中央線も特急車掌一人乗務化。職場と乗客の声を無視!

11月1日交通新聞で、JR常磐線に続き中央線の特急あずさ・かいじに車掌一人乗務を拡大することを発表しました。

 常磐線では、直ちに乗客とのトラブルが発生し暴力事件が発生しています。全席指定で、車内で特急券を買うと割高になる。車掌削減のため事前購入を促すための不合理な料金システムです。

しかし、車掌が検札に来なければ特急料金を払わなくでも済みます。一人乗務ならば、検札に来ない可能性が高まります。特急指定券を買った乗客と買えなかった「未指定券」の乗客、そして特急券の無い乗客。

乗客同士のトラブル、乗客と車掌のトラブルが否応なしに増えて行きます。

 
(車掌の一人乗務化が導入されるE353系特急車両です。)

また車掌の一人乗務化の拡大は、そのまま車掌の削減になります。職場で誰が削減の対象になるのか?その疑心暗鬼によって、職場の仲間に分断をもたらします。

労働組合解体を狙う会社は、労働組合に所属する労働者を差別します。

水戸では、JR東労組も職場の声に押され10月20日の一人乗務強行以降も
抵抗しています。
 
大切なことは、職場の青年たちの声にあります。

労働組合の主人公は、労働者一人一人です。その声や思いの中から、労働組合のリーダーは要求をまとめ、みんなで闘うことで労働組合は作られて行くのです。

簡単なことではありませんが、韓国の民主労総はその地道な努力を通して社会全体を変える力を作り上げました。

私たちは同じ労働者階級です。小さな分断や対立を越えて一つになるのも労働組合の役割りです。

動労水戸も、今までのあり方を変えて頑張ります!

JRの職場では…

紅葉が美しいですね。小さい秋も見つけながら、JR東日本水戸支社の職場の話題を報告します。

一つは常磐線特急一人乗務問題で、JR東労組水戸地本が来週15日頃から駅頭宣伝を開始する予定だと言う話題。

 (車掌さん一人乗り継ぎ。いわき駅)

職場の怒りと動労水戸のストライキへの支持。そして、東京新聞やいわき民友の報道に対する地域の反響の中で、労働組合として行動することは大切なことだと思います。

誰かが何かをしてくれるのを待っていても、何も変わりません。まして、同じ労働組合内で労働者のためでなく幹部の生きのこりのための「足の引っ張り合い」をしている場合ではありませんね。

会社は現場が立ち上がることを心底怖がっています。力はみなさんにあります。勇気を持って共に闘いましょう!

もう1つの話題です。

昨日の茨城新聞です。

国の機関である原子力規制委員会が、老朽した東海第二原発の可動について20年の延長を認めたというニュース。

県知事は肯定的みたいですが、県内34自治体が反対ないし慎重姿勢を表明している中での国の強行姿勢の反映です。

沖縄の辺野古基地。築地市場の強行移転。常磐線の全面開通。昔ながらの強行の連続ですね。

しかし、ごう慢になって労働者や民衆の中に不満や怒りが蓄積していることを忘れてはならないと思います。

多くの人が、蓄積された怒りの表現の場を求めています。私たちは、それを大切にしたい。

職場の助役(JRの管理職)に「どうするつもりなの?」と聞いたら「避難するの無理だから、難しいんじゃないですか。」だったと報告がありました。

みんな人任せ。この国では、戦争で多くの命が奪われでも、原発が爆発して命が蝕まれても誰も責任を取りませんでした。

労働者は、日々責任を問われているのにです。おかしくないですか?

 
(職場の怒りを表現しよう!)


☆石井委員長は、本日から韓国民主労総の労働者大会に参加のためにソウルに行きます。

☆16日(金)水戸地裁で14時から動労水戸組合員への「運転士登用・昇進昇格差別裁判」があります。原告はストライキで参加しますので、傍聴&ご支援宜しくお願いします!

動労水戸福島特集!

今日はNAZEN(全ての原発今すぐなくそう全国会議)いわきの呼びかけ人である齊藤さんのお母さんの葬儀に行きました。いわき市三和、紅葉がとても綺麗でした。
 
何なのか分からず「長沢ドライブイン」で尋ねたら「制作中の水車」とのこと。

長沢峠があるとか。今ではめったに見なくなったドライブインで時間調整しました。

大変失礼ながら、齊藤さんのあいさつ姿を撮らせていただきました。

お母様は、戦争で肉親を亡くし東京大空襲にあわれたそうです。齊藤さんのお父様は、旧満州鉄道でシベリア抑留にあわれた方だと。シベリアから帰り、百姓もしたことのない人と二人で大変な苦労をされて子供を育てたと話されていました。

晩年は鍬を持って畑で死ねたら本望だと話していたそうです。母を亡くして、美しい秋の景色にはじめて感動した。しかし、まだ気持ちの整理がつかないと話されていました。

戦争を憎み、原発と闘いながら多くの人に愛されている齊藤さんの原点を見て来ました。

 
帰りはちょっとローカルな店で遅い昼食。しっかし、ほぼ満席でした。「人生の楽園」か?

