考える労働組合の役員は、組合員と向き合うことなく必ず逃げる。「みんなのため」なんていう嘘をついているからだ。


組合幹部や議員ではなくあなたたちに力がある


真実は、職場で働いている今のあなたたちが一番力を持っているということだ。団結して闘えば現実は必ず変わる。動労水戸はそれを証明してきた。

7月12日、動労水戸はストライキでいわき抗議行動を行う。昨年結成された動労福島は、同日原ノ町駅に登場し、抗議行動に立つ。さらに6月に結成した動労東京は、JR東日本本社前抗議行動(新宿)を決定した。動労総連合は断固として常磐線全線開通攻撃に絶対反対で闘い抜く。

今ならまだ選択の自由がある。動労総連合に結集し、共に生きよう!

動労水戸情報605号

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外注化阻止・非正規職全廃へ

動労総連合で団結しよう!


進む外注化と被曝強制


JRの各労働組合は、会社と一緒になり動労水戸や動労総連合に対抗する動きを強めています。そんな事をしているうちに、外注化や被曝の強制がどんどん進められているのです。


7月1日からひたち野うしく駅、神立駅が外注化され、JR東日本ステーションサービス(JESS)への出向が命じられます。対象社員は約20名です。提案から実施まで1カ月もなく、労働条件の議論さえまともにできないままに外注化が一方的に進められています。さらに、相馬駅、湯本駅、常陸多賀駅、高浜駅が新たに外注化されようとしています。

検修・構内外注化同様「エルダーが入ったら青年の出向は解除する」とされていますが、たとえ出向が解除されても青年の行き場所が急速に無くなる事は誰にでも分かります。

委託駅の数はすでに直営駅の数を上回っています。外注化と闘わずに屈服を続けるなら、働く場所も職場の安全も瞬く間に奪われていきます。外注化攻撃に例外はありません。会社の目指すものはあくまで「全面外注化」なのです。
 
さらに、会社の狙う「出向→転籍」という流れが見えてきています。政府・安倍首相は「世界で一番企業が活躍できる国」を目指し「同一労働同一賃金」などともっともらしい事を言い、日本から正社員をゼロにする考えです。JRはその先頭に立っています。住民の切り捨てと被曝強制のための常磐線の全線開通も、安倍政権の直接の要請なのです。

こうした外注化・非正規雇用化や、7月からの常磐線原ノ町~小高運行再開という被曝の強制と一切闘わずに、動労水戸や動労総連合を敵視する労働組合やその活動とは一体何のためにあるのでしょうか?むしろ同じ労働者として一緒になって闘う事が必要な時です。
 

動労東京をついに結成!


6月1日、JR社員と関連企業3社の労働者が団結して「動労東京」が結成されました。動労千葉・水戸を先頭に、全てのJR関連労働者の団結で全国に動労総連合建設が進められています。

労働者には、国境も企業の壁もありません。同じ労働者同士が団結し、支え合うのが労働組合です。JRの労働者、関連企業労働者は、動労水戸・動労総連合で団結しよう!


MTS土浦事業所 長山俊君の訴え


MTSによる偽装請負、パワハラ、違法労働による労働強化などの法律違反を許すことはできません。しかし、それ以上に僕は自分の人生を変える「キッカケ」と「タイミング」を求めていました。

動労水戸に入ろうと思ったのは、人生を変え、人間(自分)らしい生活を送るためです。動労水戸という闘う労働組合に入り「労働とは何か?」「人生とは何か?」という奥深さを勉強し、身に付けて実行に移す…そうしないと人生を変えることはできないと思ったので、加入する決意をしました。

僕はJRが大好きです。今の会社がグループ会社なのは残念だけれども、清掃を通して人間磨きする「大切さと意味」をも学んで身につけたいと思います。動労水戸は、清掃の仕事も重要だと訴えています。
 
清掃の職場では、車両清掃の全般計画作業報告書の虚偽報告がまかり通り、管理者のパワハラで労働者どうしが潰し合っている現状があります。遺失物拾得の取扱も雑で、「バイト」という名の夜間超勤作業が強制されています。土浦駅の作業所には風呂や休養室も無く、寝具の衛生管理もされていません。労働者に対する家畜同然の扱いを変えられずに、労働条件や給与増額などの改善ができるはずがないと思います。
 
僕は自分が目立ちたいから闘うわけではありません。労働者が本来持つべき権利を主張して行使していくことを目指し、より良い労働現場にしたいのです。

動労水戸に入って、MTS本社との団体交渉にも参加できるようになりました。本社が言う事と、現場で所長の言っている事の違いが多すぎると思いました。現場の状態が全く分かっていません。仲間と一致団結してこの現状を変えていきたいと思います。


参院選東京選挙区は
労働者とともにたたかう弁護士「鈴木たつお」へ!

