ある青年の意見

(ある青年の声)

私は、昨日今日と風邪で寝込みました。しかし、その前から「会社に行きたくない」と夜中に寝たくなくなってスマホを見るなど心が抵抗しています。

過呼吸と風邪が、ない混ぜになって起きられずに辛いです。過労自殺した高橋まつりさんの「明日が来るのが怖くて寝られない」というのは青年労働者にとっての共通課題だと思います。当たり前の生活水準が下がることによって運動の前進にも大きな支障が出ています。


(寒さがましてますがサザンカが精一杯咲いてます!)

労働組合なら、単に健康に働いて生き残るだけじゃなくて、原発廃炉、改憲阻止、社会保障を守るなどの政治的課題への挑戦が求められていると感じます。

「辛いのは仕方ないんだ、仲間の為だ、我慢しろ」では全く心に響きません。

日々の仕事を一生懸命に取り組んでも「お前は仕事が出来ない」とされて精神を病んで悔しい思いをしていました。それでも、追い詰められた労働者がユニオンを信じた時に、巨大な展望が生まれるのだと思います。

労働組合が他の人に緘口令を敷いたり、周りの組合員まで発言できない雰囲気を作ってしまうことは今や絶対悪ではないでしょうか?

 もう、若者は日々生きていけないところまで来ています。 



(一緒に闘って来た先輩から)

世界も、社会も正解はひとつではありませんよね。

しかし、正解をひとつにするために小中高校と努力します。

それから社会にでたら、正解のない問題が問われる。その時、実は自分一人では限りがあり、分かっていない自分であることから出発するのが大切な気がします。

だから人と人が助け合って、正解の無い新しい世界を開いて行く様に思います。私は、君たちの好きなことや嫌いなことが分からない。だから君たちの話がおもしろい。君たちと一緒に生きたいから。

ところが、自分は分かっているという立場で関わると、相手を拒絶し、ぶつかる原因になるんじゃないかって思います。

たとえば昭和の世代の「常識」を当然の前提=正解として若い人を見る。それでお前はこうだ!って決めてしまう。

しかし、今の青年は、違う時代的前提で自分を形成して来た。それは前の世代の前提ではない。

それでもお互いに「分かっている」あるいは「分りあえるはずだ」が先にくるから相手への失望になるのじゃないかな。

世代間の違いが歴然とあり、分かるはずがないことを理解できないと、先輩から後輩たちへのパワハラになる様に思います。

だから労働組合は、一人一人の違いを認めながら、労働者としては上下でなく横一線だということを貫くことで分断・パワハラを越えるのだと思います。


だから、民主労総が言う様に「分かっている」から出発するのでなく「相手への尊重」から出発するのが労働組合運動の基本だと思うのです。

今そのことが労働組合をめぐる一番の課題だと思います。

当たり前の前提なんかみんな壊れている。だから例外を作らず、みんなでしっかり議論し、新しい運動を作り上げて行きたいと思います。


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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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