生きている時に尽くせ。

いよいよ梅の時期から、桜の時期を迎えて来ましたね。

「生きている時に尽くせ」って、ワンマンで頑固に生きて来た男が、命の瀬戸際に立って大切な人の存在を再発見し「俺について来い」と言う家訓を止めたという韓国映画「偕老」の中の印象的言葉です。

2011年3・11で、大切な人を亡くした人たちもみな、「生きている時に尽くしたかった」と思ったのではないでしょうか?

同じことをするにも、一旦立ち止まり、呼吸を整えて丁寧に当たると違う世界が見えて来ます。それは、人に対してもそうだと思います。今を、回りの大切な人と生きることに尽くせ。なかなか出来ないのですが、一呼吸おいて考えませんか?

あまりにも軽く、あまりにも安易な社会が、人を殺すだけでなく自分自身の命の輝きを日々奪っている様に思うからです。


(国分勝之撮影)

ダイヤ改正を前に、事故が多発していることをお知らせして来ました。

3月13日には、勝田車両センターで特急車両の汚物抜きという作業でホースを外すのを失念したまま入れ換え作業に入ってしまう事故も発生しています。

実は、車両運用の効率を上げるために検査の時間も十分に取れていないくらい、ギリギリの時間設定になっています。

汚物抜きは、外注会社のMTSの労働者が担当しています。10両編成の1、3、5、7、9号車のトイレタンクにホースを付けて汚物を抜き、作業が済んだら外して行きます。

それを短時間に一人でやるという大変な作業です。夏場も蒸せかえる中での作業。みんなが嫌がる作業なのに、涼むことさえ許されません。しかも低賃金です。

汚物抜きのホース切断事故は幾たびか起きています。あわてて近づいたりすれば、それこそ死傷事故になります。

当該労働者が無事であったことに胸を撫で下ろすと共に、根本問題が効率優先にあることを見逃してはならないと思います。

安易な効率化は、人を殺します。そして、それを放置する人の人間性を奪うのです。


(昨日は、いわきユニオン執行委員会でした。)

いわきユニオンの執行委員会&交流会では、いわきの建築バブルが過ぎて、落ち込みが激しいことが報告されました。

実際に、生活が出来なくなって、双葉の放射性廃棄物処分場関係の仕事に就いている労働者が来てくれました。「空間線量0.23msv。危険手当てが13000円だ。」とのこと。

結局、原発と事故処理に生活の糧を見つけて行くことしかなくなる構造が見えました。

別の労働者からの労働相談も受けています。今だ少数ながら、労働者住民の拠りどころとしていわき事務所を維持していきたいと考えています。

みなさんのご支援を宜しくお願いします。


(国分勝之デザイン。いわき事務所支援バンダナ発売中です。)

一枚1000円です。

注文は

TEL0292276020
iwaki_labor_union@yahoo.co.jp

までお願いします。

また、いわき合同ユニオン支援共闘(月額500円)にご加入頂いた方には、送料無料でお送りします。

郵便振替口座001900-1-486467
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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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