美味しゅうございました。

そして、動労水戸のカメラマン国分副委員長の写真集
 
福島県の安達太良山です!


線量はひたちなか市と変わならかったとのこと。綺麗ですね!

東海第二原発再稼働・水郡線廃止反対と茨城県議会議員選挙

11月27日東海第二原発可動から40年を迎えます。さらに20年、老朽原発を使うのかどうかが焦点になっています。

本日国が20年の延長を認めましたが、茨城県内45市町村のうち34の議会から、再稼働について反対や慎重にすべきという決議が上がっています。疑問や反対の声が圧倒的なのです。

さらに来年度中には、福島第一原発わきの常磐線全面開通も強行されようとしています。

地域の足水郡線も、ワンマン運転拡大・利便性と収益悪化のすえ廃止されようとしています。

私たちは子供たちに何を残すのでしょうか?放射能と荒れ果てた土地なのでしょうか?


(水戸の県庁前では2011年3月11日以来、毎週金曜日原発反対の訴えが続けられています。東海第二原発再稼働反対を訴える元東海村議員の相沢さんです。)

動労水戸は、微力ながら原発に反対する闘いを職場から闘って来ました。1992年11月の「あかつき丸」による東海村へのプルトニウム搬入、1999年9月30日のJCO臨界事故、そして2011年3月の福島第一原発事故に対して「鉄道の労働組合としてどう考え、どう闘うのか?」を問い、闘い続けて来ました。

勝田車両センターでの被曝車両K544の検査拒否・運用阻止闘争や水郡線大子運輸科でのラジエーター洗浄拒否。さらにポケモントレインを使った常磐線延伸阻止のストライキなど出きる限りの闘いを組合員と共に貫いて来ました。

しかし、私たちの存在や闘いはまだまだ知られていませんし、何より地元の日常のつながりの中によりしっかりと根付くことが課題です。

10月16日大子運輸科と17日の勝田運輸区ストライキを転換点に、職場で仲間を増やして行くことと地域の中に根を張り次の世代に継承して行くことに挑戦して行きたいと考えています。

動労水戸は、12月9日投票の茨城県議会議員選挙で、水戸選挙区の玉造順一さんを支援します。


(玉造順一さん。元水戸市会議員です。)

玉造さんは、日赤病院労組の書記として原発反対を訴えて来ました。動労水戸の学習会の講師も快く引き受けていただきました。「動労水戸との再会は、鹿児島県の川内原発再稼働反対集会だった」と記憶されていました。真摯でアクティブな人です。

投票まであと1ヶ月ですね。玉造順一候補の勝利を、みなさんと一緒に勝ち取りたいと思います。ご支援宜しくお願いします。





韓国民主労総の労働者と交流しました。

11月5日、千葉での「日韓労働者理念交流」に参加してきました。午前中は「公共運輸労組交通公社労組」との交流会でした



訪日団長のチャジンガクさんです。


動労千葉の田中委員長。


台湾・富士ゼロックスのリストラ抗議行動の仲間から発言がありまし
た。


民主労総からは、韓国の現状認識と11月ゼネストについての報告。

動労千葉からは、日本の現状認識と動労千葉の闘いについて報告。

動労水戸からは木村書記長が、午前中の交流会で動労水戸の闘いを報告。

午後の理念交流の質疑応答の中で、民主労総の組織拡大の取り組み方について質問しました。

民主労総の訪日団長から非正規職の組織化をやっていること。

公共運輸労組自治体公務職支部の方からは、仁川空港での組織化について答えて頂きました。

他の質疑では、国際連帯の発展や人員削減などについて出されました。

民主労総の仲間たちは、私たちに嬉しそうに接してくれました。同じ労働者同士、どんどん交流を広げたいですね。

動労水戸は、ドイツにも兄弟がいます。


ブロースト(乾杯)!


相手を知ること、交流することから信頼が深まるのは日本でも世界でも共通だと改めて感じました。

カレンダー

11 2025/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

フリーエリア

最新CM

[11/19 CharlesPlamp]
[10/21 Trevorsep]
[07/25 Robertagelf]
[07/05 HermanCrumn]
[06/17 Jeffreynep]

プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

ブログのご意見・ご感想は↓↓
doromito30th@yahoo.co.jp


【本部事務所】
310-0011
茨城県水戸市三の丸3-1-3
電話番号:029-227-6020
FAX:029-227-6291

バーコード

ブログ内検索

P R