「労働組合は労働者の為のもの」 という考え大事に
動労水戸に加入動労水戸・羽部圭介組合員 私が動労水戸に入ったきっかけは、検修業務の外注化問題でし た。この話を初めて聞いた時は、ただ漠然と「何で赤字でもないのに外注化するの?」「職場が二つに分かれる(分断される)のでは?」「問題が発生しても責任の所在が曖昧になって安全の低下に繋がるのでは?」等、次から次へと疑問が沸きだしました。
「偽装請負」なんて事はわかりませんでしたが、仕事がやりづらくなるんだから、やめるべきだという考えにたどり着きました。
正直に言うと、私は労働組合というものにはあまり関わりたくないと思い、距離を置いてきました。それでも「労働組合は労働者のためのものだよな」という考えだけは大事にしてきました。 だからこそ「外注化は労働者の為にならないのではないか? ならば、おかしいと声をあげるべきだ」と考えました。
当時、所属していたJR東労組は、外注化に協力する方針が本部大会で決定されていました。反対意見を言っても、最後は組合員として従わないといけません。自分の気持ちに妥協して組合方針に従うか?自分の気持ちに正直に従うか?かなり悩みました。どちらも間違いではないと思います。
しかし、私は「労働組合は労働者の為のもの」という自分の考えに従いました。「やはり外注化は労働者の為のものではないから反対だ。組合方針には従えない」という事で、外注化反対を訴える動労水戸に入りました。
もちろん、組合移籍の過程で人間関係に影響がなかったと言えば嘘になります。しかし全ては自分がやった結果です。今も東労組の仲間に正直申し訳ないとも思いますが、後悔はしていません。
動労水戸も青年が5人になりました。確かに少ないかもしれませんが、お互いの考えを尊重し、おかしい事には声をあげるという当たり前の事をしていけば、必ず仲間は増えると信じています。