9・17さようなら原発全国集会



9・17代々木公園で8000人が集まり「さようなら原発」の声をあげました。

動労水戸は、被爆労働拒否・常磐線全面開通反対を闘う労働組合として、しかも福島県いわき市に平支部事務所を構えていることで、福島県の労働組合としても認められ毎回ブースを出店しています。

「常磐線全線開通反対署名」を持ち込んでの出店は今回が2回目です。
前回3月は、雪が降り大変な集会になりましたが、200筆以上の署名が寄せられました。今回も大盛況で前回を上回る数の署名を頂きました。



常磐線全面開通反対の横断幕。動労水戸と動労水戸支援共闘の幟をはためかせ、デモをやりました。



デモの解散地点で木村書記長があいさつ。

2020年東京オリンピックに向けて、改憲、戦争、核武装のための労働組合破壊と福島第一原発事故、東海第二原発再稼働による被曝の強制ととことん闘い抜きましょう!

10月22日10時30分JR東海駅集合で、NAZEN東京と動労水戸の東海第二原発現地調査を行います。案内をしていただくのは、長く地元で東海原発に反対されてきた相沢一正元東海村村議会議員です。

9・16いわき駅前街宣やりました!


前夜15日は、いわきユニオンの青年学習会でした。テキストは、民主労総の「労働組合リーダー論」です。「職場の仲間をこんな学習会に連れてきたい」とノートを作り、深く読み込む青年。
「仲間を誘ってもなかなか都合が合わないんです」とダブルジョブで痛い足で参加する青年。学習会のあとは小皿二品&ワンドリンクで1000円の食事に!
おじさんには分からない「アンダーアーマー」ブランドの話などで盛り上がる。


保護者格・動労水戸辻川副委員長はバテバテながら、3人の青年たちは元気そのもの。

 

直ちに桑崎君が第一声。他の仲間は、常磐線全線開通反対署名協力の訴え。

隣では「女性会議」のお二人が「憲法を生かす全国統一署名」を開始。何度も駅前に立って来たいわきユニオンの青年には顔なじみの人でした。
お互いに署名をし合い、和気あいあいとやりました。

ビラの受けとりは、相変わらずとても良く。「常磐線全線開通に反対しています!」と言うと「気持ちはみんな同じなんです。」と耳打ちして行く人もいました。

改憲反対署名をしていた年輩の人に、女性会議の方が私たちの署名への協力を促してくれました。

お話をうかがうと、何と96才で共産党の市議会議員を二期やられた人でした。特攻隊の生残りで、議員になる前は映画館をやっていたとのことでした。「いわき駅からの乗り換えが良くないが、広野や竜田を見に行っている。広野には家が建ちはじめているが、竜田には人がいない。循環バスに乗ったが、私しかいなかった。30分走って170円。あんまりだから200円置いてきた。ひどいもんだ。」そう言うお話でした。

若い人に続いて辻川副委員長がアピールするのを聞いて「凄いなー。俺も若い時はここでやったんだ!」と凄く喜んでくれたのが印象的でした。

青年たちは、毎月やりたいと乗り気。若い人が労働組合運動を通して、元気になれることが大切ですね。

街宣のあとはお昼をはさんで、いわき事務所でユニオン執行委員会が開催されました。
メインの議題は、「有機合成薬品工業」を試用期間に解雇され、いわきユニオンで闘い、裁判をへて解決金を支払わせた桑崎君の闘いをどう総括して、これからのユニオン運動に生かすかでした。

苦しむ青年たちの現状に立ち向かう労働組合運動無しに、改憲反対も、常磐線全線開通反対の声も届かない。いわきユニオンを動労水戸と一体で、いわきの青年運動として発展させよう。ユニオンの集会を設定し、駅前街宣は元より地道な運動で組合を作って行こうという積極的な話し合いになりました。

さらに、山形県教組から常磐線全線開通反対署名が届いていること、動労西日本の東さんからお酒が、鷲見さんから米子の梨が届けられていると報告がありました。

いわき事務所(動労水戸平支部)維持のために、動労水戸支援共闘への加入やご支援を宜しくお願いします。


次回のいわき駅前街宣は、10月7日10時30分から12時を予定しています。安倍政権に怒っている人。戦争、被曝、過労死から子供たちや青年を守り、憲法改悪を許さない人。どなたでも参加できます!



