8・29いわき行動ビラ(裏)

ダウンロード



戦争・原発・非正規雇用 絶対反対!


(続き)
第一原発は今も危険な状態にあり、安心して暮らすことなどできない。近くに病院も、スーパーもない。こんな状況のなかで、楢葉町は「帰町宣言」をするのか。安倍の強引なやり方に追従して、住民に帰還と被曝、家族離散を強いるのか。


●常磐線全線開通=被曝強制を許さない

昨年9月、国は国道6号線を全線開通させた。しかし、放射線量があまりにも高いので、「窓は開けるな。降りるな。バイク・自転車と飲食は禁止!」こんな危険な道路を、なぜ開通したのか。
JR東日本は、安倍の帰還政策の手先になっている。年間5.2㍉シーベルトを超える「放射線管理区域」に匹敵する地域に列車を走らせ、内部被曝も無視し、労働者と住民を被曝させようとしている。JRは連続重大事故でも明らかなように、労働者・住民の命より利益を優先している。それなのに、常磐線では採算を度外視している。
動労水戸は被曝強制を絶対に許さない。JR常磐線の全線開通⇒避難指示解除⇒帰還強制の攻撃に断固反対し、再びストライキに立ち上がる。


●怒りを一つに、団結して闘おう

安倍は福島の現実にフタをして、原発再稼働へと突き進んでいる。
いまだに12万人に及ぶ人々が避難生活を強いられ、県内の「震災関連死」は認定されただけでも1884人、放射能の影響で小児甲状腺がんを発症している子どもはすでに127人と増え続けている。極めて深刻な事態だ。原発の汚染水は漏れ続け、事故は収束の目途すらつかない。それなのに安倍は何の責任も取ろうせず、福島よりも東京オリンピックを優先し、新国立競技場は2000億円もの巨費を投じる。本当に許せない。怒りを一つに、共に団結して闘うときだ!


●ゼネストで、社会を変えよう

安倍の戦争法強行の攻撃に対して、全国で「安倍打倒!」の闘いが巻き起こっている。労働者を使い捨てにする労働者派遣法改悪、残業代ゼロ法、解雇自由化に、労働者の怒りが湧き上がっている。
労働者があらゆる「阻止線」を越えて労働組合をつくり団結して闘えば、戦争をとめ、原発をなくし、社会を変えることができる。労働組合が軸になり、ゼネラルストライキを実現しよう!
8.29いわき集会&デモに、みんなの思いと怒りを集めよう!

動労水戸情報595号

ダウンロード



鉄道業務全面外注化=「第2の分割民営化」狙うJR

JRは全労働者を本体で雇え!


会社の狙いは全業務の外注化・子会社化


7月1日、JR東日本は駅の全面外注化に向け、水戸・千葉・高崎の各鉄道サービス会社の駅業務部門を「JR東日本ステーションサービス」(JESS)に統合し、労働者の転籍と出向替えを開始した。これによってJESSは首都圏7支社の駅業務を請け負うことになった。



JESSは、13年4月に設立されたJR東日本100%出資の子会社だ。さらに、東京・横浜・八王子・大宮の各支社では、検修・構内業務を請け負うJR東日本運輸サービス(JETS)が12年12月に設立されている。JESSもJETSもJR本体業務を請け負うためだけに作られた会社だ。
 
JR東日本は、これまで国鉄分割民営化以来行ってきた保線・電力・信通・建築・機械などに加えて、検修構内・駅・車掌・運転士まですべての鉄道現場を本体から切り離し「金儲け」に徹して行く。本体の枠は限りなく狭くなるのだ。

会社が狙っているのは「第2の分割民営化」=鉄道業務すべての外注化・子会社化だ。他の鉄道会社でも、今年5月27日には相鉄ホールディングスが子会社に出向中の社員207名に対し、労働条件改悪の転籍か、さもなければ早期退職かの選択を迫っている。
 
JRの全面外注化は全社会的に進められている動きと一体だ。「今が良ければ」「自分が関係なければ」と考えているうちに、社会全体が逃げ場のない取り返しのつかないところに追い詰められていく。安倍政権の「戦争法案」同様、他人事だと思っているうちにとんでもない事になる。無関係な人は一人もいないのだ。
 