動労水戸情報604号

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3/23・4/13MTS団交報告(下)

MTSは「コンプライアンス」違反!


前号603号では、水戸鉄道サービス(MTS)本社との2回にわたる団体交渉の中から、

①労働条件変更を労働者・組合に提案しない問題

②清掃業務の要員不足問題

③現場管理者による「指導」=パワハラ問題

④土浦清掃U番の問題

の4点について掲載しました。

今号では、土浦事業所の「バイト」の問題、業務教育を休日に強制している問題について報告します。


無給で4時間拘束強制   

土浦の清掃では、社員と準社員が月に数回、日勤(17時05分終了)後の21時から午前1時まで「バイト」と称する簡易清掃を強制されています。 

「バイト」は本人の了解なく管理者が勝手に入れることが日常化しています。労働者はいつ「バイト」に入れられるか勤務発表まで知らされません。MTS本社は、「バイトとはアルバイトの人がやっていた仕事であり、超勤である」と回答しました。 アルバイトで回してきた勤務形態が、人が足らないからと言って当たり前のように社員・準社員に押しつけられていること自体が、MTSがまともに求人を行う気もないことの現れです。 

またMTSは「日勤終了からバイト開始までは無給」と回答しましたが、これだと「バイト」は超勤ではなくて日勤終了後に別の勤務を入れているということになります。さらに準社員の雇用契約書にはこの「バイト」の勤務については書いてありません。雇用契約書にない業務を強制している以上、MTSは違法企業と言わざるをえません。

「バイト」が終わる時間は終電を過ぎているので、電車通勤の労働者は職場に泊まることを強制されます。「バイト」の翌日も勤務が入れば体力は持ちません。「バイト」が始まるまでの4時間弱の間、給料もつかず職場に拘束され続けているのです。 

MTSは「バイトは超勤」というのなら、17時05分以降の割増賃金を即刻支払うべきであり、超勤として36協定に基づいて扱わなければならないのです。 


「休みの日」に業務教育
 
MTSでは要員不足解消のために必要不可欠な新人教育も、本人が休みの日に無給でやらせるということがまかり通っています。団交でこのことを追及すると、MTSは「教育はOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング=実際の業務をやらせて覚えさせる)」などと言っています。  

しかし、神立駅での新たな業務について動労水戸組合員に「休日に行って覚えてくるように」指示がされ、組合員が「休日手当をくれるのか」と聞いたら、管理者は「付けない」と言ってきました。「休日では行かない」と言うと、「(神立駅業務のある)2D番には就けない。お前のやっていることは背信行為だ」と脅されています。
 
業務教育の実態はこのように労働者の休みに無給の出勤を強制しておいて、できなければ労働者の責任にして「指導」=パワハラを振るうということです。要員不足の原因を会社自ら作っておいて、すべての犠牲を労働者に押し付けているのです。


動労総連合の仲間と共に闘って職場を変えよう!


低賃金・過重労働・パワハラという「三重苦」を解決しなければMTSの労働環境は変わらないどころかさらにひどくなっていきます。要員不足を今いる労働者に押しつけて責任を逃れようとするMTS幹部が「劣悪な労働条件→人が集まらない→さらなる労働条件悪化」という悪循環を作り出しています。
 
団交を通してはっきりしたことは、MTSの幹部にはこうした状況を本気で改善する気がないということです。JRからの天下り管理者は清掃業務を食い物にして高給を取るために、現場労働者を生きていけない労働条件に追いやっているのです。動労水戸はこんな横暴を絶対に許しません。さらに厳しくMTSを追及します。
 
清掃業務をやる人がいなければ、駅も車両もたちまちゴミだらけになり鉄道は止まってしまいます。鉄道労働者の仕事は、例外なくどれが欠けても安全に鉄道を動かせません。清掃労働こそ鉄道の根幹を支える誇り高い仕事です。会社に対する期待やあきらめではなく、労働者自身の団結した力で職場を変えましょう。



千葉支社管内では、CTS(千葉鉄道サービス)の清掃労働者が動労千葉に結集して闘いを始めています。TTS(高崎)・環境アクセス(横浜)でも動労総連合に結集した清掃労働者の闘いが起こっています。みんなの力で職場を変えるために動労水戸に結集し、団結して闘いましょう!

動労水戸情報603号

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3/23・4/13MTS団交報告(上)

パワハラ止めろ!人間らしく働かせろ!


