一人一人の労働者がいて職場と社会が動いています

12月19日東労組臨時大会を目前に、動労水戸の組合員から職場の青年たちの声が寄せられています。

労働者の歴史とその発展を信頼し、あらゆる分断を越え「労働者はひとつ!」になる時ではないでしょうか。


(動労水戸、東労組、国労、無所属、例え労働組合が違っても、ベテランも青年も一人一人の労働者がいて、職場と社会が動いています。)

・土浦運輸区で行われていた労働者代表選挙は、助役が当選したそうです。東労組の立候補者と大差は無かったようです。7票差という人もいました。

これで東労組が過半数を割って無い運輸区は、勝田運輸区と水戸運輸区だけとなりました。聴くところによると、勝田運輸区には毎月のように総務部長などが来ているようです。

更に、勝田運輸区では28日に大忘年会が予定されていますが、総務部長が参加することになったそうです。それなら行きたくないと言う声も出ています。

一体誰が 招待したのでしょうか?
勝田運輸区の東労組過半数割れが目的の様に思います。


(辻川副委員長撮影。交流20000Vの架線電圧を断路機で切れ入れし、検修労働者、清掃労働者の作業安全が守られています。)

・勝田運輸区の青年と話しました。

「臨時大会、水戸としてはどうするつもりなのかな?今の本部のいうことの先に将来があるのかだよね」と言うとうなずいて「現場の組合員の怒りの方を向かないのはおかしいと思います」と言ってました。

私が相づちをうって「水戸で車掌1人乗務問題で100人規模でビラまきやったのは大きいと思うよ」と言うと彼もまたうなずいていました。


(E491の修繕風景。先輩の仕事を見て学び、やって覚えます。)

・東労組の青年の踏ん張りは、国労の労働者にも影響を与え始めています。

国鉄採用最後の国労組合員は「国労の集まりでは、現役がいなくなるのをどうするんだの話ばかり」「東労組だってビラまきとかやったのになにもできない」「自分としては、会社に対抗することをしなくてはならないと思う」と話していました。
余りこうしたことを言ってこなかった人です。変化が出ています。

誰かが頑張り出すと、周りの労働者が力を得ることを感じます。

東労組の青年役員も明るい感じでした。地本の態度が決まったのではスッキリしたと思います。

結果はどうあれ、やはりくじけずにですね。

合理化は進むよ。どこまでも

現場組合員から、線路の曲線速度制限変更の報告が届きました。労働組合を無視し、利用者にも明らかにすることも無く…

「合理化(線路)は進むよどこまでも~♪」古い歌を思い出しました。(昭和~ですみません^-^;)



(水郡線運転士から)

お疲れ様です。
水戸支社は、水戸支社管内の常磐線、水戸線、水郡線の特認曲線(線路の動揺検査が必要な曲線)解消に伴い、速度制限標識の変更されます。
実施日は12/21からで、新たな新設や廃止・撤去、変更されます。
基本的には水郡線では、制限速度は下がります。それは今まで線路の動揺検査は月1回やっていたものを、3ヵ月に1回になるようです。要するに、検査周期が長くなり、線路の磨耗を減らす為に速度を下げる対策であると考えます。やがて動揺検査は列車で測定するようになるらしいです。
これは安全性の低下と合理化の施作です。


【E501系いわき駅】

(常磐線運転士から)

特認曲線とは、線路の曲線に対する制限速度のうち、本来こうあるべきという速度から+5キロ程度高い速度で走っても良いとした曲線です。その条件として、通常3ヶ月に一度検査する(管理といいます)ところを1ヶ月に一度検査することになっていた。
常磐線ではたしか2~3ヶ所、水戸線では2ヶ所該当し、これまでよりも5キロダウンとなります。したがって標識も新設または改めらます。
理由は言われている様に、メンテナンスをこれまでよりも薄くするということでしょう。


【勝田車両センター屋根上検査風景。勝田車両センターでの再雇用を拒否された辻川副委員長撮影。】

(勝田車両センターから)

保線の合理化によって、こういう状況になってる訳ですね。
ちなみに、制限速度が下がったら、遅れが出たりしないんですか??

