ダウンロード
11・7動労水戸不当労働行為粉砕裁判
パワハラ試験制度を許さない!
国鉄分割・民営化以来のすべての不正を徹底的に追及する動労水戸裁判の口頭弁論が、11月7日水戸地裁で開催された。時限ストに入った組合員や多くの家族が結集した。
この日の焦点は、JR東日本の昇進試験制度だ。この試験制度が始まって以来、動労水戸組合員5名が技量にまったく問題がないにもかかわらず指導職試験に合格しない問題を追及した。これに対して会社側は裁判官も首をかしげるような資料を提出してきた。
作文と勤務成績の評価に整合性なし
そのひとつは本社の人事課長作成の陳述書だ。そこでは、昇進試験の一次試験の合否判定について「(筆記試験の)合格ラインをこえた者のうち作文および勤務成績がいずれも5段階評価の3以上にある者が合格する」「作文または勤務成績のいずれか一方でも2以下にある者は不合格になる」(抜粋)と主張している。
そして原告組合員らの試験結果については、平成21~23年度の一次試験の「筆記」「作文」「勤務成績」の結果を示した。
試験結果は、「筆記」の成績は6つのランクで記され、「作文」と「勤務成績」は3つのランクで記されていた。
しかし、「筆記」の成績はランクごとに具体的にどんな違いがあるのかや、どのランクを取れば合格なのかを会社は示していない。また、ランク付けの客観的な基準(何ができていて、何ができていないのか)もさっぱりわからないのだ。
さらに、「作文」と「勤務成績」は、会社は裁判の当初は「5段階評価」と説明していた。しかし、今回出してきた資料では3段階で記されている。ランクごとに合格・不合格が決まるなら、ランクの数そのものが変わってしまっているのは大問題だ。5段階評価ならギリギリ合格だった人が、3段階にしたせいで結果的に不合格になる可能性もある。それとも、会社にとって「評価のランクは合否とは関係ない」ということなのだろうか。まったく意味不明である。
自分が来る以前のことを陳述する鈴木誠氏
会社は今回の裁判で、勝田車両センター元副所長の鈴木誠氏が作成した陳述書を提出してきた。指導職試験を過去23回不合格だった組合員が、裁判の原告に加わったとたんに合格したことについて、合格する前と後では何が違ったのか説明を求めたことへの回答である。
鈴木元副所長は、この組合員が平成18年に車セに着任してきてからの仕事ぶりをさんざん罵倒し「車両係としての標準的なレベルに満たない」「ましてや上位職(車両技術係)を目指すレベルには達していない」と陳述している。しかし、そうした当該組合員がなぜ突如昇進試験に合格したのか、その肝心な理由は何も明らかにしていない。
それどころか、鈴木誠氏が車セの副所長に着任したのは、平成20年2月である。自分が来る前の当該組合員の言動をさも自分が見聞きしたこととして証言しているのは明らかにおかしい。会社は組合の追及にまともに反論できないばかりか、ウソとしか思えない陳述書を作って出してきたきたのだ。
当然にも裁判長は、
①合否判定の表記が違うもの(5段階と3段階)になっているのはなぜか?
②勤務評価の仕組み
③原告組合員の勤務評価の方法とその結果
④作文と勤務評価の割合について
⑤昇進試験の原データ
など、昇進試験の客観的証拠を出すよう会社に命じた。
JR東日本の昇進試験は、まったく不透明な制度である。それは、会社が組合差別という違法行為を隠し、職場の労働者を競争で分断し、外注化や労働強化に抵抗できない職場にするための道具として、昇進試験を使ってきたからだ。
動労水戸裁判は、昇進試験制度による組合員の不利益を絶対にあいまいにしない。それだけでなく、この試験制度が日常の仕事や技量とは無関係に「管理者に忠実な者」が評価される制度であることを問題にしている。私たちはこのデタラメを職場と法廷の両面から徹底的に追及する。
黙って従えばなんとかなる時代は終わった。仲間と家族を守るために、すべての鉄道労働者は動労総連合に結集しよう!
ダウンロード
解雇撤回!被曝阻止
戦争と非正規職化に絶対反対で闘おう!
私たちが目先の事にとらわれている間に、被曝が強制され、戦争への動員が決められ、雇用と労働時間が根本から破壊されようとしている。
このままで良いのだろうか?私たち動労水戸の主張や闘いは「絶対にマイナス」なのか?深く考える時が来ている。
深刻化している放射線の健康被害
10月13日いわき市のラトブで、動労水戸・いわき合同ユニオン・NAZENいわきの呼びかけで「ふくしま共同診療所報告会」が開催された。
報告会の質疑応答の中で、いわき運輸区では、白血病で亡くなった社員、休職中の社員に続き、「血液検査で3人の社員に異常が出た」と報告された。診療所医師からは「放射線は細胞分裂が活発なところに作用する。骨髄は血液やリンパ球を作るので影響を受けやすい。白血球や赤血球、リンパ球に様々な影響を与える」と説明された。放射線の影響は、100人を越えた子供たちの甲状腺ガンだけではないのだ。
チェルノブイリ原発事故では、甲状腺ガンが4年目から激増している。来年は福島第一原発事故から4年目に入る。被曝による健康被害が出てくるのはこれからなのだ。
JR水戸支社は、竜田に乗り入れる電車の利用率があまりにも低いことから、「誰も乗らない列車は危険」と警備員を車内巡回させている。竜田延伸は完全に破綻している。無意味で無責任な竜田乗り入れを直ちに止めさせよう!私たちの命の問題だ!
職場を越えて団結しよう!
動労水戸は、全ての労働者と団結し命と生活を守る。職場に労働組合がない、あったとしても入ることができないような非正規職やパート・アルバイトの労働者も含めて、誰でも入れる労働組合、いわき合同ユニオンの川俣辰彦委員長はいわき在住の動労水戸組合員だ。
いわき合同ユニオンでは現在、除染労働者の未払いの特殊勤務手当(除染手当)の支払いを求めて団体交渉を行っている。除染労働者も原発労働者も、命と健康をかけているのだから当然支払われるべき金が、元請企業や中間に入る会社にピンハネされ、下請けになるほど払われていない。組合の要求は当然であり、勝利的に進んでいる。
青年の解雇を許さない
また、いわき合同ユニオンには、今年の大学新卒で正社員として採用されたのに、6ヶ月の試用期間で解雇通告された青年が組合に加入し闘いを開始した。
青年を育て養成するのは、社会の責任であり会社の責任だ。一生懸命やってきたのに「能力が無い」の一言で解雇を言い渡された。
会社の労働組合に相談したら、取り合わないばかりか、組合幹部が彼が相談に来たことを密告したことで会社から「ウソつき」呼ばわりされた。会社も闘わない労働組合もとことん腐っている。
「いわき合同ユニオンがなかったらどこに相談すればよかったのでしょうか?」「動労水戸がバックの組合ですから安心です!」と生き生きと活動している。
職場・地域の命と安全、生活を守る!それが、鉄道の労働組合の使命なのだ。JR水戸支社と全ての関連労働者は、動労水戸を選択しよう!
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新記事
プロフィール
ブログ内検索
最古記事
P R