労働条件最悪のJESS


JESSは、JR本体で雇い止めされた契約社員やグリーンスタッフをより劣悪な労働条件で雇い入れ、各鉄道サービス会社から転籍になったプロパーとJR本体のエルダーを加えて構成される。各鉄道サービス会社は、プロパー社員に対し「JESSへの転籍に応じなければ清掃業務に行くことになる」と恫喝し転籍を強要している。

JESSは昇級が5年目・10年目・15年目の3回しかない。しかも1回の昇給額はわずか月5千~8千円だ。20万円未満で一生働かされることになる。

安倍政権が進める派遣法改悪と一体で、JRは労働者を一生低賃金の非正規雇用におとしいれようとしている。それは日本だけでなく世界中で進められている。世界の労働者と労働組合の共通の課題なのだ。


嘘まみれの業務外注化・強制出向を許さない!


鉄道現場の外注化によって重大事故が止まらなくなっている。14年2月京浜東北線・川崎駅での脱線転覆事故、15年2月勝田車両センター脱線事故、4月山手線・電化柱倒壊事故、東北新幹線・郡山駅架線切断事故など、一歩間違えば死者が出る大事故の連続である。

韓国セウォル号事故や米高速鉄道脱線事故、あるいは中国の客船転覆事故の大惨事にも、規制緩和と外注化・非正規職化の背景がある。外注化は、労働者の協慟性(団結)と仕事への誇りを奪うからだ。

12年10月に検修・構内外注化が強行されてから間もなく3年となり、強制出向の期限が9月末で切れる。JR東日本は、3年前に出向を強制する時には「労働条件も仕事の内容も何も変わらない」と言っていた。しかし、何よりも職場の先輩から後輩への継承性が破壊されている。

しかも、MTSをはじめとする鉄道サービス会社は、鉄道業務を忘れたJR天下り幹部が清掃労働者に偉そうに命令する一方、鉄道業務を担うプロパー社員の教育訓練などまったくできない会社だ。

3年経った今も、教育訓練の体制もなく、指導員も設備もない。労働条件も休日が減らされ、半休制度もない。制服も手袋も安全靴の支給にも差がある。詰所もいまだにJRとMTSの間仕切りもなく、3年間放置している。

それにも関わらず、MTSはプロパーを次々と雇い入れ、促成栽培している。「技術の継承」もウソ、「エルダー社員の雇用の場の確保」もウソだ。誰もがプロパー社員の危うさを感じている。3年の期限を迎える今、何人かがJR本体に戻ればそれで済む事なのだろうか。

動労総連合が提訴した出向無効確認訴訟では、JR側は契約書を隠し続けてきた。そこには「プロパー社員にJRと同等の教育・訓練をしなければならない」「作業責任者は、業務に精通していなければならない」と書かれている。作業責任者に検修・構内経験者はいない。契約自体が嘘なのだ。
 
外注化を直ちに止め、全業務をJR本体の直営にすることが、安全と雇用の破壊を根本から食い止める道だ。
JRは子会社プロパー社員を本体で採用し、65才まで働ける職場を確保せよ!すべてのJRで働く仲間は動労水戸・動労総連合に加入し共に闘いに起とう!


動労総連合出向無効確認訴訟 第12回公判
9月11日(金) 
東京地裁 第527号法廷

動労水戸情報594号

ダウンロード

 

被曝問題への無責任と開き直りを断じて許さない

常磐線全線開通絶対反対!


常磐線全線開通など絶対にあり得ない!


福島第一原発の事故は全く収束していません。政府や東電が責任逃れのために真実を隠し続けている結果、防げるはずの被曝が無防備に拡大しています。
原発事故で3つの炉心が破壊され、線量が高すぎて誰も近づけないために、未だにどうなっているのか分かりません。調査ロボットも役に立ちませんでした。
また、1~3号機の大量の使用済み核燃料も全く手が付けられていません。核分裂が再燃する「再臨界」になれば、もっと凄まじい事故になります。現実はただただ水で冷やし、汚染水を垂れ流すしかないのです。
原発の再稼働などあり得ませんし、国道・高速道路に続いて常磐線を開通させる事など絶対に許してはなりません。
 
この国の政治家や大企業は、戦争に全国民を動員しながらその責任から逃げるだけでなく、平然と切り捨ててきました。
戦争法案、非正規・「残業代ゼロ」法案と常磐線全線開通には、全く同じ本質があります。
福島の切り捨てと沖縄や全国民を切り捨てる事は一体です。絶対に許してはなりません!


