職場に闘う労働組合を!照沼靖功

(動労水戸青年組合員で勝田車両センター車両係・照沼靖功君の変わらぬ主張アーカイブ!)

外注化・被曝労働・帰還強制を許さない

正規・非正規、職種の壁を越えた団結を

                      動労水戸・照沼靖功


(2013年3月) 

【外注化絶対反対のたたかい】

国鉄分割・民営化から30年、選択と集中という国家戦略の下、JRは国の手先となり「人口減少時代における未来の選択」「地方からの撤退」と謳い、公共交通機関という使命を放棄し、徹底した地方切り捨てに突き進もうとしています。

さらに「水平分業=外注化・転籍」に踏み出し、これまでを遥かに超える外注化。まさに第2の分割・民営化を強行しようとしています。

30年前、「国鉄分割・民営化絶対反対」で闘った動労千葉・動労水戸の組合員にかけられた「解雇」「仕事外し」といった攻撃が、青年労働者にもかけられようとしています。

2012年、現場からの声を無視し検修・構内業務の外注化を強行したことで、矛盾が噴き出し、事故が多発しています。

動労総連合の裁判闘争によって、「出向は3年ではなく10年計画だったこと」や「プロパー社員の採用で、待機時間を無くし、運転・誘導業務、仕業検査、清掃など全ての業務をやらせる計画 であること」が次々と明らかとなりました。外注化の目的と言われてきた、「エルダー社員の再雇用の場の確保」もされておらず、退職を余儀なくされる労働者も出てきています。

(2018年6月信頼しあう照沼君と會澤先輩のひとこま)

【被曝労働拒否のたたかい】

また、外注化施策と一体で「被曝労働の強制」と「常磐線の全線開通」が進められています。

2011年3月11日の東日本大震災によって発生した福島第1原発事故は6年が経った今も何ら収束などしていません。

JRは、2011年10月の放射能に汚染された車両の強行移送を皮切りに被曝労働を強制し、常磐線を走らせることで、住民への帰還を強制する国の手先となっています。

採算が取れないことを理由に東北の路線は鉄道での再開をしない一方で、最も採算が取れない原発周囲の常磐線は鉄道を走らせ、2019年度末には常磐線を全線開通しようとしています。

福島県民の怒りの声を圧殺し、東京五輪までに原発事故を無かったことにしようとしているのです。このような、労働者や住民・乗客の安全を無視するJRを絶対に許してはいけません。


(杉井組合員の義兄が建てた佐喜真美術館から普天間基地を見学する照沼君。説明されているのは、杉井組合員のお姉さんです。2013年5月)

【私が動労水戸に加入したきっかけ】

このような施策を会社と一体で推進してきたのは、東労組をはじめとする闘わない労働組合です。

安全だという理由すら答えられず、現場からの不安の声を無視して車両の移送と検査を強制する会社。そして何よりそのような会社と正面から闘おうとしない東労組に展望を持てず、私は2011年10月に動労水戸へ入りました。

おかしいと思うことをおかしいと言うことの何がいけないので しょうか?言ってもしょうがないと、言う前から諦めていては何も変わらないし、一人では闘えません。そのために労働組合が力を発揮します。

今こそ、一人ひとりが声を上げ、立ち上がる時です!正規や非正規、職種の壁を越えて団結しましょう。動労総連合青年部に結集し、共に闘いましょう。


(池田執行委員と激辛勝浦担々麺にチャレンジ!2014年12月)

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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