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破綻を深めるJR全面外注化
ライフサイクル制度を粉砕しよう!
ライフサイクルの面談では「駅には行かない」と言おう!
現在、職場ではライフサイクルの面談が始まっている。JR東労組は掲示で「通常のライフサイクルを守れ」と主張しているが、駅員→車掌→運転士から再び駅員という「ライフサイクル深度化」は、実際には就業規則にもなく、会社の制度ですらない。東労組との「覚え書き」があるのみだ。
会社は労働者本人の希望が必要だとして面談で身上調書を取っているが、これは強制配転だと言われないようにするためのアリバイ作りであり、身上調書には「駅には行かない」という選択肢がない。面談そのものが全くのインチキだ。ライフサイクルの期間が終了しても運転士に戻れる保障はない。
このようなインチキな制度は直ちに廃止あるのみだ。面談では「駅には行かない」「運転士を続けたい」とはっきり主張しよう!
全面外注化と一体のライフサイクル
そもそもライフサイクルの目的は何だろうか?それは「駅業務の全面外注化」だ。駅に十分な要員を配置せず、運転士をライフサイクルで駅へ配転することで場当たり的に要員を確保する。こんな制度で果たして会社の言う「運輸のプロの育成」になるのだろうか?
鉄道業務はどれも特殊な業務であり、ライフサイクルのようなその場しのぎの要員配置で回る仕事は何一つない。輸送業務は一歩間違えれば乗客へ大きな影響を及ぼす業務だ。実際にライフサイクルに行った労働者から現状を聞いても「遺失物の対応ばかりで運輸のプロには程遠い」という声もある。
ライフサイクルの真の狙いは、出札・改札といった駅業務を外注化していくことだ。10月には検修・構内業務外注化によって3年前にMTSへの出向を強制された労働者に対し、出向期間の延長が強制されている。
一方、出向を解除された労働者は、構内運転や仕業検査の仕事を奪われ、日勤業務で余剰人員化されている。労働者の誇りが奪われ、日常的に偽装請負を引き起こしている。鉄道会社が安全を軽視し、事故が起きても誰も責任を取らないどころか、労働者に全ての責任が押し付けられている。
実際に勝田車セにおける2月の構内脱線事故、そして土浦における無資格者の運転という事故・事件が引き起こされている。こんなことが許されていいのだろうか?
絶対反対の闘いこそが職場の団結守り抜く道
一方では、闘わない労働組合の幹部が、自己保身ばかりを考え「会社に逆らっても仕方ない」「反対ばかり言っていても仕方ない」などと、労働者の怒りを抑えつけ、団結を破壊している。長年誇りを持って鉄道の安全を守ってきた労働者が、エルダーの枠をめぐってイス取りゲームに加担させられている。
労働者を分断することこそが会社の目的であり、闘わない労働組合によって、外注化が強行され、低賃金・非正規職にされていく。事故を承知で外注化を進める会社、それを黙認する労働組合の責任は重大だ。
労働者の誇りを奪い、生活を破壊し、鉄道の安全を脅かす外注化は今すぐ中止し、仕事と労働者の両方をJRに戻せ!これが動労水戸・動労総連合の方針だ!
外注化反対ストに敵対するJR東労組
外注化・ライフサイクル粉砕、被曝労働拒否の闘いに応え、新たに3人の青年が動労水戸に結集した。彼らは労働者全体の置かれた状況を真剣に考え、全ての労働者と共に生きるために闘いに立ち上がっている。
その一方、9月28日の動労水戸の「外注化粉砕・強制出向の延長絶対反対」のストライキに対し、東労組は「他労組のストに対してMTS大子事業所の組合員に業務命令」なる掲示を出した。東労組は昨年12月にも「絶対反対ばかり言っていても、組合員には何も残らない」などという、動労水戸を批判するような掲示を行っている。
動労水戸は国鉄分割民営化以降、会社からの組合差別にも一歩も引かず、鉄道と労働者の安全を守るために徹底して闘ってきた。鉄道や労働者の安全を脅かす会社施策ともしっかり闘うことなく、自己保身ばかりを考え、目の前の問題から目を逸らす組合に批判されることは何もない!労働者にとって1ミリでもマイナスになる攻撃に妥協など必要ない。徹底して闘うことこそ労働組合の役目ではないだろうか?
おかしいことはおかしい、嫌なものは嫌だとはっきり主張しよう。今こそ全ての仲間は動労水戸に結集し、共に闘おう!
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☆動労総連合青年労働者の訴え☆
照沼靖功君(動労水戸)
3年前、労働者の怒りが渦巻く中で検修・構内外注化が強行されました。会社は「エルダーの雇用を確保する」「プロパーの教育をする」と言いましたが、まともな教育計画もなくプロパーをつくり、エルダーの行き場が少なくなり、出向から戻る労働者は仕事を奪われています。
「事故が絶対に起きる」と言う組合に対し「うまくいくと考えている」と根拠もなく強行した結果が、勝田車セの脱線事故であり、土浦の車両スタッフ入換運転事件です。
出向が解除されJRに戻れればそれでいいのでしょうか?労働者の誇りを奪い、労働者の団結を破壊するような施策にはハッキリとNoを突き付けましょう!間違っていることに絶対反対を主張して何がいけないのでしょうか?労働者を守ることは、条件を勝ち取って妥協させることではありません。納得のいくまで議論し合い、ぶつかり合うからこそ、本当の団結が生まれるのです!
動労水戸に結集し、鉄道と労働者、家族と乗客の安全を守り抜く闘いに共に立ち上がろう!!
木科雄作君(動労千葉)
小泉政権の大臣だった竹中平蔵は「労働者なんて全員一生非正規でいいんだ。労働者の流動性が経済をよくする」と言った。会社で人が余っていればどんどんクビにして、最後は「仕事がなければ戦争に行け」ってことになるんですよ。
いま「社畜」って言葉が流行っています。「労働者は会社の従順な家畜になれ」「上司や経営者の言うことは何でも従え」…こんなの戦時中と同じじゃないですか。上官が殺せと言えば人殺しまでさせられる。
でも、労働者の中にはこんなの絶対おかしいって思ってる人もいる。動労千葉や闘う労働組合は、おかしいことは口に出して言うんです。
僕らの声を、今はまだ声を上げられない労働者に届けよう!自分も職場で闘って戦争法案をぶっ潰していきます!(9月13日国会前アピール)
時廣慎一君・桑原豪巨君(動労神奈川)
団交では会社(東日本環境アクセス)は絶対に組合の要求をのまないぞという姿勢だった。でも会社の出鼻をくじいた。団結して闘えば必ず勝てる確信を持った。
もう1年2か月もパートで、さらにあと4か月パートの契約。ふざけるな!怒りでいっぱいです。この悔しさをバネに闘って必ず契約社員を勝ち取ります。団結ガンバロー!(時廣君)
今まで解雇撤回を2回勝ち取ってきました。職場で所長に呼び出されて「本社が決めたことだから契約書にサインしろ」と言われたことがありました。私は「不満があれば団交を開いて本社に言えばいいんですね?」と言ったら所長は黙ってしまいました。これからも仲間を増やして頑張っていきます!(桑原君)
佐藤修君(動労総連合新潟)
外注化は、本体と下請け、正規と非正規をバラバラに分断し、人間関係すら破壊するものであり、断じて許せません。また、賃金など労働条件も悪くなり、青年の将来を奪います。
あらゆる垣根やしがらみを越えて団結しましょう!私たち動労総連合新潟は、本体・下請け、正規・非正規が団結する組合として結成されました。思いは同じです。共に闘いましょう!
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