動労水戸組合員差別裁判報告

「常磐線特急車掌一人乗務問題」のJR東労組の勝田駅、水戸駅ビラ配布は、100名規模の動員で大きな反響を生んでいるとのことです。

水郡線ワンマン化から廃止、特急車掌一人乗務による5号車ドア扱い・強制配転との闘いは、来年3月ダイヤ改正に向けてこれからが本当の勝負です。

職場の労働者が力を合わせる労働組合にこそ力があります。それを実感して行く経験が大切だと思います。


動労水戸組合員に対する差別を争う裁判は、動労水戸組合員の利益だけを争う裁判ではありません。会社のやり方に疑問や反対意見があっても、管理職ににらまれると勤務評価が悪くなり昇進試験で差別されることは誰でも気付いています。

JR東日本は、動労水戸組合員を徹底的に差別することで動労水戸組合員が増えることを止めて来ました。それが今や「JR東労組にいると昇進試験に合格できなくなる」とさえ言われています。

職場のみんなが自由に声を上げて行くためには、昇進試験合格の基準を透明にして行かなければなりません。動労水戸は、国鉄採用の組合員への運転士登用差別について最高裁判所まで勝ち抜き、今度は平成採用の照沼君を原告に加えて闘っています。



(水戸地裁の前には水戸城址の堀があります)

 
(堀の銀杏が綺麗でした!)


(リトル観光して水戸地裁へ)

今回のポイントは

①運転士登用差別に対する夜勤・超勤分の支払いについての証拠の「文書提出命令」

②昇進試験についての差別と合格基準についての証拠の「文書提出命令」

③JR東労組のストライキ設定に対する「労使共同宣言の破棄」と動労水戸のストライキ権に対する侵害と不当労働行為。

④動労水戸の平成採用組合員照沼君への露骨な昇進試験差別の実態の暴露。

にありました。


(弁護団の報告会)

照沼君は、勝田車両センターで誰もが知っているほど仕事にも業務知識にも精通しています。

技官という管理部門に7年間いて、何のミスもなく職責を全うして来ました。しかし、彼だけが最下位職のままです。動労水戸に入ったからです。

会社は、あまりにも露骨な差別のために「直接担当している業務は、昇進試験の合否には関係ない」とまで言い出しました。

担当している業務が試験の合否に関係ないならば、何で決まるのでしょうか?



組合への所属であるならば、正に違法な不当労働行為に他なりません。
動労水戸は、真っ直ぐ生きようとする青年へのこの様なふざけた扱いを絶対に許しません。

一人の仲間への不当な扱いを許さす、全員で闘います。仲間の大切さが労働組合の命です。

次回公判は、1月18日14時30分からです。ご支援宜しくお願いします。





水戸は台風の目

昨日15日、今日16日の東労組水戸地本のビラ配布には、東京からも十人以上来ると東労組に残った現場役員が言ってました。以前は「車掌の問題は検修には関係無い」と言っていた車両センターの青年も、この行動に参加するとのことでした。
 
八王子地本も「あずさ・かいじ」がありますので特急車掌の一人乗務化は、「他人事」ではありません。
 
しかし東労組反本部三地本(水戸、東京、八王子)と本部派の生き残りをかけたせめぎ合いも、水戸を焦点に起きていますね。

会社に全面降伏したい本部派も、現場労働者の怒りの前で駅前ビラ配布は認めざるを得なかったのではないでしょうか。このことは、現場労働者に本当の力があることを示しています。

  (動労水戸10月17日勝田駅前街宣)

来年3月ダイヤ改正では乗務員制度が「台湾事故」の様に根本から変えられます。さらに常磐線全面開通による帰還と被曝の強制です。










福島第1原発地元の大熊町、来年5月にも避難指示一部解除へ

旧避難区域に色づく稲穂
帰還困難区域を通る国道6号沿いに設置された侵入防止のバリケード=9月7日、福島県大熊町
 東京電力福島第1原発事故後、全町避難が続く福島県大熊町は来年5月、同町大川原地区で町役場新庁舎の業務を開始する。これに伴い同地区と隣接の中屋敷地区の避難指示を、早ければ同月中にも解除させたい考え。第1原発立地自治体で事故後、初めての住民帰還に道が開かれる。 現在、同町は会津若松、いわき両市に出張所を置くほか、一時帰宅者を対象として町内に連絡事務所を開くなどしている。町は南相馬市で13日に開いた住民との懇談会で、建設中の役場新庁舎を来年3月に完成させ、4月に開庁式を行った上で、5月の連休明けに本格始動させる方針を示した。町としては、その後、避難指示解除に入りたい意向で、大川原地区の災害公営住宅も6月に入居を開始する予定。
 両地区の面積は町の9%に当たる7.01平方キロ。10月末現在、140世帯377人が住民登録しており、全町民の3%程度が解除の対象となる見込み。
 今後、町当局と町議会、地域の行政区長会などが協議し、住民説明会に諮って避難指示解除の時期を固める。正式な期日については国と協議の上で決めるとしている。両地区では4月以降、町民の自宅宿泊を可能にするなど、帰還に向けた取り組みを進めている。


そして来年4月からは「働き方改革」がはじまります。非正規雇用化と過労死がまん延しそうです。消費税も増税。

憲法を変えて国に国民を守る義務は無いけど、国民には国を守る義務があると転換する。なんかインチキばかりじゃないですか?

