国土交通省がJR東日本に警告!有明防災公園で会いましょう!

昨日は、時代と共に変わって来た事故原因の変化とヒューマンエラーについてブログにあげましたが、何と期を一にして国土交通省がJR東日本に警告を出していました。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6322237

今朝の茨城新聞の記事です。


これに対するJR東日本のコメントは「結果として重大な事象が起きて申し訳ない」だと報道されています。

さてこの「結果として」という日本語の意味は何でしょうか?チコちゃんに聞かずとも「原因は自分たちには無い」けど「結果としてこうなった」になりませんか?責任を居直るコメントだと思いませんか?

こうした警告が出される時は「お客様に迷惑をかけている。社員一人一人がしっかりやれ」と、責任転嫁の伝達がされることはいつものことです。常に経営者には責任は無く、下請けや労働者を締めつけるだけです。



いま会社は、「変革2027」を目指して全面的な外注化を進めながら相互乗り入れを拡大しています。どこかの線区で支障が出れば、全体がガタカタになり列車遅延が常態化しています。輸送混乱を解決する手立てが無いのです。

その中で、こうした事態に遭遇した運転士や車掌はどんな状況におかれるのか。すぐに対処を求められる検修や設備の現場は外注化で要員が削減されています。

現場労働者がどういう思いで日々働いているのか分からず、無理なプレッシャーだけが押し付けられています。

実は国土交通省も、JRと一体になって外注化を進めてきました。それでいて何か起これば、すべてを現場労働者に押し付けて責任を回避しているのは同じではないのか?

JRの進める規制緩和や合理化に許可を与えてきたのは、国であり国土交通省です。

こんな無責任な国や会社の対極で、鉄道輸送に責任を取り命と安全を守っているのが現場労働者です。

どのような施策も現場労働者無しではできません。その労働者をさらに切り捨て、安くこき使おうとする「変革2027」など、現場労働者の団結と抗議で無くしていきましょう!


快晴のもと、本日は有明防災公園で憲法集会です。準備が整いました。動労水戸ブースを是非お尋ね下さい。お待ちしています!

改元やAI・自動運転で世の中は良くなるのかな?

みなさんお元気ですか?ちまたは改元で大騒ぎですが、大半の労働者は仕事に追われていますね。

変わらない現実、大変になる一方の労働を「国をあげて」ごまかしている様に思います。

さて少し話題をさかのぼります。

1963年11月の鶴見事故の写真です。 161人の人が亡くなりました。


原因は貨物列車の「競り上がり脱線」と言われ、対策が取られたことで競り上がりを原因とする脱線は激減します。

こうした未知の原因や機械的故障を原因とする事故から、ヒューマンエラーを原因とする事故がトップに切り替わったのが1970年代だと言われています。

そして2005年4月に起きたのがJR福知山線事故。いわゆる尼崎事故です。

死者は107人です。


原因はヒューマンエラーとされていますが、①無理のある仕事②安全装置の問題③懲罰でしかない社員教育の問題という事故原因の3拍子が揃っています。

果たしてミスなどは本人だけの責任なんでしょうか?

ミスが発生した遠因が仕事の量が多すぎて、労働者の能力を超えるのであれば経営者の責任ではありませんか?

効率化を徹底させることで、分業や機械化が進み仕事は高速化します。この作業システムは、一人のミスが高速で進み重大な結果を生むのです。

私たちは、尼崎事故を単なるヒューマンエラーにしてはならないのです。実際に、異常を正す権限も、能力も現場から急速に奪われ、異常が放置され続けているのです。

2015年4月には、山の手線電化柱倒壊事故が起きました。富田前社長の「神頼み」発言もありました。

あわや大惨事でしたが、分業で対策が遅れ、倒壊するまで現場から異常が上げられませんでした。


さてみなさん、万能と言われるAI(人工知能)や無人運転の最大の弱点をご存じでしょうか?人間自身の型にはまらないヒューマンエラーに対応できないということです。
型にはまらないヒューマンエラーを防げるのは、人間しかいないということなんですね。

磐越東線リトル「鉄ちゃん」旅。

みなさんおはようございます!

今日は、二日前の磐越東線レポート。
いわきユニオンの仲間の案内でリトル旅をしました。

磐東線は、いわき~郡山間を走るローカル線ですが、仙台支社管轄の線路です。

磐東線小川郷駅。

何と国鉄がそのまんま保存されていました。改札口!