「甲状腺ガンは組合に言われてはじめて認識した」(水戸支社)


6月24日、動労水戸は常磐線全線開通問題をめぐって支社交渉を行いました。
原発事故で不通区間となっている常磐線竜田~原ノ町間について、水戸支社はプレス発表で、小高~原ノ町間は16年春までに、浪江~小高間は遅くとも2年後、竜田・富岡間は3年以内をめどにできるだけ速やかに開通することを目指すと公言しています。また、原発事故による帰還困難区域の富岡~浪江間は、「除染や異常時の利用者の安全確保策を完了した後の開通」を目標にしているのです。



JR東日本は、住民のいない楢葉町に電車を走らせ、乗務員や駅・施設・保線・電力等の労働者、さらには下請け会社の労働者にまで被曝を強制しています。そして、線路を原発に向けて伸ばし、これまでとは比にならない被曝を労働者・利用者に強制しようというのです。
動労水戸は、延伸工事の即時中止を要求して追及しました。

団交の場では、子どもの甲状腺がんが100人を超えて多発している事実を突きつけました。会社の回答は「言われてはじめて認識した」「会社はコメントする立場にない」という極めて無責任なものです。そんな程度ですから、放射性物質を体内に取り込むことで重大な健康障害を引き起こす内部被曝についてもまともに答えられず、「国の基準からすれば問題ない」「国が安全と言っているから大丈夫」と繰り返すだけです。しかし、その「安全」の根拠を全く答えられません。
被曝をまともに対象化できない会社が、被曝に対する安全を確保することなど不可能です。


地方切り捨てるJRの「1本7人」のバス代行


JR東日本は常磐線全線開通に向けて今年1月末から竜田~原ノ町間のバス代行を行っています。これについて会社は「住民ニーズ」や「自治体(地域)の要請」で「内閣府(政府)が開通させた」と説明しています。その利用者を尋ねると、「4月の1か月で900人」=平均して1本あたりわずか7人の利用だというのです。会社は当然不採算であることも認めました。

不採算を理由に地方ローカル線を平然と切り捨てるJR東が、採算度外視で常磐線全線開通にこだわるのは一体どういう訳なのでしょうか?しかも「1回乗るごとに1.2μSv被曝する」としながら「利用者個人の線量まで会社が管理することはできない」と「利用者の自己責任」だと言うのです。

補償を打ち切り、帰還と被曝を強制し、「原発事故は過去の出来事で、福島はもう事故前と何も変わりはない」…それが政府・東電とその手先であるJR東の論理にほかなりません。どこをどう取ってもおかしいではありませんか!


おかしい事をおかしいと言う労働組合が必要だ!


7月1日、駅の全面外注化に向けたJR東日本ステーションサービス(JESS)への転籍・出向替えが始まりました。検修・構内業務外注化も次のステップに入り、車掌・運転士の外注化も時間の問題になっています。
非正規職化で賃金・労働時間が解体され、増税と年金削減が襲いかかり、戦争法案と徴兵制が用意される。被曝強制とこうした攻撃は一体なのです。

こんなでたらめを許してきた責任は、闘いを放棄した労働組合にあります。JR労働者が命と安全のために労働組合に団結し闘う時、全ての労働者と労働組合が立ち上がります。
全ての青年は動労総連合・動労水戸に結集し共に闘おう!

「安心は心の問題」高木副経産相、楢葉町9月5日避難解除を伝達

(毎日新聞 7月6日)

政府の原子力災害現地対策本部(本部長・高木陽介副経済産業相)は6日、東京電力福島第1原発事故(2011年3月)で全町避難となった福島県楢葉町に、避難指示を9月5日午前0時に解除すると伝達した。町民の間には水道水源のダム湖に高濃度の放射性セシウムが沈殿したまま解除されることへの不安が強いが、高木氏は伝達後の記者会見で「安心は心の問題だと思う」と述べ、町民の間に不信感が高まっている。