JRの労働運動は、この時代の大きな流れの中にあります。そして水戸はその台風の目になっています。一緒に水戸から新しい時代を切り開きましょう!

本日14時30分から水戸地裁で、動労水戸組合員差別裁判があります。

11月24日17時30分からは、いわきユニオン青年学習会。

12月16日(日)11時からは、いわきユニオンの執行委員会&忘年会です。


1月14日(祝日)13時からは、動労水戸定期大会が開催されます。終了後旗開きです。

労働者のための労働組合をつくりましょう!

JR東労組のビラ配布行動をめぐる職場の議論

JR東労組水戸地本が、職場からの声に押されて踏み切った「特急車掌一人乗務問題」に対する勝田駅と水戸駅のビラ配布行動は、本部からの指示で、15日の朝は中止にされ15日の夜と16日の朝と夜にやることになった様です。

本部の指示は訳がわからない、と言う現場役員の声が届いています。

現場の疑問や怒りを無視してこれ以上の組合員脱退は避けたいけれど、かと言って会社とぶつかりたくない。JR東労組執行部の動揺の現れだと思います。


(「銀魂2」大入りでしたね。青年の熱い時代を感じました!)

この中で「労働組合は、労働者のためにある。職場の労働者が社会と労働組合の主人公。当たり前の労働組合を青年自身の力で取り戻そう。」と言う大きな動きが始まっていることを感じます。

東労組の青年は、ビラ配布行動に期待しながらも「これで一人乗務やワンマン化を止められるのか?」と語っています。それに対して動労水戸の組合員が「私たちの行動にも大きな反響があった。労働組合として声を出して行動することは大きい。」と励ましています。

自分達自身がやってみて壁にぶつかる。それを乗り越えるために何が必要かをまた考える。ここに発展の可能性があるのだと思います。
それは私たちも同じです。それが労働組合の力でもあると思います。
東労組を抜けた青年の車掌とも、労働組合、労働運動は楽しいことなんだと話しています。彼も、東労組を抜けたはいいけれど、会社の攻撃にこの先どうすればいいのか、不安を持っています。それに立ち向かう労働組合の必要性は理解しています。

問題は、「会社の評価」をどう乗り越えるかがポイントになっていると感じます。これは他の青年も同じです。青年に世界に飛び出せと求めながら、古い支配に縛りつけようとする。


(今度は、なぜかQueen。オジサンたちの熱い時代もありました!)

その縛りを打ち壊したところに新しい関係と世界が見えるのだと思います。跳ね返されても立ち向かう労働組合の団結の中に、可能性がある。

動労水戸は、その様に感じています。


動労水戸水郡線運転士の声。

以前からのワンマン運転でも乗車できるドアがわからずに、ホームを右往左往の利用者がいます。なるだけこうした状況を記録していますが、だいたい一列車で5、6人はいます。

これまでの会社との交渉で、会社は「周知されている」といい続けていますが、利用者の困惑をまったく理解しようとはしていません。
 
郡山から大子までの列車はあらたにワンマン運転拡大された列車でした。
この列車では、やはり乗車できるドアがわからない利用者が複数いました。また、この列車は大子が終点のため、水戸までの乗換を聞いてくる利用者もいました。

さらには高齢者の利用者は、「運賃表を確認しろと言われても、高いところにあって見えない」との話がされました。私も初めてのことでしたが、確かに腰の曲がった高齢者には運賃表を確認するのは困難なことでした。

車掌がいたらこの様な苦痛を強いられることはなかったはずです。これも交通弱者を苦しめるJRの姿だと感じます。やはり車掌を戻さなければなりません。

(茨城の秋晴れ)

一方でこの日、水郡線営業所でサービス推進委員会の会議が開催されています。こうした現状など議論にされているのか、おおいに疑問の残るサービス推進です。
 

16日は、動労水戸裁判とストライキです

木村書記長から出された組合指令です。

おはようございます。
訪韓闘争を終えた石井委員長は、昨夜無事に帰ってきました。
 
16日の組合差別裁判闘争の取組について、以下指令として内容をお伝えします。各職場での組合員への周知を、よろしくお願いいたします。
 
【スト対象者】

水郡線営業所

・運転士1名       B304行路
   始業時から終業時まで

・日勤者1名
   11時から終業時まで

勝田車両センター

・日勤者6名
 
    12時から終業時まで
 
以上の8名が対象となります。
 
【行動】

・水戸地裁公判
       13時45分結集
・総括集会
   公判終了後、本部事務所
 
〇勤務以外の組合員は、傍聴闘争への結集をよろしくお願いいたします。

                                                   
以上


マスコミや大学の研究生などにも注目されていますが、みなさんの支援も宜しくお願いします。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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【本部事務所】
310-0011
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