みなさんおはようございます。
本日は、福島県いわき市の観光バス会社との団体交渉があります。
(国分勝之撮影。E501系電車)労働組合結成を通告し、従業員が見たことの無い就業規則を出すことを要求したら、中心組合員の乗務停止を通告して来ました。
労働組合を作って法を守れ!と当たり前の要求をしたら、別の形で報復して労働者を排除する。
こういう理不尽は、JRだろうと中小企業だろうと同じくあります。
(乗務で疲れている国分さんと一緒に団体交渉へ。E501系車内。)ただし昔と違うのは、その日暮らしの賃金で「老後」も病気やケガをしても何の保障も無い非正規雇用労働者が40%を越え増え続けていることです。
労働者はみんな自分の生活に追われ、まず自分のことを考えます。
他人がどうであろうと、取り合えず自分が安泰なら良い。下手に同情しても、何の得にもならない。
非正規雇用の労働に至っては、人間的疑問なんか持ったらやっていられません。
機械の様に与えられた仕事をこなして、命を長らえて行くしかない。誰も私のことなんか気にしない。
そう言う日々を送るしかない青年たちに取って、労働組合なんて一体何の意味があるのか分からないと思います。
大体みんな分かっているみたいに偉そうに演説したり説教しているだけじゃないか。人の苦しみなんか分かるはずがない。
しかし時代の転換は、こうした労働者や青年たちの状況と意識の変化にあるのではないか。
そしてその労働者や青年たちが、人間として立ち上がる以外に私たちは力を持たないのです。
あらかじめの答えの無い挑戦は、「これは許せない!」と必ず立ち上がる労働者の存在と共にあるのだと思います。
人が人を呼ぶのです。そのシンプルな原理を貫き、今日も頑張りたいと思います!