12月4日郡山泊まり明けの320Dでしたが、安積永盛駅を出てからはレールが濡れている状況で、空転や滑走の連続でした。そして磐城石川駅で手前の大内山の登り勾配では、ついに空転による停車となりました。
そこから指令の指示により、線路脇に置いてある砂を線路にまき、45分遅れで運転再開をしました。
この間、車内はワンマン運転のために、乗客だけが取り残されている状況でした。以前から、ワンマン運転では何かあれば乗務員がいない状況になることを問題としてあげてきましたが、これを30分以上にわたって引き起こす事態となってしまいました。
車止めを装着したとはいえ、上り坂を砂を撒きながら列車状態を確認しながらの作業となりました。
(久慈川の脇を通る水郡線。冬期に川を氷が流れる珍しい現象が起きます。氷花・シガと呼ばれます。とても寒いところです。)
職場に戻ってからも、平成採用の人から「乗務員がいなくなるのはどうなんですかね」と話しかけられました。やはり様々な状況を考えたらワンマン運転は無くさなければと思いました。
もうひとつ、郡山運輸区では、平成採の若い部分は東労組を抜けていますが、年輩を中心に30%くらいは残っています。他の運輸区でも会社の「社友会」に一旦入った青年が、今の状況をみて抜けることを助役に通告する動きもあります。
現在大子で運転士をやっている動労水戸の組合員は、会社からさんざんにやられて来ましたが、一緒に生きることでくじけずに会社とやりあってきました。だから青年たちに「くじけずに頑張ってくれ」と話しています。
まだまだ現場労働者はくじけていないと感じています。