東海村議会議員阿部功志さんの司会。長年茨城で反原発運動に携わって来られた小川仙月さんが主催者代表としてあいさつし、集会が始まりました。
会場入り口では、西納書記がテーブルの一画を借りて動労水戸支援共闘のパンフレットを配り、常磐線全線開通反対署名を集めました。
集会では特に、福島からの訴えが胸に沁みました。前南相馬市長桜井勝延さんは、市長として責任を取って来た立場から「最高の避難計画は、再稼働させないことだ」「憲法を変えるのではなく、政府に守らせるために、避難者に憲法を配った」とキッパリ。人として凄いと感じました。
双葉町の大沼勇治さんは「原子力明るい未来のエネルギー」と言う標語を小学生の時に考えて、表彰をもらった人でした。「家を建てて6年住んで原発事故にあい、茨城県古河市に避難をして7年。事故後に生まれた子供が小学生になった。避難区域の見直しで避難者が分断され、住宅保障も打ち切られる。ふるさとを奪われ東海第二原発再稼働で、再び避難させられることがあってらならない」と切々と訴えられていました。
他の発言者も様々な立場から再稼働絶対反対を訴えていました。元日本医師会会長で医療法人大圃病院理事長の原中勝征さんは、浪江町出身で「政府は国民を守っているのか!除染労働者のガンが激増しているが、発表しない。小児甲状腺ガンについても隠している」と静かな言葉に怒りを込めていました。
常陸農協組合長の秋山豊さんは「JCO臨界事故」の時の苦難と東電の酷さの生きた教訓を語り「私たちは保守だが、周辺の農民、農協はすべて東海第二原発の再稼働に反対している」と話されたのも印象に残りました。
集会には、県内は元より全国からも大勢参加していました。東海原発の事故問題は周辺30キロ100万人の問題でなく、全国、全世界の問題です。
動労水戸は8月に、ドイツで最終処分場への使用済み核燃料の搬入を阻止し続けているゴアレーベンの反対同盟と交流し、東海第二原発再稼働と福島第二原発事故を無きものとする常磐線全線開通反対の闘いについて報告して来ました。反対同盟元委員長のケアスティンさんは、以前にもまして深い共鳴をしてくれました。
私たちは、ゴアレーベンの緑色と黄色の旗を動労水戸の旗と並べてデモ行進することを約束しました。
デモにはNAZENの仲間が加わり、鳴り物があって注目度も抜群。周りの人たちも盛り上がり、先にデモを終わった人たちが手を振って一体になりました。
国鉄のOBの人まで入って来て、前の隊列で何故か日の丸を掲げている年配者の人は「鬼の動労だな!」とニコニコしてました。
最後は、NAZENのみなさんに、三里塚芝山連合空港反対同盟の太郎良さん、いわき合同ユニオンの青年も加わり記念撮影し、石井委員長と織田陽介NAZEN事務局長のあいさつで締めました。
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