政府は先月、「8月のお盆前」の解除方針を示していたが、町議会や町民から「生活環境の整備が不十分」との反発が強く、無料バスの運行本数拡大など「追加支援策」の準備を理由に約1カ月間遅らせた。避難指示の解除は昨年4月の田村市都路(みやこじ)地区、同10月の川内村東部に続き3例目で、全町村避難の県内7町村では初。政府は楢葉町を双葉郡復興の拠点と位置づけ、残る自治体の避難指示解除を急ぐ。

一方、会見で水道水源を巡る町民の不安について質問された高木氏は、水道水の放射性セシウムは検出限界値未満であることなどを指摘し「放射線の考え方は人それぞれ異なる。安心と思うかは心の問題だと思う」と述べた。

この発言に町民は反発を強めている。帰還に向け住宅再建を終えた60代男性は「帰る気持ちがうせる発言だ。住民の自己責任だと言うつもりだろうか」と批判した。50代女性も「古里に戻りたいという気持ちを理解できるのなら、あんな発言は出てこない」と話した。【栗田慎一】


◇安全への不信、帰郷の壁

「やっぱり政府は信用できない」。楢葉町から避難し、小学3年の一人息子と実家のある東京都武蔵野市で避難生活を送る遠藤昇さん(43)がため息をついた。町民の安全・安心を求める声に、政府が耳を傾けていないと思うからだ。

震災直後、妻克子さん(40)は仕事の都合で単身、福島県いわき市にとどまった。一方、楢葉町内の「道の駅」で調理師として働いていた昇さんは、幼稚園児だった長男昇汰君(9)の健康を考え「父子避難」を決めた。

昇汰君は今、避難先の学校が楽しくて仕方ない。仲の良い友達がたくさんできて「武蔵野の学校を転校したくない」と言う。震災から4年以上たち、避難生活が日常生活に変わりつつある。

一方で、「古里に帰って家族で暮らしたい」との思いは日に日に強まる。6月下旬に政府が東京で開いた解除に向けた住民懇談会に昇汰君を連れて参加したのは、息子にも楢葉の現状を知ってもらい、帰郷への思いを忘れないでほしいとの願いからだった。

しかし、政府の対応には違和感を覚える。水道水源のダムの底には1キロ当たり1万ベクレル超の放射性セシウムが沈殿しているとされる。

昇さんは訴える。「政府に水道に使う上水は安全だと言われても安心できますか。子を持つ僕らの世代が戻らないと、古里は復興しない。だからこそ、戻りたいし、政府には安全な環境を全力で整えてほしい」【栗田慎一】

JR常磐線 放射能汚染バラストの土嚢が破損 

汚染砂利の保管袋が劣化 楢葉の仮置き場

JR常磐線線路に使われていた砕石や砂利を保管している楢葉町の仮置き場で、一部のフレコンバッグ(袋)が劣化していることが26日、分かった。町放射線対策課は「現時点では適正に管理されている」とし、今後の状況を見て劣化防止策などを検討する。

町によると、仮置き場はJR東日本から負担金を受けて町が管理している。約2万袋を保管しており、一部の袋から草が生えたり、表面が破れたりする劣化が確認された。

町建設業協同組合に委託し毎月、敷地内の空間放射線量などを測定している。放射線量は毎時0.2マイクロシーベルト以下で推移しているという。さらに、敷地は板で囲いが設けられ、人は出入りできない。

砕石や砂利はJR東日本が土地を借り、平成25年末から保管していた。放射性物質濃度は1キロ当たり最大3000ベクレル程度で、県が整備する防災緑地や防潮堤の資材として活用されるという。JR東日本水戸支社の担当者は「町と協議し、柔軟に対応する」とした。

(6月27日 福島民報)

 
破損し、中身の汚染砂利などが漏れ出した袋=5月、楢葉町

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

フリーエリア

最新CM

[10/23 HarryDut]
[07/21 RobertRarry]
[04/23 m1WIN2024ged]
[04/23 EugeneZoops]
[12/24 Jamesbes]

プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

ブログのご意見・ご感想は↓↓
doromito30th@yahoo.co.jp


【本部事務所】
310-0011
茨城県水戸市三の丸3-1-3
電話番号:029-227-6020
FAX:029-227-6291

バーコード

ブログ内検索

P R