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原発被害は終わらない

12月26日、日本原子力開発機構が89の原子力施設のうち79施設を廃止するために今後70年間で1.9兆円かかると試算しました。

これには、使用済み核燃料の維持や廃棄の費用は含まれていません。福島第一原発事故の収束の展望も見えず、この試算自体危ういのですがとてつもない費用がかかることは事実です。

年金や福祉、雇用や賃銀が破壊される中、全ては「国民負担」になります。


(東海原発全景…ブログを見た方から「東海原発でなくサイクル機構の写真ではないか?」との指摘を受けて写真を差し換えました。ご指摘ありがとうございました!)

安倍政権は鉄道と原発を海外輸出政策の目玉にしてきましたが、台湾の鉄道脱線事故があり、さらに原発の輸出も次々と破綻しています。

安全に関わる経費が莫大にかかり、採算に合わないからです。

東海第二原発再稼働も、住民置き去りの福島復興キャンペーンも、常磐線全面開通も、原発建設を押し進め、利権に群がって来た人たちの責任回避であり、暴走です。

その先に未来はありません。一人一人の力は小さいかも知れません。そして命には限りがあります。一人一人の限界を越えて行くのが人間の組織であり、働く人の武器が労働組合です。


(韓国民主労総労働者大会)

JRの労働組合は、仲間を信じ闘い抜いた労働者の長い闘いの歴史の上にあります。そして仲間と生きる労働者の歴史にこそ未来があります。

どんなに辛いことがあっても、信頼できる仲間がいれば生きられる。このシンプルな原理を土台に、動労水戸は東海第二原発再稼働・常磐線全面開通絶対反対を貫きます。

https://rdsig.yahoo.co.jp/_ylt=A7dPhtX47yNcK3EADeDb8itF/RV=2/RE=1545945464/RH=cmRzaWcueWFob28uY28uanA-/RB=mMVyVw2r6u86748ph8u2xrWgx0E-/RU=aHR0cHM6Ly9oZWFkbGluZXMueWFob28uY28uanAvaGw_YT0yMDE4MTIyNi0wMDAwMDA2OC1tYWktc29jaQA-/RK=0/RS=kiq4dv6i_T1J6CIgIt4uwei6kxY-



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仲間の大変さと痛みを想像し行動しよう!

クリスマス、年末のにぎわいの中、茨城県牛久市にある外国人「収容所」で自殺者がでたことに抗議行動が起きています。

342人の収容者のうち242人は、母国で迫害を受け、安全を求め日本に逃げて来た難民申請者です。



(牛久入管収容所)

日本政府は、外国人労働者の導入枠を拡大しましたが、難民申請についてはほとんど認めず収容所に収監しています。

家族がいても、バラバラにして「仮放免」も認めません。クリスマスも、お正月も関係ありません。

収監されている100人が、抗議のハンガーストライキに入りました。強い抗議のために食事だけでなく、水を絶った人は2週間で気を失いました。

でも、回りにはちゃんと伝わっていません。外国人でも、日本人でも日々を生きる同じ人間です。そして同じ労働者です。労働者は、全ての分断を越えて一つになれます。

https://m.youtube.com/watch?v=_xuHGQWffoU


(一番右は、ジョン・レノン「イマジン」を心から聞かせる池田執行委員)


勝手な「狭い枠」を決めて、狭い世界で争わせるのは「収容所」も会社も同じではないでしょうか?労働者は、現場で仲間との友情を求めて闘いながら、広い世界に生きることで自分自身を見いだして行くのだと思います。

大子では、予備(緊急で乗務する運転士)の労働時間がオーバーするために、管理を担当する運転士が乗務しています。要員不足が深刻になっています。

前任の科長に問いただしても「ちょっと待ってて」と言ったままいわき運輸区に転勤。後任の科長は「支社に聞いてみる」と言ったきりです。

来年は検修でも動労水戸組合員と国労の組合員がエルダーになり、要員が足りなくなります。しかし、会社は現場管理職も、水戸支社も動こうとしません。

それぞれが上を見て、自己保身だけを考え現場を見ない。そして職場も線路も荒廃する。動労水戸は、要員問題で緊急団体交渉を申しいれます。

「収容所」と労働者の現場。本質は同じではないでしょうか?しかし、私たちには行動する自由があります。仲間の大変さと痛みを感じ、行動する。労働組合を原点から打ち立て直し、共に闘いましょう!

クリスマスも年末も正月も労働者は働いています

みなさん、良いクリスマスイブでしたか?

回りにはイルミネーションがいっぱいだったり、クリスマスディナーを楽しむ人がいたり。でも視点を変えると、みんな働いている人がいて成り立っています。

鉄道員も、特に乗務員はクリスマスも、暮れも、正月も無いことが大半です。


(東京駅のライトアップ。警備やたくさんの人が働いています。)

クリスマスイブにも水郡線大子運輸科の組合員から

「現在、大子には運転士の予備が3人しかいません。産業医の許可が出ないと乗務できない人がいて、予備が2人です。」

「 さらに2月にライフサイクルで駅に行く運転士が1人。動労水戸の會澤君が4月に帰ってきてもすぐには1人乗務はできません。」

「ですから、2月には運転士予備が1人になります。予備1人では今の行路は回りません。」

と休みさえ取れなくなる現実が訴えられています。一見きらびやかに見えますが、会社の繁栄が労働者へのしわ寄せで成り立っていることを労働組合として忘れてはならないと思います。

動労水戸も財政は楽ではありません。来年に向けた事業を色々練らなければなりません。

その参考にならないかと、銀座一丁目「奥野ビル」を訪ねました。


(有楽町線銀座一丁目駅そばにある奥野ビル。1932年竣工!)