そして、ホーム待ち合い室。ブログには上げませんが、トイレは「汲み取り式」でございました。


昭和初期はこんなだったと写真もありました。


そこへ9時26分にE110系気動車が到着。

しかし、いつまで経っても発車せず。運転士さんが行ったり来たり。

もしや急病人か?と思っていたら救急車のサイレン。

やはり急病人でした。幸い気分が悪くなっただけとの事でした。


救急隊の人も容態を見て、ホッと一安心していました。

本数が少ないためか、かなりの人が乗っていましたが、緊急時のワンマン運転の大変さをしっかり見ることになりました。


2時間に一本ペース。

リトル旅は、さらに旧江田信号所跡に。待避用のスイッチバックだったそうです。

とにかく景色が素晴らしかった!


さらに夏井川渓谷へ!

最後は夏井駅。
終わりとのことでしたが、辛うじて「1000本桜」を見ることができました。


改めて、いわき・福島の美しさに触れて原発事故の酷さをひときわ感じたリトル旅でした。

動労総連合第33回定期中央委員会

動労総連合(国鉄動力車労働組合総連合)は、4月27日に第33回定期中央委員会を開催しました。

田中総連合委員長から、JRでの闘いとして、「変革2027」で出されたジョブローテーションとの闘いに闘争本部を立ち上げること。常磐線全線開通反対の闘いを総連合で呼び掛けること。こんにちの非正規職をもたらした国鉄1047名解雇撤回闘争にこだわること。JRグループ会社での闘いを進めることなどが話されました。


(蒸気機関車の「動輪」が動労の組合マークです。国分勝之撮影)

方針案が提起されたあと各単組から、西日本でのグループ会社での解雇撤回で地方労働委員会に勝利したこと。

高崎では、グループ会社からの解雇を撤回させてこと。JR本体の職場ではジョブローテーションで展望を失っていることや、職場での話で人間関係が見えてきたこと。若い人に未来を展望させるために3月ダイヤ改正反対のストに立ち上がったことが報告されました。

北海道からは、知事が鉄道からバスへの転換を進めていることへの怒りが表明されました。

最後に組織拡大、運転保安闘争、解雇撤回、労働運動再生、戦争・改憲阻止、三里塚闘争の勝利に向けた取り組みなどを採択し、2019年の闘争方針を確立しました。


  (3・11郡山集会での動労総連合デモ隊)

すべての闘いの基盤は、現場の組合員・労働者の闘いと全国・全世界の労働の連帯闘によって勝利できると思います。

JR東日本は、安部政権の「戦争・改憲」「働き方改革」「原発再稼働」の推進役として先頭に立って労働組合を破壊しています。

動労総連合は、この攻撃を労働者の団結だけを頼りに、すべての労働者が生きていける社会、生きていける職場を目指して闘っています。

動労総連合の各単組での勝利は本当に小さい勝利かも知れません。しかし、労働者があきらめたり、くじけたりしなければ、必ず展望を切り開くことができると確信します。

「団結さえ崩さなければ展望は切り開かれる」を胸に、動労総連合は闘いに立ち上がっていきます。

常磐自動車道大渋滞ですが

大型連休中ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか?

常磐自動車道は、ひたちなか市の国営ひたち海浜公園に行く人で大渋滞ですが、その先いわきも綺麗です。


(磐東線小川郷駅です。国鉄そのまんま!)


(磐東線旧江田信号所付近です。美しい!)

さて尾久にあった習志野運輸区5人退職の掲示は、会社に言われて剥がしたみたいだと動労水戸組合員からの報告。

この掲示が

こちらに変わっていたとのことでした。

動労水戸ブログにも「習志野運輸区の5人退職は、ジョブローテーション提案の前だから無関係。事実でないからブログから削除して欲しい。」とクレームがありました。

しかし「事実でないというなら証拠を出すべきだ。」と反論しました。どうしていっぺんに5人の青年が退職したのか?その原因を徹底的に明らかにすべきです。

JR東日本では、退職だけでなく女性車掌や助役まで自殺しています。一人ひとりの死の原因について、労働組合として曖昧にしてはならないと思います。

やはり口だけでなく、仲間を大切にする。そのために会社のごまかしを許さない。
そう言うことが問われているのではないでしょうか?

命と安全の問題について、腹を据え直して会社と対決しませんか?

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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310-0011
茨城県水戸市三の丸3-1-3
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