公表してるだけで5億2300万円の資産を持つ麻生太郎副総理兼財務相。それでも、ご自身の年金はしっかり受け取っていたんですね。「年金がいくら入ってくるか心配したことがあるか、自分の生活として心配したことがあるかというとございません。」とのこと。どれだけ偉いのか知りませんが、ちゃんと労働なんかしたことないでしょうね。麻生財閥は、「麻生炭鉱」以来労働者を食いものにしてきたブラック企業の元祖みたいなもんです。労働者の状態や気持ちなんか分るはずもありません。さてみなさん、職場で会社のやり方の批判なんかしたら一生ひどい目に合いそうですし、仲間と一緒に声をあげるどころかみんな「自己責任」と言われてバラバラにされ、見せ掛けの仲間ばかり。自分を守るだけで精一杯なんだ。ほっといてくれ!って感じでしょうか?ところで、川崎殺傷事件みたいなことは、実は世界じゅうで起きています。日本だとナイフや包丁になりますが、世界では銃の乱射です。世界の青年たちが銃を乱射しながら残した言葉は、「弱者は淘汰されるべきだ。」「人生は全て戦争だ。苦痛でしかない。」「自分を葬り去りたい。」などです。日本の青年たちと同じではありませんか?バラバラにされて、競争にさらされて、結果は自己責任。孤独に自分を責めるしかないのは、世界じゅう同じなんだと思います。みなさんに、もし子供がいて頑張って大学までいかせた。しかし、就職で50社受けてダメで非正規職のレジ担当しか無かったらどうでしょう?借金も奨学金も返せませんね。麻生さんや安倍さんの一族なら、そう言うことはないでしょう。あるいは、子供がアルバイトをして賃金が支払われなかったら、みなさんどうしますか?自己責任だから仕方がないと子供たちに言いますか?非正規雇用とブラックバイトがはびこっています。自分の職場で「しょうがない」とあきらめることが、一体子供たちのためなんでしょうか? (2014年の韓国映画です。2007年外部委託で突然解雇にされた非正規雇用労働者が労働組合を作り復職を勝ち取った実話を映画化しました。労働者が労働組合を作って闘うことが、感動的に描かれていると思います。)金と権力を持つ人々は、自分たちの都合の良いルールをつくり、勝手に変えているのです。みなさんは「朝三暮四」って言葉をご存じですか?サルにエサを「朝三で暮に四つにする」と言ったら怒ったので「分かったでは、朝四にして暮を三にする」としたらサルが納得したという中国の古典から来ています。人をだまし、愚弄することを言います。そう言う、つまらない嘘っぱちの世界に自分や子供たちを置き続けることと、青年たちの悲惨な事件は一体なのだと思います。
リスクや不安は、何事にもあります。だからこそ、決断や選択が人として尊く、真に人の胸を打つのではないでしょうか。
私たち自身の労働と労働組合を取り戻しましょう!