ライフサイクルで配転させられている青年

年の瀬に入りました。至るところにイルミネーションが灯っていますね。

 

人が動く分忙しくなるのは、鉄道員も同じです。

今日は、組合員からJR東日本の「ライフサイクル制度」で水戸支社の運転士で、上野駅に配転させられている平成採の青年の話が届きました。

東京帰りで、上野駅を歩いていたところ、水戸支社から来ているの青年と目が会いました。

「しばらくだね、元気にしてる」なと挨拶を交わし、仕事の内容などを話しました。



彼は開口一番「ライフはくそですよ!」と言いました。

なぜか聞くと「駅の輸送主任が全然仕事が出来ない。乱れたときどうするのと聞いても指示が出来ない。」とボヤいていました。

駅にはライフサイクルで来た人が多く、仕事はほとんど出来ないと言っていました。そして、「ようやく帰れます。」と嬉しそうに言っていました。

「10月から運用改定があって、特急一人乗務、水郡線ワンマン拡大が強行され、ワンマンは8本拡大されたよ。」と話したら、「そんなに!」と驚いていました。

「車掌はどうなってしまったのですか?」と聞いてきたので、「平日はツーマン、休日はワンマンなので、特改行路で乗っている。来年3月からはおそらく全てワンマンになると思っている。」と話しました。

特急一人乗務は知っていました。私は会社は外注化に向けて外堀を埋めて来て、車掌まで来た。後は運転士だけだと話すと、彼は「そうですね、秋葉原駅も外注化ですから。」と言っていました。

私は「3月には乗務員勤務制度の導入がある。私は反対で闘う。頑張ろう!」と言って別れました。

こうした全ての青年のために労働組合を取り戻す時だと思います!

都庁議事堂レストラン解雇 都労委審問に参加




11月29日、都庁議事堂レストランにおける東京西部ユニオン・Kさんの不当解雇を争う労働委員会闘争に参加しました。動労水戸からは国分副委員長・池田執行委員・西納書記が傍聴に参加。「都庁ふくしま署名解雇を許さない会」呼びかけ人の東京都元教員・根津公子さんをはじめとする支援者の仲間も来られました。

この闘いは、都庁議事堂レストランに勤めていたKさんが、職場での署名活動・ビラ配布をおこなっていたこと、さらには動労水戸が闘う常磐線延伸反対の現地闘争に参加したことを理由として、東京都と都庁議事堂レストランの業務を受託したはなまる資本が彼女に雇い止め解雇を強制したことを争っています。



今回の審問では、当時都庁議事堂レストラン(上の写真の建物)に勤務していた「はなまる」の管理者を証人として、主尋問・反対尋問が行われました。

はなまる側は解雇の理由として、組合結成に向けた動きや政治活動に対する解雇ではないと主張、「(内容のいかんに関わらず)署名活動やビラ配布を同僚が嫌がっている」「勤務態度が悪い」という理由を持ち出しました。

しかし、組合側の反対尋問で、証人はそもそもビラの内容について「読んでいない」と言うのになぜビラを読まずしてどうしてその内容や行為を問題視して解雇にする理由にまでできるのかといった点、さらには内容を「読んでいない」というビラを保管し弁護士事務所に提出までしたのかといった点についての矛盾が明らかとなり、労働委員会側もこの点について関心を寄せ、次回調査期日(1月16日)を入れることとなりました。

労働組合をつくる、あるいは職場の不満や問題点を同僚と共有するために、労働者が会社側に秘密裏に宣伝活動を行うことは、労働者にとって当たり前の行為です。

管理者ならば、そこに重大な関心を寄せ、警戒を怠らないのは当然です。はなまる資本は今回の解雇が労組結成の芽を摘もうとする不当労働行為であるという事実を必死で隠そうとした結果、弁解しようのない矛盾が起こっています。


東京都による原発事故避難者追い出しと福島への帰還強制に対し、まさにそれを指揮する東京都・小池百合子知事の足元において、柿沼さんは自分の職場から仲間を組織し反撃しようと闘いました。この闘いは、茨城・福島において常磐線全線開通・被曝強制攻撃と闘う私たちの闘いと一体です。

職場で声を上げることを雇い止めの脅しで押さえつける非正規職化を打ち破るための決戦に勝利するため、これからも共に闘います。

茨城県議会選挙始まりました!

