5・10いわき抗議行動を朝日新聞が報じる

ダウンロード



5月11日の朝日新聞朝刊です。

運行再開の報道と併せて、抗議行動の写真と石井委員長のコメントを掲載しています。

福島民友・福島民報が常磐線運行再開問題をトップで報道!

ダウンロード


福島民友の本日1面です。
電子版はこちら↓
http://www.minyu-net.com/news/news/0510/news1.html

私たちの本日の抗議行動のことも触れています。

(以下引用)

動労水戸が反対姿勢

 JR東日本水戸支社から常磐線広野ー竜田駅間再開を提示された同社労働組合の一つ国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)は「労働者、利用者を原発の不測の事故や、被ばくの危険にさらすことを認めない」などとして、同区間の運行再開に反対する姿勢を示している。動労水戸は試運転の10日、いわき市のJRいわき駅前で抗議行動を行う。
 同労組は、同社が昨年に広野ー竜田駅間の再開方針を示したことに対し今年1月、再開中止を同社に要求している。
 



こちらは福島民報1面。

私たちの闘いに圧倒的な注目が集まっています。今日の抗議行動をやり抜き、運行再開阻止を勝ち取ろう!


5・10ストビラ

ダウンロード

 

常磐線広野~竜田間運行再開に反対します!
5月10日試運転をストライキで闘います


JR水戸支社、労組に6月1日運行を通告

 私たちはJRで働く鉄道員の労組である動労水戸です。
 

 4月17日、5月末に原発事故避難者への「帰町宣言」を行うため「運転再開を要望する」との楢葉町長からの申し入れを受けて、4月22日、JR水戸支社は6月1日からの広野~竜田間の運転再開を労組に通告しました。
 同時に、運転再開に向け、5月10日に試運転を行い、11日から30日まで乗務員訓練を行うという日程を示しました。
 

 JR会社が原発に近づく形で鉄道を再開し、労働者・利用者を原発の不測の事故や放射能による被ばくの危険にさらすことを、私たちは断じて認めません。
 

 試運転が予定される5月10日、私たちはストライキで抗議の意思を示します。
 

 住民帰還と被ばくの強制を進める政府とJRに対し、共に怒りの抗議の声を上げましょう!


労働者・利用者の命と安全に無責任なJR

 福島第一原発事故の現場では、重大事故の再燃と隣り合わせの作業が続けられています。
 原発事故の際の避難計画について、JRはこれまで計画を策定することすらせずに列車を運行し続けてきました。
 

 このような中、2月には子どもを乗せた「ポケモントレイン」のいわき~広野間運行を強行しています。
 

 今回のように放射能がある地域に鉄道を通すことは前代未聞のことです。
 被ばく対策についても、会社は社員に線量計を持たせることはしてきましたが、線量値が異常な値を示した際も「線量計が壊れているせいだ」として問題にすらしませんでした。

 いかなる事態が起こっても、果たして会社は責任を取ることができるのでしょうか?


帰還を強制する鉄道再開はいらない!共に声を上げよう!

 楢葉町内の放射線量は、国が除染の「長期目標」とする毎時0・23マイクロシーベルト(年間1ミリシーベルト)より高い状態が続いています。
 町が主催した避難住民懇談会では、町民から「目標値を達成してから帰還を考えるべきだ」「安心して住める環境になれば、町民は自然とみんな帰る。なぜ帰還を急ぐのか」といった声が相次ぎました(4月27日付 東京新聞)。
 

 政府や自治体、そして今回JRが進める「復旧・復興」や「住民帰還」の動きは、住民の思いや意向を全く無視しているのではないでしょうか。
 鉄道の再開によって、「避難先での生活再建をあきらめろ。線量の高い地域に帰れ」という圧力が高まることは目に見えています。
 

 家族や地域をバラバラにしつつ、原発事故はなかったことのようにしようとする国の政策と、そのために鉄道が利用されることは、鉄道で働く者として私たちは絶対に認めることはできません。
 

 労働者・乗客の命と健康を守るため、妥協なく闘うことは私たち労働組合の社会的使命です。 5月10日、私たちの抗議行動への参加を訴えます!


動労水戸情報575号

ダウンロード



水戸支社、常磐線6・1竜田延伸を提案
労働者・利用者を守る具体策示さず



「世界一危険な区間」の運行再開強行するJR


 4月22日、JR水戸支社は、原発事故以降不通となっていた常磐線広野~竜田間について、本年6月1日から運転を再開する計画であることを関係各労組に提案した。

 同区間の運転再開については竜田駅がある楢葉町長の帰町宣言を受けてから行うとしていた。しかし、この時期に運転再開の提案を行ったのは、4月17日に楢葉町長から、5月下旬ごろに帰町宣言を行う予定なので運転再開の準備をするよう要請を受けたからだという。
 

 提案の内容は、同区間の運転再開を本年6月1日とすること。運転本数は1日9往復。その準備として、5月10日設備関係を確認するため試運転を行う。5月11日~30日まで乗務員訓練を行う(机上訓練および乗務訓練)というものだ。


