水郡線では、先週またも倒木事故がありました。今月5件目です。枯れた木の枝が列車の前面ガラスに当たったそうです。さいわい怪我人もなく、車両も無事でしたが、乗務員とすれば気の抜けない日が続いています
こうした中で、鉄道の「サービス」について考えてみました。会社は何かにつけてお客様サービスと言いますが、列車が毎日のように遅れるのはどうなんでしょうか。
鉄道の利用者の多くは、安全で予定通りに移動できることを求めているのではないでしょうか。
そうであれば、そのために労力をかけるのが鉄道のサービスと言えると思います。
しかし現実には、多くの駅が無人化され、または駅員はいても切符も買えなくなっているところもあります。
列車に乗っても、ワンマン運転によって車掌がいなくて、また切符が買えません。毎日のように列車に乗らない利用者にとって、その不安は大きいと思います。
また保線などの合理化で、ローカル線は荒れ放題で、水郡線のような現状です。
ある若い車掌は、「鉄道のサービスはお客様に快適に乗って頂くこと」と話していました。今のJR東日本あり方には、その現実は無いように思います。
JR東日本では、「変革2027」という新たな施策のもとで、現役の車掌達によって、自らの仕事を無くす「ワンマン運転プロジェクト」などが進められています。それは乗客のことを思ってのことなんでしょうか。
(国分勝之撮影)
乗客が快適に利用できる鉄道に。そのために
鉄道の運行に関わるすべての労働者が、力を合わせていく職場を作っていきたいと、動労水戸は微力でも奮闘していきたいと思っています。