9・1東海第二原発再稼働STOP! 茨城大集会




駿優教育会館大ホールが完全に満員となる大盛況。1000人の熱気で集会が始まりました。



 


東海村議会議員阿部功志さんの司会。長年茨城で反原発運動に携わって来られた小川仙月さんが主催者代表としてあいさつし、集会が始まりました。

会場入り口では、西納書記がテーブルの一画を借りて動労水戸支援共闘のパンフレットを配り、常磐線全線開通反対署名を集めました。


集会では特に、福島からの訴えが胸に沁みました。前南相馬市長桜井勝延さんは、市長として責任を取って来た立場から「最高の避難計画は、再稼働させないことだ」「憲法を変えるのではなく、政府に守らせるために、避難者に憲法を配った」とキッパリ。人として凄いと感じました。


双葉町の大沼勇治さんは「原子力明るい未来のエネルギー」と言う標語を小学生の時に考えて、表彰をもらった人でした。「家を建てて6年住んで原発事故にあい、茨城県古河市に避難をして7年。事故後に生まれた子供が小学生になった。避難区域の見直しで避難者が分断され、住宅保障も打ち切られる。ふるさとを奪われ東海第二原発再稼働で、再び避難させられることがあってらならない」と切々と訴えられていました。


他の発言者も様々な立場から再稼働絶対反対を訴えていました。元日本医師会会長で医療法人大圃病院理事長の原中勝征さんは、浪江町出身で「政府は国民を守っているのか!除染労働者のガンが激増しているが、発表しない。小児甲状腺ガンについても隠している」と静かな言葉に怒りを込めていました。


常陸農協組合長の秋山豊さんは「JCO臨界事故」の時の苦難と東電の酷さの生きた教訓を語り「私たちは保守だが、周辺の農民、農協はすべて東海第二原発の再稼働に反対している」と話されたのも印象に残りました。


集会には、県内は元より全国からも大勢参加していました。東海原発の事故問題は周辺30キロ100万人の問題でなく、全国、全世界の問題です。



 


動労水戸は8月に、ドイツで最終処分場への使用済み核燃料の搬入を阻止し続けているゴアレーベンの反対同盟と交流し、東海第二原発再稼働と福島第二原発事故を無きものとする常磐線全線開通反対の闘いについて報告して来ました。反対同盟元委員長のケアスティンさんは、以前にもまして深い共鳴をしてくれました。



私たちは、ゴアレーベンの緑色と黄色の旗を動労水戸の旗と並べてデモ行進することを約束しました。



 


デモにはNAZENの仲間が加わり、鳴り物があって注目度も抜群。周りの人たちも盛り上がり、先にデモを終わった人たちが手を振って一体になりました。

国鉄のOBの人まで入って来て、前の隊列で何故か日の丸を掲げている年配者の人は「鬼の動労だな!」とニコニコしてました。





 


最後は、NAZENのみなさんに、三里塚芝山連合空港反対同盟の太郎良さん、いわき合同ユニオンの青年も加わり記念撮影し、石井委員長と織田陽介NAZEN事務局長のあいさつで締めました。




動労水戸情報第632号


東海第二原発再稼働と常磐線車掌一人乗務に反対!

