子供たちや青年も命と人生の主体です。

みなさんお疲れ様です。

一昨日は、渋谷の児童養護施設の施設長が、施設を出た青年によって命を奪われました。

親が子供を殺し、「捨てられた」子供が大人を殺す。他の人に攻撃的でない子は自分を殺す。

人の関係が根本から崩れてはいないでしょうか?


(約30年前の動労水戸のお花見。無傷ではありませんが、子供たちと生きて来ました。)

組合員を守る労働組合を貫いて来た動労水戸が、同時につかんで来たことは「組合員は単に守られる存在ではなく、労働組合の主体である」ということです。

一見矛盾していますが、子供たちもまた親や社会に守られるべき存在でありながら、人格であり、命と人生の主体であるということと一体だと思います。

労働組合も、労働者として共通な目的のため組織なのですが、人が集り力を持つほど、中心的に運営する人に力があるかの様に思われるのです。

しかし、その力は役職にある人や所属している人の力ではないのに「世話してやっている」「面倒を見てやっている」「教えてやっている」として相手の人格や主体性を無視して展開される時、そう言う労働組合や組織は生命力を持たなくなる。

これが、国鉄分割・民営化とその後の約30年間で見て来た真実です。


(国鉄分割・民営化から14年目。2001年のストライキ。)

労働組合は、労働者の自主性や積極性無しに何の力も持ちません。

ところで、子供であれ、大人であれやる気と力を奪う最も有効な方法は、「君たちのためだ」として「話を聞かず」「命令する」ことです。

だから、労働組合は労働者のために代わって闘う組織ではなく、労働者の言葉に耳を傾け、労働者一人ひとりの主体性と積極性があって成り立つ組織です。

ですから、労働者一人ひとりの存在と向き合えない、どの様な組織にも展望はありません。

韓国民主労総は、組合員を主体とする組合民主主義をとことん貫いて100万人の労働者を組織して、社会変革の原動力になっています。


(2014年ダイヤ改正反対ストライキ。動労水戸の闘いを、青年労働者が引継ぎ始めています。)

子供たちも、青年も、かけがえの無い命として、社会と人生の主体としてまず尊重されなければならないのです。その根本変革の現実的原動力が労働組合にある。

私たちは、そう確信します。「命を守るストライキ」を実現する自分たち自身の力を信じよう!そして、お互いの信頼の中に生きよう!


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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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