(超レトロなドア)

(そして階段。昔の小さなアパートが、そのまま若いアーティストのアトリエや展示室になっていました。)


(公園の恐竜をテーマにした写真を展示していた山下晃伸さん。とても面白い。水戸市森林公園にも来ていました。さっそく参考のためにカレンダーを1000円で購入。)


(さらに臼木英之さん、邱桂蘭さんの二人展を訪ねました。)



(邱さんの版画は「辛い現実の中で未来から射す光と、そこに向かう階段。自分がホッとする世界。」と話していました。

「小さい時から渦を書くのが好きで、描き続けて来た。自分が戻りたいところ。」と話される臼木さんの絵。

自分が描きたいこと、自分がやりたいことを追求することの大切さを感じ、学んできました。)



(という訳で帰りの階段も)


(踊場も全て古いものを残しながら、アートでした。)

日常と違う世界に、みなさんも訪ねて見てはいかがでしょうか?


国分副委員長からのクリスマスプレゼント

みなさんクリスマスイブ、楽しく過ごせると良いですね。

国分勝之副委員長からのクリスマスプレゼント。写真を贈ります。


動労水戸プログ、おかげさまでPV(ページビュー)数35000、訪問者が9000人を越えました!ありがとうございます。


(国分勝之副委員長から「クリスマスシーズンは私たちにとって夕陽のシルエットの時期でもあります。12月初めから今月いっぱいくらいが狙い目です。」)


新しい明日に向けて、さらに頑張りたいと思います。

動労水戸は、年明けに大会がありますので週明けに執行委員会があったり年末まで動いています。

3月ダイヤ改正は、労働組合解体と乗務員制度の根本的転換・大合理化との闘い。その先に常磐線全面開通があります。



どの企業でも青年たちが低く見られ、世代が上の人たちからパワハラを受けて苦しんでいますね。

世代の分断、身分の分断、賃銀の分断を打ち破り、仕事をしながら笑い会える職場は、労働組合を通して実現できます。それが労働組合の役割りです。



クリスマスを楽しく過ごしながら、神さま頼みでなく、労働者自身の力で明るい明日を切り開こう!

そう考える動労水戸です。

いわきから、そして東京から。

明日はクリスマスイブですね。

福島県いわき市湯本駅の近くに石炭化石館があります。かつて常磐炭坑があり、坑口の一つに建てられています。市内で発見された「フタバスズキリュウ」などの化石も展示されています。
化石館前のSLもライトアップされていました。



綺麗ですね!

動労水戸の事務所に、東京神田からハガキが届きました。動労水戸が発刊した「無の槍」への感想でした。

「無の槍やっと手に入り一読。驚きかっ心を動かされた。やはりあれはうそだったんだ。良くわかった。感謝」とあります。




Amazonの内容紹介です。(注文は動労水戸にお願いします)

著者の八里原氏は、原発労働者で技術者です。2011年3・11の東日本大震災、それに続く福島第一原発事故。その事故の現場で闘った原発労働者の命がけの奮闘を生々しく描いた渾身(こんしん)のレポートです。

「そこには、極限状態で輝きを放つ人間の根源的共同性が見える」(動労水戸の前書き)。

30年前に国鉄分割・民営化に反対して当時全員20代の青年労働者が人生をかけて組合を結成しました。その彼らが3・11以後、被曝労働を拒否するストライキに立ちました。この闘いが原発事故と最前線で立ち向かう労働者と結びついたのです。このことの意義を本書から読み取ることができます。

迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧で4年7カ月の下獄闘争に入っている十亀弘史さん(水戸刑務所在監)が、昨年6月に収監される前に書いた「『無の槍』に寄せて」が後書きとして収められています。深いところで著者の意図を読み取った的確な紹介で、本書を味わう手引きとなっています。

本書の表紙を飾る絵(会津・虎の尾桜)は、無実の罪で獄中42年を強いられている星野文昭さんが、この本のために描いたものです。

本書は「3・11の現場で生まれ、放射線の槍に刺し貫かれながら4年を耐え抜いた執念と、怒りと誇りに満ちた〈労働者階級の叙事詩〉」(十亀弘史)です。

2019年度は、天皇代替りやオリンピックの話題に国民の関心を引き寄せながら、労働者大衆には低賃金化、非正規雇用化、そして常磐線全面開通によって被曝が強制されます。

JRの青年労働者が激動の時代の中心にいます。だから大合理化と労働組合絶滅が激しく進められているのです。

しかし、何も難しいことはありません。信頼する職場の仲間、地域の仲間と一緒に人らしく生きる。労働組合を自分たちの組織として、今こそ取り戻す。そこに一切の鍵があります。

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プロフィール

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動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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