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JR水戸支社は3月14日、勝田車両センターに放置されているK544編成(415系4両編成)について、「今後定期運用で使用していくため交番検査施工に向け取り組んでいく」と通告した。K544は福島第一原発事故から半年以上も広野駅に留置されていた車両だ。一昨年の10月に動労水戸のストライキと現場労働者の反対の声により、1年半近くも運用から外されている。車両からは一昨年の時点でも主変圧器(MTr)冷却器と主抵抗器(MRe)のフィルターから0・93マイクロシーベルト毎時と高い放射線量が計測されている。会社は「当面のスケジュール」として、18日に線量測定を行い、19~22日の間で測定結果の周知、MTr冷却器の取替を25~26日にも行う予定だという。これらの計画は、14日の組合への通知と翌日の朝の点呼まで、車両センターの所長と助役以外には一切知らされていなかったという。通告から線量測定実施まで土日を挟んでわずか4日。組合無視・現場無視の一方的な通告に他ならない。また、通告ではメーカーによるMTr冷却器の取替がすでに予定の中に入っている。18日の計測結果に関わらず定期運用ありきの計画なのは明らかだ。さらに、車両センターの運用・計画担当にも知らせることなく計画を立てておきながら、K544運用のそもそもの必要性については会社は一切説明していない。これは勝田車両センターのみならず清掃労働者や乗務員・駅員・利用者、さらには今後K544が回送されるであろう郡山総合車両センターの労働者にも関わる重大な問題なのだ。一方的な通告と結論ありきの線量測定で被曝労働をごまかそうとすることなど絶対に認められない。
放射能被曝の危険性無視を許さない
動労水戸はこのような安全無視の計画が進められることを断じて許さない。3・11原発事故以降、職場で問題となっている放射能問題と会社のずさんな被曝対策に対して、組合として一貫して「被曝労働絶対反対」を貫いてきた立場から、今回の問題についても徹底して闘うことを宣言する。被曝労働強制に対して共に闘おう!
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