 これに対して動労水戸は、会社は世界で最も危ない区間・世界で最も放射能が濃い区間を運転する認識はあるのか、乗客の安全、労働者の安全は確保できるのかと説明を求めた。

 水戸支社は、「原発事故は収束していないという認識である」としながらも、原発で重大事故があった際の対策については、従来どおり「行政(福島県)から水戸指令に連絡が入る→対策本部を立ち上げる」云々と言うのみで、具体的な避難計画や避難方法、乗務員に対する訓練などは全く明らかにされなかった。
 

 また、乗務員など労働者に対する放射線の健康被害に対しても、水戸支社は「沿線の除染は完了している」と言い、「これまでどおり(積算線量計を任意で所持する)とはしない」とは言いつつも何ら具体的なものは示されなかった。
 

 ちなみに、これまで運転してきた広野駅の一時間あたりの乗降客は、ピーク時の16時からの1時間でもわずか24人であることが明らかにされた。
 
 


 安全無視・被曝強制に絶対反対で闘おう!
 
 

 すべての仲間のみなさん!とりわけ、いわき運輸区の乗務員の仲間のみなさん!
 

 広野~竜田の運転再開は、みんなが感じているようにけっして安全ではない。安全が確保されていない以上、運転再開はするべきではない。
 

 まず何よりも、原発事故は依然として収束していない。4号機の燃料棒取出しは一つ誤れば大事故に至る作業であり、メルトダウンした炉心は廃炉への道筋さえ定まらず、膨大な汚染水も増える一方だ。こうした中で原発から20㌔圏内に進入し列車を運転するからにはそれなりの対策があってしかるべきだ。原発で重大事故が起きた際の連絡方法、避難方法、そのための日ごろからの訓練などなど。こうした危機管理を怠ると韓国のセウォル号沈没事故のような大惨事を引き起こすことは明らかだ。
 

 また、沿線の放射線量は決して安全だとはいえない。水戸支社は「沿線の除染は完了した」と言っているが、放射性物質は周辺の広範囲に厳然として存在し、除染をしても数ヶ月もすれば元の値に戻ってしまうというのは現地では常識だ。

 政府は、原発事故の影響を小さく見せるために警戒区域を一刻も早く狭め、住民を帰宅させるために、年間の放射線許容量を一般人も放射線従事者と同じ年間20mSvに基準を変更したが、そもそも放射線被曝は「ゼロ以外は危険」なのだ。

 動労水戸は広野に放置されていたK544車両の交番検査や、郡山に乗り入れている気動車のラジエータ清掃作業に反対してきたが、それは内部被曝の危険から労働者を守るためだ。空間線量の基準がどうであろうと、そこに放射性物質がある以上は、それを体内に吸い込み内部被曝の危険があることに変わりはない。そうした危険な場所に列車を走らせ労働させるからには、やはりそれなりの対策が必要なはずだ。
 

 こうした当たり前の安全対策が十分取られているのか。放射線被曝による健康被害は、被曝した本人ばかりでなくその子孫に代々影響をもたらす。青年労働者はこうした重大な事態をあきらめられるのか。年配の労働者は次世代にふりかかる問題に目をつぶっていていいのか。労働組合は労働者のためにあるのではないか。労働者と利用者の安全のために労働組合はあるのではないのか。外注化もダイ改の労働強化も闘わずして合意して、その上に今度は被曝労働にも反対しないのか。いま、自らが加盟する労働組合が問われている。
 

 動労水戸は、4月28日、ストライキの通知を関係省庁に行い、広野~竜田運転再開に反対して闘う体制を準備している。試運転・訓練含め、運転再開への動きに対して反対を貫いて闘おう。すべての仲間は運転再開に絶対反対の声を上げよう。動労水戸と共に闘おう!

4月11日 組合差別損賠裁判



4月11日、水戸地裁にて動労水戸組合差別損賠裁判の公判が行われました。

毎回のごとく、法廷でも石のように押し黙って座っているだけの被告(JR)側弁護士を相手に、葉山先生・松田先生・山本先生の組合側3弁護士は粘り強く、かつ傍聴に駆けつけた組合員・家族・支援者にもわかりやすく会社を追及し続けます。

「運転士の超勤・夜勤について、日常的な勤務の常識すら踏まえていない主張を会社側は繰り返している」(松田弁護士)

「現JR東日本社長は過去に『国鉄分割・民営化の労務政策は継続する。会社に反対する組合には厳しい態度で臨む』と発言している。国鉄時代の差別的な労務政策がJRになっても継続されていることは明らか。『国鉄とJRは別法人』という言い訳は通用しない」(葉山弁護士)

「現場で運転士を新たに作る必要性はJRも認めているにもかかわらず、会社側は『業務上の必要性』と言って組合員を運転士にしなかったことを正当化している。運転士に復帰させなかった理由を追及する」(山本弁護士)

次回公判は7月25日です。傍聴への参加を!

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

フリーエリア

最新CM

[10/23 HarryDut]
[07/21 RobertRarry]
[04/23 m1WIN2024ged]
[04/23 EugeneZoops]
[12/24 Jamesbes]

プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

ブログのご意見・ご感想は↓↓
doromito30th@yahoo.co.jp


【本部事務所】
310-0011
茨城県水戸市三の丸3-1-3
電話番号:029-227-6020
FAX:029-227-6291

バーコード

ブログ内検索

P R