(水郡線運転士から)

そうですね。本来なら運転時刻も変えないといけない。

会社はそうしないので、運転士に定刻運転の負担を一層かける事になります。ワンマン運転や特急車掌一人乗務に加えて経費削減優先で、安全の危機がジワジワと進んでいます。そこを、運転士(労働者)が自分の技量でカバーしろということになります。

(水戸線を運転している運転士から)

水戸線2箇所の変更は14日から変更になりました。
    岩瀬上り場内先に制限75が設置されました。今までは95で進入。昨日運転778M羽黒〜岩瀬運転時分3分でギリギリです。30秒遅れました。
    指導には運転時分が足りないのではないか。運転士試験の時はどうなのか聞いた所「今までもギリギリだつた。運輸部に上げておく。」と回答しました。
    水戸線は全列車がE531系に、ワンマン化と列車運転区間の短縮が図られています。



営利優先・安全経費削減のつけは、労働者と乗客、地域住民が払わされる訳です。尼崎事故を忘れてはいけない。


(そして動労水戸高野交渉部長から)

プレス発表されました。ダイヤ改正日は3月16日土曜日です。列車の削減もあるようです。
組合の提案はもしかしたら、来年になるかもしれないとのことです。

鉄道労働者と労働組合が問われています。。JR西日本でも「見直し」せざるを得なくなっています。

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1211/mai_181211_3976773263.html

12月19日の臨時大会に向けて対立が激化するJR東労組

JR東労組は、年末12月19日に今年3度目になる大会を開きます。
その最大のテーマは、水戸、東京、八王子地本執行部を「組織破壊者」として叩くことにあります。

本部は、3地本側がネット上で出している「真実の声」について「組織破壊である見解を発出すること」を全地本に求め「12月15日」を期限としています。さらに大会前日の執行委員会で、報告を審議すると言っています。

またJR東労組青年部は「真実の声は匿名だから嘘である」と言っています。

それに対して、水戸地本の串田弘史JR東労組前中央執行委員が、12月12日に「真実の声」に実名投稿しました。そして、水戸地本の掲示板に、一斉に張りだしたのです。
  (職場の掲示板に張り出された串田東労組前中央執行委員の文章)

臨時大会を前に本部の「組織破壊者」規定に対して、会社幹部と秘密会談をしている本部こそ「組織破壊者だ」と反論しています。

つまり、大会を待たずに全面対立になり串田前中央執行委員をはじめ、3地本の執行部そのものが「統制処分」「凍結」→本部からの「再建」に入ることが不可避になっているということです。

つまり分裂も辞さない腹を決めたところに「串田文書」はあると言うことだと言えます。

水戸、東京、八王子をめぐる攻防は、そのままJR東日本の大合理化・労働組合破壊との激突です。

その中で常磐線全面開通問題を抱える水戸が、台風の目になっているということが明らかです。

本部側も、3地本側も必死の生きのこりを図っていますが、東労組の実体は3地本の側にあります。

問われているのは労働組合とは何かという問題です。串田前中央執行委員は「常に答えは職場にある」と教えられたことを信念にしていると語っています。

より深めませんか。職場労働者一人一人の声と存在の中にあるのではないですか?一人一人の声を要求に束ね、みんなの力で実現する。それが労働者のための労働組合の基本です。



ストライキは、労働組合ができる前から労働者が団結する手段でした。ストライキを構えたのが間違いでなく、職場の労働者に必要性を真剣に訴え、本気で構えなかった足元をすくわれたのではないですか。

乗務員制度の根本転換が、東京の運輸職場大再編と一体で出されています。特急車掌一人乗務と水郡線ワンマン運転拡大が、要員問題・行路問題として具体化するのは来年3月ダイヤ改正です。

ここで闘えなければ、職場労働者も、地域住民の信頼も失うことになります。共に闘いましょう!


命、安全、生活が売られています

応募の結果、今年の漢字は「災」に決まったそうですね。台風や水害や地震、確かに多かった感じがします。しかし、それもどんどん忘れて、次の話題に引かれてしまうのも事実です。


(福島第一原発3号機。見かけが変わると忘れる効果も大きい。)

ところで人が忘れやすいことを利用して、保育、医療、介護、学校から水や農地、種まで企業が支配し、全てが金儲けのネタにされることが進んでいます。

民営化は、命、安全、生活という人が生きること自体を儲けの対象にします。健康被害さえ、クスリ漬けにすることで新たな投資対象にされます。放射能にクスリ漬け。食べ物は農薬漬け。人間はどうなるんでしょう?

