クリスマスも年末も正月も労働者は働いています

みなさん、良いクリスマスイブでしたか?

回りにはイルミネーションがいっぱいだったり、クリスマスディナーを楽しむ人がいたり。でも視点を変えると、みんな働いている人がいて成り立っています。

鉄道員も、特に乗務員はクリスマスも、暮れも、正月も無いことが大半です。


(東京駅のライトアップ。警備やたくさんの人が働いています。)

クリスマスイブにも水郡線大子運輸科の組合員から

「現在、大子には運転士の予備が3人しかいません。産業医の許可が出ないと乗務できない人がいて、予備が2人です。」

「 さらに2月にライフサイクルで駅に行く運転士が1人。動労水戸の會澤君が4月に帰ってきてもすぐには1人乗務はできません。」

「ですから、2月には運転士予備が1人になります。予備1人では今の行路は回りません。」

と休みさえ取れなくなる現実が訴えられています。一見きらびやかに見えますが、会社の繁栄が労働者へのしわ寄せで成り立っていることを労働組合として忘れてはならないと思います。

動労水戸も財政は楽ではありません。来年に向けた事業を色々練らなければなりません。

その参考にならないかと、銀座一丁目「奥野ビル」を訪ねました。


(有楽町線銀座一丁目駅そばにある奥野ビル。1932年竣工!)


(超レトロなドア)

(そして階段。昔の小さなアパートが、そのまま若いアーティストのアトリエや展示室になっていました。)


(公園の恐竜をテーマにした写真を展示していた山下晃伸さん。とても面白い。水戸市森林公園にも来ていました。さっそく参考のためにカレンダーを1000円で購入。)


(さらに臼木英之さん、邱桂蘭さんの二人展を訪ねました。)



(邱さんの版画は「辛い現実の中で未来から射す光と、そこに向かう階段。自分がホッとする世界。」と話していました。

「小さい時から渦を書くのが好きで、描き続けて来た。自分が戻りたいところ。」と話される臼木さんの絵。

自分が描きたいこと、自分がやりたいことを追求することの大切さを感じ、学んできました。)



(という訳で帰りの階段も)


(踊場も全て古いものを残しながら、アートでした。)

日常と違う世界に、みなさんも訪ねて見てはいかがでしょうか?


国分副委員長からのクリスマスプレゼント

みなさんクリスマスイブ、楽しく過ごせると良いですね。

国分勝之副委員長からのクリスマスプレゼント。写真を贈ります。


動労水戸プログ、おかげさまでPV(ページビュー)数35000、訪問者が9000人を越えました!ありがとうございます。


(国分勝之副委員長から「クリスマスシーズンは私たちにとって夕陽のシルエットの時期でもあります。12月初めから今月いっぱいくらいが狙い目です。」)


新しい明日に向けて、さらに頑張りたいと思います。

動労水戸は、年明けに大会がありますので週明けに執行委員会があったり年末まで動いています。

3月ダイヤ改正は、労働組合解体と乗務員制度の根本的転換・大合理化との闘い。その先に常磐線全面開通があります。



どの企業でも青年たちが低く見られ、世代が上の人たちからパワハラを受けて苦しんでいますね。

世代の分断、身分の分断、賃銀の分断を打ち破り、仕事をしながら笑い会える職場は、労働組合を通して実現できます。それが労働組合の役割りです。



クリスマスを楽しく過ごしながら、神さま頼みでなく、労働者自身の力で明るい明日を切り開こう!

そう考える動労水戸です。

いわきから、そして東京から。

明日はクリスマスイブですね。

福島県いわき市湯本駅の近くに石炭化石館があります。かつて常磐炭坑があり、坑口の一つに建てられています。市内で発見された「フタバスズキリュウ」などの化石も展示されています。
化石館前のSLもライトアップされていました。



綺麗ですね!

動労水戸の事務所に、東京神田からハガキが届きました。動労水戸が発刊した「無の槍」への感想でした。

「無の槍やっと手に入り一読。驚きかっ心を動かされた。やはりあれはうそだったんだ。良くわかった。感謝」とあります。




Amazonの内容紹介です。(注文は動労水戸にお願いします)

著者の八里原氏は、原発労働者で技術者です。2011年3・11の東日本大震災、それに続く福島第一原発事故。その事故の現場で闘った原発労働者の命がけの奮闘を生々しく描いた渾身(こんしん)のレポートです。

「そこには、極限状態で輝きを放つ人間の根源的共同性が見える」(動労水戸の前書き)。

30年前に国鉄分割・民営化に反対して当時全員20代の青年労働者が人生をかけて組合を結成しました。その彼らが3・11以後、被曝労働を拒否するストライキに立ちました。この闘いが原発事故と最前線で立ち向かう労働者と結びついたのです。このことの意義を本書から読み取ることができます。

迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧で4年7カ月の下獄闘争に入っている十亀弘史さん(水戸刑務所在監)が、昨年6月に収監される前に書いた「『無の槍』に寄せて」が後書きとして収められています。深いところで著者の意図を読み取った的確な紹介で、本書を味わう手引きとなっています。

本書の表紙を飾る絵(会津・虎の尾桜)は、無実の罪で獄中42年を強いられている星野文昭さんが、この本のために描いたものです。

本書は「3・11の現場で生まれ、放射線の槍に刺し貫かれながら4年を耐え抜いた執念と、怒りと誇りに満ちた〈労働者階級の叙事詩〉」(十亀弘史)です。

2019年度は、天皇代替りやオリンピックの話題に国民の関心を引き寄せながら、労働者大衆には低賃金化、非正規雇用化、そして常磐線全面開通によって被曝が強制されます。

