仕事の大変さと労働組合

みなさんお疲れ様です。

春分の日の今日はお彼岸でもありますね。故人を偲びながら、今日も無事でお過ごしください。

JR東日本のダイヤ改正から間もなく1週間。拘束時間と乗務時間の過酷さが、疲労として蓄積して行くのこれからだと思います。

動労水戸組合員は、20代から50才近くまで関連事業に排除され、鉄道本来の仕事に戻りました。なので、仕事が変わることの大変さが身に沁みています。

どんな仕事でも簡単ではありません。いい加減に考えないからこそ分かることです。

だからこそ、オフも大切にします。労働組合の集りも、仲間と心から交流し、信頼を深め合えないならば意味の無いことです。


(国分勝之撮影…ちょっと非日常のオフタイム)

「少子高齢化」や「国際経済対立」による環境の激変の中で「天皇代替わり」や「東京オリンピック」が政府によってキャンペーンされる一方、常磐線全面開通が強行されようとしています。

こうしたことを前に、昨年からJR東日本の労働組合を一掃するためにJR東労組解体が激しく進められて来ました。東労組に残る青年たちも頑張っていますが、動労水戸も無縁ではありません。

この時代に通用する労働組合の根本的意義が問われているのだと思います。

特に2000年代に入り、非正規雇用労働者が激増して来た中で、正規雇用労働者の雇用と賃金を守るだけの労働組合が時代遅れになり、労働者に振り向かれ無くなった事実を真剣に考える必要があると考えます。

日本では、韓国の様に「複数労組禁止条項」が無い分、少数でも労働組合を作ることができます。しかし、職場労働者全体の審判を経なくても、自分たちの正しさだけを主張して済んでしまうこともしっかり見据えるべきだと思います。

労働組合は、少数に甘んじることなく職場労働者全体の利益のために行動し、闘うということで目的を達成することができます。

その意味では、東労組の過半数割れで職場代表選挙が行われる様になったことは重要だと思います。動労水戸が職場でまだまだ支持を得ていない現実も明らかになりました。自分たちの主張や行動について職場労働者の全体から支持される様に、一層奮闘努力したいと思います。


(「ふきのとう」国分勝之撮影)

ともあれ動労水戸が、どんなに孤立しても仲間を守り、国鉄分割民営化絶対反対で、効率化・外注化にも、被曝強制とも不屈に闘って来た労働組合であることは事実です。

ここで動労水戸が引いてしまったら、本当の絶望になる様に思います。しかし、少数組合のままでは、その要求を実現できないことも事実です。

要求を実現するためには、職場全体の具体的力の結集が必要です。みなさんの支持を集められないとすれば、要求を実現し、問題を解決することができないのです。ただの反対では、責任ある呼びかけにはなりません。

労働組合が労働者に必要な組織であるのに、労働者が離反してきました。この矛盾と課題を見据え、職場の具体的問題や労働者の日常をめぐる闘いの中で格闘し、それこそみんなの力で解決を図って行きたいと思います。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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