要員不足とパワハラ、超勤の関係(MTS団交)

昨晩動労水戸は、勝田車両センターの田口さん、土浦運輸区の鈴木さんの定年の慰労会で盛り上がりました。

東労組解体情勢と動労水戸も無縁ではありません。労働組合の根本的意義と動労水戸の存在意義が問われています。

3月ダイヤ改正を経て、これからどう闘って行くのか?深夜まで、熱く語り合いました。



3月25日動労水戸は、水戸鉄道サービス(MTS)との団体交渉を行いました。

交渉のテーマは、現場から訴えられているパワハラ、要員不足、未払い超勤の問題です。

組合からは、高野交渉部長、杉井執行委員、曲山組合員です。

MTSからは、JR天下りの5人が参加しました。

①パワハラ問題について

MTSは、JR本体からの要請でパワハラ問題のコンプライアンス教育は、事実上今回初めて行ったことを認めました。

しかもコンプライアンス教育を休日に入れたり、始業・終業時間を勝手に変えたりして行っています。それ自体がパワハラではないのか?

MTSの社長が、安全確認を促した時に「土浦は運転士が余っている。清掃でもやるか?」と発言したことは、清掃がメインの会社社長としてどうなのか?

安全研修後の酒席に「業務連絡」「全員出席」として、管理者が「ボーナス査定をゼロにする」と口頭で言っている。酒の席への参加強制は、完全なパワハラだとの追及に、回答できませんでした。

また、幹部会が最初から「つぼ八」で設定されているが、幹部会は業務なのか、だとしたら最初から飲み屋でやるのはおかしいのではないかと言う追及にも何も回答できなかったのです。



(東京では桜が満開とのこと。)

②要員不足問題

MTSは、新規採用も募集しているが「JRのネームバリューと実業務の違いがあり、内定をかけても辞退される」事実があることを認めました。

清掃業務の要員が足りないのにプロパー社員を限定運転士や検修に引き抜いて、それが次々と辞めていますが、それでも要員不足は無いと言うのです。

慢性的に要員不足だからこそ、現場の労働者を強権的に動かすことになります。パワハラの根本的原因がここにあると指摘し、改善を求めました。


(こんな花も咲いていました。「ウグイスカズラ」です。)

③勝田の清掃業務前超勤(残業)問題

MTSは、動労水戸がこの問題で申入れを出した直後の1月10日前後に超勤をつける様になりました。

しかしMTSは、2年前から超勤扱いにして来たと言い、自己申告をしていなかったことに問題があるかの様に言います。

必ず発生する業務を、作業開始点呼の前にやらざるを得ないことを知りながら、放置し未払い労働にして「作業ダイヤを見ないと分からない」と言って逃げ「バレたから払います」って、みなさんこんなんで良いんでしょうか?


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鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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