JRの青年労働者が激動の時代の中心にいます。だから大合理化と労働組合絶滅が激しく進められているのです。

しかし、何も難しいことはありません。信頼する職場の仲間、地域の仲間と一緒に人らしく生きる。労働組合を自分たちの組織として、今こそ取り戻す。そこに一切の鍵があります。

水郡線ワンマンで転倒事故!そして東労組臨時大会

【大子支部の組合員からの報告です】

10月にワンマン運転拡大された列車で、乗客の転倒がありました。
この列車は、磐城塙駅に制限速度40キロのところを、30キロ程で進入しました。そのときに乗客の転倒が起きたようです。
会社はこの事態に対して、まず列車の運転操作記録の確認を行いました。しかし、ここでの速度超過があれば保安装置が働くはずであり、そのようなことはありませんでした。この事を会社幹部は認識していないのか、まず始めに運転士の速度超過を疑ったということです。
結局は、速度超過はないことがはっきりしたのですが、会社はこのことに対して何も対策を打ち出してはいません。


(大子運輸科で貼り出された東労組の掲示)

当該の運転士と話をしました。「ワンマン運転拡大によって乗客が一番前まで移動しなくてはならない。他の乗客に迷惑をかけたくないから、列車が止まる前に車内を移動する。この事によって転倒事故が起きた。ワンマン運転ではなくて、列車が止まってから近くのドアから降りることができれば、こんなことはなかった」と話しています。他の運転士も同意していました。

効率だけではなく、乗客の安全を確保して始めて、列車の安全と言えることを痛感しています。

(ソウルデモ。韓国民主労総と共に。)


【東労組臨時大会について】

①三地本の問題は議題としてあげられる事はなかった。

②議長団3人の所東京で1人でたけど選出方法でもめたが3名連記になったため落選。

③組合財政は25億円ぐらいあるが組合基金は集めていくようだ。

④規約の改正があり従来代議員の2/3の所を過半数で決議できるようになった。
又本部のやり方に疑問を持ち、さらに離脱する動きも出ている様です。

と報告が来ています。水郡線ワンマン運転による事故を見るならば、職場の現状に立つ労働者のための労働組合が今こそ必要とされています。

本部がダメだとか、地本がどうだとかの前に、まず自分がどう思い、職場の仲間に声をかけ、行動に立つことが求められているのではないでしょうか。

時代が変わっています。一度きりの人生を生きているのはあなた自身です。


【星野文昭さん、暁子さん詩画展がはじまりました】


差し入れを持って準備におじゃましました。


土浦市民ギャラリー。新しく綺麗な会場でした。入り口から熱意を感じるデコレーションでした。


中では青年がメジャーで計りながら、丁寧に展示していました。



星野文昭さんが獄中で描いた189枚全てのミニチュアも展示。かなりの重さでした。


初日から盛況との事。25日まで開催されます。無実で獄中44年、星野文昭さんの釈放は年末から年始が山です。労働者階級の掛け替えの無い先輩の獄死を絶対に許してはなりません。

みなさんご支援宜しくお願いします

働く人の軽視を許さない力は職場の一人一人にあります

資本主義社会は、労働者力を商品化することで成り立っています。労働者が働くことを利潤の源泉にしているのに、人件費を絶えず圧縮しないと資本が蓄積できず、競争に勝てません。労働者がいないと成り立たないのに、労働者を軽く扱い減らし続けなければならないのです。

年末JR東日本は、山の手線で無人運転の試運転を行います。来年3月16日のダイヤ改正
では、乗務員削減と共に東京の運輸基地の大改変を行おうとしています。それは、職場の団結と労働組合を解体し、会社の言いなりになる労働者にするということです。

しかし、問題は労働者は生きた人間であり、AIでも機械でもありません。機械がもたらすのは、夢の世界ではなく労働者の貧困化と貧富の拡大です。

そして命と安全の軽視。世界で最も非人間的な混雑と言われる東京の交通事情の中で、山の手線電化柱の倒壊もみぬけなかったJR東日本が無人運転をするということが一体どういうことか。良く考えて見ませんか。

AIの価値とはそれを作った労働者の価値でしかありません。原発が石油無しに動かず、労働者無しに動かない様に、全て労働者が動かしています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181219-00000015-nkgendai-life.view-000

水戸支社では、3月ダイヤ改正で変わる乗務員の行路に対する各現場の意見集約は、プロジェクトチームで行うという従来に無いことをやろうとしています。

これまでは労働組合に提案されて来ましたが、助役(管理職)を含め5人位の体制で勝手に進めるとしています。
つまり、すでに「現場の声」を聞いて行路作成を行ったとして、組合には形式的に提案しようとしています。団体交渉はやらない訳にはいかないが、労働組合からの変更要求には一切応じることは無いと言う事を進めています。

「職場の声は聞いた。」として、職場の労働者の声を無視する。労働組合の言うことは一切聞かないから「社員会」に入れ。それが深沢社長の意向です。
実際職場の計画助役に「意見集約はどの様にやるのか」と聞いてもハッキリとは答えません。「プロジェクトチームを作ってやると聞いたが」と言うと渋々認めます。完全に会社が選んだ者とだけで、秘密裏に行おうとしているは明らかです。

こうした会社のやり方を許して良いのでしょうか?職場と社会のこれからを担う青年を無視して、会社も労働組合も成り立たないことをハッキリさせませんか?

昨日。「5億円積まれても100円の大根をつくる方を選ぶ 」三里塚農民の市東さんの農地の強制収奪を許す判決が出ました。目先の金のために、働く人を軽視することは、命の軽視です。私たちがあきらめないことが、時代をつき動かします。

労働組合を復権させて、全てをひっくり返しましょう!

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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