乗務員削減から常磐線全面開通を考えよう

「師走」に入りました。年末おみくじ「大吉」でした!「願い事大部分かなう。誠意をつくせ。」とのこと。動労水戸、縁起が良いみたいです。みなさんにもお分けします。



さてJR東労組水戸地本のビラ配布への利用者の反響が大きく、職場の掲示板に貼られています。深刻な内容です。例えば



「ジパングクラブ」で乗車された高齢者の人だと思われますが「急病人が出て、車掌一人では対応できなかった。二人にして欲しい。」という要望が寄せられていました。

労働組合の働きかけで、この様な要望が寄せられた以上、 労働組合としての責任を果たさなければなりませんね。

さらにJR八王子支社では



 驚くべきことに、動物との衝突事故の亡骸搬出を乗客に手伝わせる事態が起きたことが報告されています。(人身事故の遺体としたことは誤りでした。訂正致します。)

この間寄せられている利用者や沿線住民の不信と怒りは、利益優先の「民営化」そのものへの怒りに高まっているのではないでしょうか。

このままさらに駅が外注化・無人化され、乗務員が削減されることが何をもたらすのか。

この様な事態の中で、福島第一原発の脇の常磐線を開通させることが何をもたらすのか。

労働組合としての責任と行動が問われていると思います。

労働者は一つです。あらゆる分断を越える時がきているのではないでしょうか。

外国人労働者も同じ労働者であり人間です

外国人労働者の受けいれ枠拡大に向け、出入国管理法改正案の乱暴な審議が話題になっています。

私たち労働者と労働組合に取って大切な視点は、みんな同じ人間であり労働者であることです。

非正規雇用の拡大と低賃金労働者の拡大は、大企業の利益を増やしますが、労働者の労働条件と賃銀を悪くします。

ですから労働組合は、外国人を含む全ての労働者との連帯を図って行かなければなりません。

その場合の第一に置くのは、韓国民主労総の連帯の原則「相手に対する尊重」だと考えます。


(牛久入管収容所)

茨城県牛久市にある牛久入管収容所ては、収容所者の死亡事件が続いています。収容される基準も無く、法務省入管局の判断次第で拘禁されます。

家族がいても、生活があってもお構い無しで長期間収容され、強制送還される場合もあります。それがどれくらい酷いことか、同じ労働者であり人間として考えて見るべきではないでしょうか。

11月20日から、収容者約30人がハンガーストライキ(水以外の食事を拒否する)に入りました。ブラジル、イラン、スリランカ、中国、ミャンマー、ガーナ、ペルーなどの人たちです。みなさん、政治的事情や経済的事情で生まれ育った母国を離れるしかなかった人たちです。



(収容所での扱いに抗議する絵)

出入国管理法の緩和による外国人労働者の受けいれ枠拡大の影でこの様な扱いがされるということは「抵抗すればいつでも強制送還するぞ!」ということと一体だと言うことです。

生かすも殺すも、企業と国次第というのは、日本の労働者への政策と一体なのです。許してはなりません。


(収容所内の絵)

動労水戸は、「牛久入管収容所を考える会」と長く連帯して来ました。
みなさんのご支援もお願いします。

連絡先:〒300-2642 茨城県 つくば市 高野 1159-4 田中 喜美子 方
電話:029-847-5338 、FAX:029-847-3495
郵便振替口座:00130-7-90248

メ-ル:ki_ushikunokai@yahoo.co.jp







ライフサイクルで配転させられている青年

年の瀬に入りました。至るところにイルミネーションが灯っていますね。

 

人が動く分忙しくなるのは、鉄道員も同じです。

今日は、組合員からJR東日本の「ライフサイクル制度」で水戸支社の運転士で、上野駅に配転させられている平成採の青年の話が届きました。

東京帰りで、上野駅を歩いていたところ、水戸支社から来ているの青年と目が会いました。

「しばらくだね、元気にしてる」なと挨拶を交わし、仕事の内容などを話しました。



彼は開口一番「ライフはくそですよ!」と言いました。

なぜか聞くと「駅の輸送主任が全然仕事が出来ない。乱れたときどうするのと聞いても指示が出来ない。」とボヤいていました。

駅にはライフサイクルで来た人が多く、仕事はほとんど出来ないと言っていました。そして、「ようやく帰れます。」と嬉しそうに言っていました。

「10月から運用改定があって、特急一人乗務、水郡線ワンマン拡大が強行され、ワンマンは8本拡大されたよ。」と話したら、「そんなに!」と驚いていました。

「車掌はどうなってしまったのですか?」と聞いてきたので、「平日はツーマン、休日はワンマンなので、特改行路で乗っている。来年3月からはおそらく全てワンマンになると思っている。」と話しました。

