動労水戸訪独団の會澤君からの報告と今後のスケジュールです。
【9月3日(土)】
10:30 オランダKLM航空の飛行機にて成田発→アムステルダム経由で18:00ベルリン着
成田で「気分の悪い方がいます。お医者様はいらっしゃいませんか?」というアナウンスがあって、本当にそんなことがあるんだねと話していました。離陸は遅れたようですが、アムステルダム到着はほぼ時刻通りでした。
ドイツの空港では、クルトさん・フリッツさん・ラーベンさんが出迎えに来てくれていました。
昨年の3人の来日以来の再開ということで盛り上がるあまり、うっかり空港での両替を忘れてしまいました。
クルトさんとフリッツさんの車でベルリン市内のホステルまで移動。ギリシャ料理のお店で交流会をしました。
ドイツは町中のあちこちで工事が行われています。ベルリンの壁崩壊から東西ドイツが統一されてからかなりの時間が経ちましたが、まだまだベルリン市内の整備は進んでいないようです。
それと、トルコをはじめとするイスラムからの難民・移民に対する国家対応のキツさを感じました。トルコ大使館前では警察が警備しなければならないほどで、さらにはバリケードも設置されていました。
【9月4日(日)】
ドイツの料理はイマイチ、みたいな先入観がありましたが、朝食は美味しくいただきました。
これまで食事したところで外れはありません。食事にこだわらない国という前評判だったので少し心配していましたが大丈夫でした。
今のところ時差ボケになる人もなく、元気に過ごしています。
まずは、お金の両替にベルリン東部駅に。
10:00 ドイツ機関士労組ベルリン都市鉄道支部事務所
EUとドイツの政治・経済情勢などの説明をクルトさんから受けました。
14:00 運河を走る遊覧船に乗ってベルリン市内を見学。
シュテフェンさんというGDL(ドイツ機関士労組)組合員でベルリン都市鉄道の運転士の方が、組合掲示板の情報を見て駆けつけてくれました。
シュテフェンさんは、最初は私たちと距離を置いてずっとクルトさんと話をされていました。クルトさんと私たちのやりとりを一通り見聞きした上で、私たちがどういう立場の労働者なのか見極めようとされていたようです。
しかし、時間が経つごとに積極的に説明をしてくださるようになり、解散するまでの間ずっと一緒に行動してくださいました。
9月5日の車両センターの訪問は現地集合になるため、当初は自分たちだけで移動するという予定だったのが、シュテフェンさんが自ら案内役になってくれることになりました。目に見えて変化が分かるほどの打ち解けようでした。
その後は、ベルリン都市鉄道に実際に乗車しました。駅で説明を受けたり、乗務員休憩室を見せてもらったりしました。
GDL組合員でも素っ気ない人もいれば、他労組の労働者でもフランクに話してくれる人がいたりと、なかなか一筋縄ではいかない感じでしたが、それでも私たちに好意的に接してくれた労働者が多かったように思います。
その後は、ドイツのクルトさん、ラーベンさん、シュテフェンさんと日本の5人で交流会をしました。食事というよりは飲みながら話をするのがメインでしたが、いろいろな話を聞けて有意義でした。
ドイツ語も英語も難しいところではありますが、話してナンボですから、積極的に話をしなければ、ですね。
駅構内では経費節減で照明を暗くしていたり、運転士はワンマン運転の上さらに乗務中にマイクを持って駅の案内放送までしたりと、休む暇もないような労働強化がされていました。
ドイツのビールは美味しいですね。ベルリンビールは苦味が強いそうですが、美味しくいただけます。名物のソーセージはまだ食べていないので、食べそこねないようにしたいですね。
【9月5日(月)予定】
午前:朝食と休養
12:00 ベルリンの車両センター訪問。交流・昼食(社員食堂)
※車両センター構内を「散歩」という名目で見学させていただきます(クルトさんは会社との力関係上そのように表現されていました)。
19:00 日本・アジア情勢についての討論・交流。参加者と一緒に夕食。ベルリン泊。