動労水戸は3月23日と4月13日、組合員である長山俊君(清掃スタッフ)が所属する水戸鉄道サービス(MTS)土浦事業所の劣悪な労働条件の改善を要求し団体交渉を開催しました。4月13日の団交には長山君も出席し、現場の実態を会社に突きつけ闘いました。


ダイ改=労働条件変更提案しないのは違法行為!
 
毎年3月ダイヤ改定に合わせて、MTSでも作業ダイヤ変更が毎年行われてきました。

作業ダイヤの変更は単なる作業変更とは異なる「労働条件そのものの変更」です。本来ならば、過半数を取っている労働組合か、それがなければ労働者で選出した事業所の労働者代表に対して、会社が変更内容を説明して合意を得なければならないと法律で定められています。

しかしMTSは「合意が必要な事項ではない」と開き直って拒否しています。その一方、事業所の労働者代表とも変更内容について合意していないことも明らかとなりました。これは明確な違法行為です。


作業に必要な要員数を決めないMTS本社
 
また、清掃業務のJR本体との契約についても、MTS本社の回答は「契約は『出来ばえ』での契約であり、作業ごとの要員の数は定める必要はない」という驚くべき非常識なものです。

作業の種類ごとに作業の量・時間・負担などを精査し、そこから必要な要員数を決める…これ抜きに作業ダイヤなど作成できません。本社も「夜間が足りない」と認めながら、一方で「パートの人数は把握していない」というでたらめな労務管理です。土浦事業所をはじめ現場の要員不足を本社が追認して開き直っているのです。

要員不足の一切の責任は会社にあります。会社も管理者も何一つ責任を取らないばかりか、逆に今いる労働者をさらに酷使することで乗り切ろうとしています。「募集をかけているが応募がない」など当然の結果です。清掃労働をやる労働者がいなければ鉄道は動きません。にも関わらず、重労働に見合わない低賃金とパワハラが横行する職場。こんな労働条件で要員を確保できるはずがないのです。


パワハラをただちに止めろ!本社の「容認」許すな!


土浦事業所では、勤務終了後に所長による長時間の執拗な説教が行われています。職場で横行するこのようなパワハラについて、MTS本社は「本人が『やってない』と言っているので、パワハラはない」と回答しています。パワハラを自白する管理者がどこにいるのでしょうか。

勤務後の長時間説教は明らかなパワハラです。しかし本社は「良い仕事のための指導」と回答しています。「指導」はれっきとした業務なのに、本社は1回目の団交では、「指導」の時間(=超過勤務)分の賃金を支払っているのか「わからない」としています。

賃金も支払わず長時間労働者を拘束するのはパワハラと賃金未払いそのものです。これを「指導の範囲である」と容認して管理者をかばい続けるMTS本社も同罪です。

4月13日の団交では、本社に対して「金を払わない『指導』はすべきではないし、今後は『指導』の際には超勤をつけるようにする」というところまで認めさせました。当然のことです。

しかし「超勤をつければパワハラもOK」ということでは断じてありません。パワハラそのものを断固として根絶するためにこれからも共に闘いましょう!


 
極限的な労働強化の土浦U番は廃止すべき!


ダイヤ改正によって土浦駅折り返しの列車が増加(4→10)した影響で、折り返し清掃のU番作業ダイヤが「15時出勤ー深夜2時退勤」から「8時10分出勤ー深夜2時退勤(拘束17時間50分、実働15時間)」に大幅に労働強化されました。本社は「問題ない」と回答し、管理者は「明けになるんだからいいだろう」と言っています。これこそが現場労働の過酷さを知らない者の言葉そのものです。

清掃の実働15時間とは、屋外での15時間立ち作業です。特に夏・冬は過酷な作業を強いられます。そして疲れ切った体で深夜2時に勤務終了となれば、帰宅時の交通事故の危険性は格段に上がります。電車通勤の労働者は風呂にも入れず物置のような狭い部屋で寝ることが強制されます。このような非人間的な作業・処遇を絶対に許してはなりません。一切は要員不足と職場環境を改善する意思のないMTSの責任です。


MTSでは多くの違法行為と労働者への強権的支配が日常化しています。今回の2回の団交ではこの他にも、日勤終了後の夜に行われる「バイト」作業が勤務表に入っている問題や、神立駅の清掃の教育について「自分の時間で行って来い」という指導がなされている問題についても追及しました(詳細次号)。

金儲けのために労働者に犠牲を強いるMTS本社と、労働者にすべての矛盾を押しつける管理者の横暴を許さず、動労水戸に結集し共に闘いましょう!

(次号に続く)

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【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。
全国・全世界の労働者とともに、外注化阻止・被曝労働絶対反対で2017年も闘います!

【本部事務所】
310-0011
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【平支部事務所】
973-8411
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