労働者としての団結を求めよう!

 いまJR水戸支社の運転職場では、マスコミ等で報道された土浦運輸区の広報紙への怒りの声が渦巻いています。命に関わる人身事故を揶揄して喜んでいるかのような姿勢は、弾劾されて当然です。



 不適切な表現の広報紙が報道されたことを受け、水戸支社は「今後同様の事案が発生しないように、コンプライアンスや情報セキュリティーに関する教育を徹底していく」と話しています。

 ですが、広報紙の内容が世間に漏れたことが問題なわけではないはずです。人の命に関わることを軽んじている認識が問題なのです。隠蔽する教育をするとはどういうことでしょう。

 この広報紙は、土浦運輸区の管理者を含めた広報委員会が制作しました。事故防止のためなら必要なことかもしれませんが、会社の進める「社員の発意」の中で、受け狙いに走っていることは明らかです。それは事故防止が目的ではなく、会社からの注目を得ようとしているとしか見えません。



 人身事故は命に関わることですから、原因はどうあれ運転士にとっては大変な精神的ダメージを受けます。ですから、以前であれば事故後の乗務に指導員を添乗させたり、運転士を交代させたりしていました。そこには一緒に働く仲間への思いやりがあったのです。そうした思いやりが、労働者の団結を作ってきました。

 JR東日本では社会の変化に対応していくために、「変革2027」という施策が進められています。この中で「社員の発意」をあおって、◯◯プロジェクトや委員会活動が推奨され、労働者同士の競争が起きています。こうした中から今回のような事態が起きたように思います。

 自分だけが会社から高い評価を求めるために、本来業務そっちのけでプロジェクトや委員会活動にのめり込んでいる姿が多くなりました。その中ではさらに自分の優位を確立するために、相手を罵倒することもあるようです。これこそが競争の極みではないでしょうか。




 私たち動労水戸は、労働者が互いに支え合って生きていく団結を求めて労働運動に関わっています。そのために労働組合があると確信しています。「競争」の反対が「団結」です。仲間がいるから自分がいるのです。それが団結の基本です。みんなで労働者としての団結を求めていきましょう!


仲間と支え合う想いを貫いて!

 動労水戸では4月20日に、昨年度60歳定年を迎えた組合員の慰労会を開催しました。慰労会には組合員の他に、OB会の方々も参加してくださいました。国鉄分割民営化に対して、仲間と一緒に生きていく思いで動労水戸を結成し、みんなで力を合わせて全員が定年を迎えたことに、大きな喜びを感じることができました。



 動労水戸結成から38年、組合員は国鉄−JRによる組合解体攻撃に立ち向かってきました。それは労働者を差別・分断する攻撃に対して、絶対に仲間を孤立させず、あくまでも一緒に生きていくことを求める闘いでした。動労水戸はそうした闘いを貫くことで、JR東日本の不当労働行為を断罪してきました。



 いまJRの職場では、一層激しい差別・分断攻撃が吹き荒れているように思います。そのために労働組合解体が進められ、労働者は会社からの評価を求めて、企画業務や増収活動に駆り立てられているのではないでしょうか。終わることのない競争は、労働者を疲弊させまくっています。



 こうした状況から労働者が生きていける道を切り開けるのが、労働組合であると私たちは思います。労働者を競争させるのではなく、互いに支え合う存在として団結した組織が労働組合だと思います。
 私たち動労水戸は、こうした労働組合を蘇らせるために闘い抜いてきました。小さな労働組合の小さな闘いかもしれませんが、これからを生きる労働者に一点の光になればと思います。あらゆる職場から労働組合を甦らせましょう。
 


「原発事故は終わっていない 3・11ふくしま集会」

 3月11日、東日本大震災−福島第一原発事故から13年が経過しました。動労水戸は福島県郡山市で毎年行われている「原発事故は終わっていない3・11ふくしま集会」に参加してきました。

 

 集会では、原発事故のせいで故郷に帰れないことに700人もの原告団で起ち上がった浪江町津島地区の住民や、子供を放射能から守るために闘う母親、汚染水の海洋投棄に反対する団体、放射線被曝によって小児甲状腺ガンになった子供の訴えを支援す方々、再稼働に反対する宮城県の女川原発訴訟団ほか、感動的な取り組みが報告されました。

 