特急一人乗務は知っていました。私は会社は外注化に向けて外堀を埋めて来て、車掌まで来た。後は運転士だけだと話すと、彼は「そうですね、秋葉原駅も外注化ですから。」と言っていました。

私は「3月には乗務員勤務制度の導入がある。私は反対で闘う。頑張ろう!」と言って別れました。

こうした全ての青年のために労働組合を取り戻す時だと思います!

都庁議事堂レストラン解雇 都労委審問に参加




11月29日、都庁議事堂レストランにおける東京西部ユニオン・Kさんの不当解雇を争う労働委員会闘争に参加しました。動労水戸からは国分副委員長・池田執行委員・西納書記が傍聴に参加。「都庁ふくしま署名解雇を許さない会」呼びかけ人の東京都元教員・根津公子さんをはじめとする支援者の仲間も来られました。

この闘いは、都庁議事堂レストランに勤めていたKさんが、職場での署名活動・ビラ配布をおこなっていたこと、さらには動労水戸が闘う常磐線延伸反対の現地闘争に参加したことを理由として、東京都と都庁議事堂レストランの業務を受託したはなまる資本が彼女に雇い止め解雇を強制したことを争っています。



今回の審問では、当時都庁議事堂レストラン(上の写真の建物)に勤務していた「はなまる」の管理者を証人として、主尋問・反対尋問が行われました。

はなまる側は解雇の理由として、組合結成に向けた動きや政治活動に対する解雇ではないと主張、「(内容のいかんに関わらず)署名活動やビラ配布を同僚が嫌がっている」「勤務態度が悪い」という理由を持ち出しました。

しかし、組合側の反対尋問で、証人はそもそもビラの内容について「読んでいない」と言うのになぜビラを読まずしてどうしてその内容や行為を問題視して解雇にする理由にまでできるのかといった点、さらには内容を「読んでいない」というビラを保管し弁護士事務所に提出までしたのかといった点についての矛盾が明らかとなり、労働委員会側もこの点について関心を寄せ、次回調査期日(1月16日)を入れることとなりました。

労働組合をつくる、あるいは職場の不満や問題点を同僚と共有するために、労働者が会社側に秘密裏に宣伝活動を行うことは、労働者にとって当たり前の行為です。

管理者ならば、そこに重大な関心を寄せ、警戒を怠らないのは当然です。はなまる資本は今回の解雇が労組結成の芽を摘もうとする不当労働行為であるという事実を必死で隠そうとした結果、弁解しようのない矛盾が起こっています。


東京都による原発事故避難者追い出しと福島への帰還強制に対し、まさにそれを指揮する東京都・小池百合子知事の足元において、柿沼さんは自分の職場から仲間を組織し反撃しようと闘いました。この闘いは、茨城・福島において常磐線全線開通・被曝強制攻撃と闘う私たちの闘いと一体です。

職場で声を上げることを雇い止めの脅しで押さえつける非正規職化を打ち破るための決戦に勝利するため、これからも共に闘います。

茨城県議会選挙始まりました!

本日告示、12月9日投票の茨城県議会議員選挙が始まりました。水戸地区選挙区では、東海第二原発再稼働をめぐり東電労組の候補者と脱原発玉造順一候補の勝敗が隠れた争点になると言われています。



本日の玉造順一候補のポスター貼りには、動労水戸から西納書記と国分副委員長が参加しています。
 
出発式には、星野文昭さんの仮釈放を求める賛同人の堀越衆院議員が来ていました。

選挙事務局長は水戸日赤労組の菊池委員長です。

みなさんの応援を宜しくお願いします!

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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