本日告示、12月9日投票の茨城県議会議員選挙が始まりました。水戸地区選挙区では、東海第二原発再稼働をめぐり東電労組の候補者と脱原発玉造順一候補の勝敗が隠れた争点になると言われています。



本日の玉造順一候補のポスター貼りには、動労水戸から西納書記と国分副委員長が参加しています。
 
出発式には、星野文昭さんの仮釈放を求める賛同人の堀越衆院議員が来ていました。

選挙事務局長は水戸日赤労組の菊池委員長です。

みなさんの応援を宜しくお願いします!

水郡線ワンマン化から1ヶ月の現実

水郡線運転士木村書記長からの報告です。

10月20日のワンマン運転拡大から1ヶ月の問題点です。とりあえず私が記録出来たものだけですが、利用者への負担、運転士への負担が増えていることは歴然としています。

(水郡線大子運輸科検修庫)

10月20日から11月19日の間で記録出来た17本のワンマン運転列車の状況です。このうちワンマン運転拡大された列車は8本です。
乗降口が分からなかった人は、のべ28駅で、53人でした。

これ以外に、安積永盛駅、磐城石川駅では、学生の大半が後ろの乗車口から降りていきます。(つまり料金を正規で支払わなくても分からない人です。)

ICカードで乗り換えて来た乗客に対する対応が6人いました。これには、自分以外に便乗の運転士が対応したものが別にあります。
利用者の声としては、

・運賃表が高い場所にあって見えない

・切符が欲しい

・曜日によってのワンマンが分からない

・整理券を取るのが分からなかった

・駅の営業時間が変わって切符が買えない

などの声がありました。
こうした声に対応すること。乗換案内、乗越精算など、車掌がいないことの負担は、格段に増えました。
こうした苦情や問題を、終了点呼のときに報告していますが、会社はまったく対応していません。

水郡線切り捨てに向けた姿勢が如実に出ていると感じます。


(水郡線瓜連駅前の町起こし映画館「あまや座」です。水郡線廃止は、人々のこうした努力を無にします。)


それから、

受け取りを拒否した裁判員の郵便物です。
受け取り拒否をするために郵便局に持っていったところ、局員の方が「受取拒絶」の紙を貼ってくれました。



これに自分の印鑑を押せば、受け取り拒否が出来ます。裁判員に指名され拒否の意思表示がしたい場合、こうした方法で断ることもできます。お金はかかりません。

動労水戸ブログへの共感

みなさんおはようございます!昨日動労水戸ブログを見てくれた人が、感想を寄せてくれました。自分が信じようとして来た人たちから関係を拒絶され命の危機にある人からです。
 
「動労水戸ブログは、大変勉強になると同時にすごい力を得て心も体も元気をいただきました。ほしい言葉は、労働組合にあるのですね。気がついたら肩が真っ直ぐ前を向いていました。いつの間にか下を向いていたようです。有り難うございます。感謝申し上げます読んで感動しました。毎日見るように致します。」


(寒さをましていますが、まだまだ色んな花が精一杯咲いていますね。)

先日「MTSに就職したら、お前は変だ、ゲゲゲの鬼太郎に似ている」と言われ、深い打撃を受けた青年から相談が寄せられました。その青年は、仕事に出て来られなくなり、やめることになってしまいました。

自分の努力とは無関係に、存在自体を否定される言葉に傷付き、これから何を力に人生を歩むのでしょうか?心配です。

(働く…廃車になりましたが485系お座敷列車K30です。運転台の修繕。辻川副委員長撮影)

人間は他の人との関係性を生きています。その関係性の中で自分の生が継承されて行くことで、死を越えていきます。

ですから、人間の本当の死とは関係を絶たれることなのです。戦争も、原発事故も、あるいは死刑も人間のつながりを絶つという意味で人間を殺すことになります。

ではパワハラやセクハラは?やはり人と人が、対等な関係性の中で自分の生を継承するすることが壊されていますので、相互に殺されている関係になってしまいます。

相手を尊重する中で、はじめて自分が生きる。労働組合が、お金や作られた地位や権威による人間の分断、上からの支配を打ち破ることは、人間として生きる根源的欲求に根ざしています。

労働者のために労働組合がある。という言葉には、労働組合を基板として人間らしい関係を社会的に形成するという意思があります。


(労働者は一つ。韓国民主労総に学ぼう!)

JRの労働組合運動の動向が、戦争も、原発も、パワハラも人を殺す全てを根本から変えて行きます。

青年のみなさん!時代があなたたちを呼んでいます。あなたたちは決して小さくありません。

動労水戸と一緒に闘い、人として生きましょう!


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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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