非常時の人命軽視を許すな

JR東日本は、労働組合の全面解体を強めると共にかつてない大合理化を進めています。私たちが注目しなければならないのは、2020年東京オリンピックに向けた2019年度常磐線全面開通に向けて水戸支社が焦点になっていることです。
私たちは、原発の技術者や医師と学習会を重ね、福島第一原発事故の現場と深刻な被曝問題について明らかにし、全面開通に反対して闘って来ました。こうした中で売電収入がゼロになり破産した会社である日本原電を救うため、40年の運転期限を過ぎる東海第二原発をさらに20年伸ばそうとしています。その延長期限が11月28日なのです。東海原発の周囲30キロには96万人が住んでいます。避難が不可能な場所で、東京電力の支援がなければ倒産する日本原電が、老朽化した原発を再稼働させるというのです。
会社は福島第一原発事故について「政府が安全だから安全だ」として乗務員・乗客の避難と安全を軽視しています。2011年3月11日の教訓を無かったことにしています。東海第二原発も電源喪失になりかけたのです。こうした事実に目を背け、周辺各駅の外注化・無人化を推し進め、保線・通信などの要員削減にひた走っているのです。常磐線特急の一人乗務化は、私たちの仕事を奪うだけでなく乗客の安全と生命を危機に落とし入れます。私たちは、10月20日の特急車掌一人乗務化と11月東海第二原発再稼働決定に絶対反対です。

台風で露呈する外注化の危険

今年は台風や集中豪雨が猛威をふるっています。
8月8日から9日にかけての台風13号では、幸いに被害が少なかったにも関わらず、風速計のシステム故障で列車が遅延しました。5年で交換しなければならない風速計が5年を越えて使用されて緊急交換が行われています。信号通信の外注化によって安全の根幹が脅かされています。
さらに8月17日、関東地方が強風にみまわれ、水郡線では複数ヶ所で倒木が発生しました。JR水戸支社は、7月1日付けで大子保線科を水戸保線技術センターに統合し20名いた社員を8入に減らしました。その内5名は年配者で守備範囲は、常陸太田~上菅谷~安積永盛間227キロに及びます。水郡線のワンマン運転の拡大も含め、乗客の安全と地域交通の確保のための水郡線維持という両方の視点が必要ではないでしょうか。
また、外注化された駅には、AED(心停止に対応する医療機器)がありません。命を守る労働組合が今こそ必要です。

勝田車両センター入換作業で重大事故発生!

8月17日勝田車両センターにおいて入換事故が発生し、密連が大破しました。構内運転士、誘導共にMTSの指揮下で起きた信じられない事故です。鉄道の仕事を軽視し、丸投げを進めるJR東日本に責任があります。

※このように安全無視の外注化による連続重大事故が起きているなかで、JR東日本と水戸支社は、8月9日JR東労組所属の教導運転士に対する諭旨解雇に続き、JR東労組水戸地本元業務部長で勝田運輸区の運転士に対して勝田車両センターへの配置転換を命じた。
勝田運輸区は、特急車掌一人乗務で28人も削減される職場だ。もし、会社にとって労働組合が恐れるに足らないならば、この様に異常なことは行われない。今必要なことは、本当に現場労働者・青年自身が支え会い生き抜くための労働組合だ。黙っていてはいけない。
私たちと一緒に闘おう!

動労水戸、ドイツ訪問中!

動労水戸の木村郁夫書記長、池田学執行委員、西納岳史書記は8月20日から28日にかけてドイツ機関車労働組合ベルリン都市鉄道支部長の招きでドイツを訪問しています。

   ドイツとの時差は、日本が7時間進んでいます。通訳含め6人の訪独団は、21日早速GDL(ドイツ機関車労働組合)、EVG(機関車労働組合と別の労働組合)、フランスの教育労働者との交流会を行いました。日本も、ドイツも、フランスも労働者は同じ課題を闘っていることが確認され、木村書記長の報告が共感を呼び「今後も交流を継続する」ことが確認されたと池田執行委員から現地報告が届きました。

    一行は、ドイツで使用済み核燃料最終処分場搬入を阻止し続けているゴアレーベン組と、ドイツレイバーネットのヘルムート氏を訪ねるドルトムント組に別れてそれぞれ交流しています。

    JR東日本では、JR東労組の解体と共に極限的合理化・労働強化が進められています。職場では、青年たちがこれからどうするのかみんな悩んでいます。

    かつて国鉄分割民営化の時に、20代で仕事を奪われ、職場から排除された木村書記長は「決してあきらめないこと。自分が打倒されないことが大事なんだ。」と語っています。それは、世界の労働者の共通の言葉なのではないでしょうか?




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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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