金に支配され、金で人を支配するこの国の支配者たちは、国民を食いものにしていることに気付かせない様に常に新たな敵を作り、不安を駆り立て、国民同士を対立させます。なかなかやり方が上手い。


(寄り添うドングリ!国分副委員長撮影。)

彼らが悪いと言った人たちが居なくなっても、何も良くはなりませんでした。私たちを苦しめている原因はそこに無いからです。

国や会社、あるいは組織が作った敵を、一生懸命叩いて安定するのはその支配者だけです。

動労水戸は、国鉄の民営化に反対して今も闘っています。それは、自分たちの主張の正しさを示すためでなく、労働者として、人間としてお互いの中に生き合うためです。

だから仲間が大事です。大事な仲間は労働組合を通してできる。

限りある命を、相手の中に生きることで人が生きたことが継承され、ひとりの限界を突き抜けて行きます。信頼できる仲間がいることの喜びは、血縁をも越えます。

労働組合が存在し、決して解体されないのは、そこに人として奪うことのできない、人間関係本質があるからです。

命と安全と生活に軸を置き、仲間の中に生きる。だから特急車掌一人乗務・水郡線ワンマン運転・外注化絶対反対であり、原発絶対反対なのです。

そうして労働者は、金の支配と分断を越え、全ての人々を引き寄せて行きます。だから、労働組合は面白いし、はまる訳です。

それを韓国民主労総が証明しています。


(動労水戸。おやじ二人の背中。徳島市鮎喰川岸にて。)

特に青年のみなさん、動労水戸にはまりませんか?一人一人の力を持ち寄って「災」を「福」に変えましょう!

12月16日 (日) 「 被曝と非正規雇用と闘ういわきユニオン」忘年会があります。

13時から、動労水戸平支部事務所です!

労働組合は労働者のために(特急5号車ドア開閉問題)

みなさんお元気ですか?

JRの関連会社MTSでパワハラにあって、職場を去った青年の未払い賃銀「当然払う」とのことでした。良かったですが、問題は解決していませんね。

本当の解決の道は職場の青年たちが手をつなぎ、労働組合で立ち上がることです。パワハラはできなくなります。動労水戸に相談して下さい。

ブログを見て電話をくれる人も増えました。特急車掌一人乗務化を知り、頑張って欲しいと言う内容が多いです。


(昨日の雨上り。空がきれいでした。)

特急車掌一人乗務と一体で、「5号車でのドア開閉扱い」が進められています。

通常電車のドアは、乗客の安全確認のために最後尾で車掌が扱います。日本の都市近郊電車は、朝夕ぎゅうぎゅう詰めの上10両15両ととても長い編成が特徴です。

車掌さんは、モニターと目視で乗降客の安全を確認しています。常磐線の特急657系は10両編成です。


(常磐線657系特急電車)


会社は「一人乗務とは関係無い」と言っていますが、車掌を一人にしたために最後尾での開閉が困難になることを予想し「5号車での開閉」を指示しています。

電車に詳しいみなさんだけでなくても、5号車の窓から顔を出し列車の前後の安全が十分確認できるかどうか分かると思います。

非常時に、最後尾ならば「防護無線」を発報して付近の電車全てを止めることが出来ます。しかし5号車にはありません。

万が一がベビーカーが挟まったり、転落や転倒あっても列車が止められないことになります。

JR東日本は、この様な重大な変更を「車掌執務基準」と言う大もとの規定を変えずに、その下の「作業要領」と言う現場規定を変えて進めています。

本来の車掌業務はこうだけど、現場では構わない。水郡線ワンマン運転も同じです。「安全のために車掌は必要」でも「ワンマンだから仕方がない」「特急車掌は二人必要」だけど「一人だから仕方がない」…「5号車でのドア開閉もできる」後は現場の判断でやってもらう。

それが動労水戸の団体交渉での回答です。

みなさんどう思われますか?


(事故の責任は、効率化に走る会社にある。組合員を守ってきた先輩たちの闘いです。)


12月19日JR東労組は、臨時大会を開き水戸、東京、八王子の三地本に「会社への降伏」を求めています。

私たちは、職場からの当然の疑問や怒り、利用者の安全の危機と不安の声を差し置いて労働組合運動は成立しないと考えます。

特に職場のみなさん!動労水戸と一緒に全てを、根本から変えて行きませんか。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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