  震災から13年、原発事故は終わってなどいません。原発事故の被害を明らかにすることは、国と東京電力の加害を明らかにすることです。それは現在再び原発推進に舵切った原発政策を変えさせることにつながります。

 長い時間の中で福島が風化され、被害を受けた当該とそうでない者の間に分断がつくられ、多くの困難が強いられている現状もあります。そうした中での本日の集会は、闘う主体・当該の方々を軸として、それぞれの闘いが原発政策に反対することでひとつになって、分断を乗り越えて突き進む決定的な取り組みとなりました。

 

  私たちは、仲間を被曝させないために「被曝労働拒否」の闘いを懸命に行なってきました。だからこそ被曝の恐ろしさや原発政策に対する怒りを共有していきたいと思います。動労福島の仲間も集会運営の中心的な役割を元気に担ってました。諦めることなく支え合いながら、力を合わせて頑張っていきましょう。

郡山市労働福祉会館「3・11ふくしま集会」へ❗️❗️

 東日本大震災から13年となる3月11日、郡山市労働福祉会館で「3・11ふくしま集会」が開催されます。
 福島第一原発事故によって被曝させられ、故郷や生活を奪われた思いを忘れないために、実行委員会の方々が「原発事故は終わっていないとよびかけています。

動労水戸はこの集会に参加していきます。



  今年は元旦に能登半島地震が発生し、多くの住民に大変な被害が出ています。そういう中でも人々は、力を合わせて故郷に帰るために頑張っていると思います。私たちは、1日も早い復旧を願うばかりです。

 一方で東日本大震災は、13年たった今も元の生活を取り戻すことが出来ない人達が沢山います。元の生活に戻れないのは、原発事故による放射能汚染のためです。
 国やマスコミが「復興」さえ出来ないのは放射能が除去できないからです。
 「復興」とは「復旧」出来ない人たちの切り捨てではないでしょうか。

 

 動労水戸は原発事故のあと、労働者と住民への被曝強制に反対して、「被曝労働拒否」の闘いを取り組んできました。そこには安心して生活の出来る「故郷を返せ」の思いがあります。
「原発事故は終わっていない!」その思いは一層強くなっています。



  常磐線が全線開通し、原発事故は終わったかのようにされていますが、それは被災した方々が高い放射量の中に放置されているからにすぎません。
 そんな現実を無視して、国と東京電力は放射能汚染水の海洋放を強行しました。それは漁民をはじめとする住民に対する「新たな生活破壊=切り捨て」と言わざるを得ません。

 いま岸田政権は「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」のもと、新たな原発政策に踏み出しています。資本家は取り返しのつかない原発事故を引き起こしながら、またしてもこれで金儲けをしようと企んでいます。



 今を生きる私たちは、こんな暴挙を許すわけにはいきません。未来を生きる人たちのためにも、原発事故は終わってないことを示していかなければならないと考えています。「3・11ふくしま集会」に参加し、みんなで声を上げていきましょう。

労働者民衆が主役の時代へ!

 動労水戸は1月13日、「2024年団結旗開き」を開催し、組合員の新年の親睦を図りながら、今年も組合員の力を合わせて労働運動を進めていく決意を固めました。 



  1987年の国鉄分割民営化以来の労働者の置かれた現状は、激しい団結破壊による競争と差別が強制されています。このあり方を職場から転換していくことが、労働者には絶対に必要なことと私たちは捉えています。そのために動労水戸は、運動において職場の労働者と力を合わせていくことを方針としています。



 社会全体では戦争が続き、地震による大きな災害も起きています。また、物価高騰で生活が成り立たない人もと沢山いると思います。こうした時代にこそ、生きるために力を合わせることが必要ではないでしょうか。

 戦争は、結局は支配者による利権の争いです。そのために労働者民衆が命を奪われます。それは私たちが働く職場でも同じではないでしょうか。会社の利益のために働くことで生きていけるような心理にさせられています。でも現実には激しく切り捨てれれているはずです。



 労働者が生きていくために広く団結すれば、こうした状況を変えていくことができると思います。

 動労水戸は国鉄−JR の攻撃に対し、職場の労働者、全国の労働者の支援をいただきながら、潰されずに闘い抜いてこれました。多くの労働者の力が合わせられてきたことで、JRの労働組合潰しは貫徹出来ないのです。労働組合には、本来この力があるのです。その主役は一人ひとりの労働者です。




 労働者が様々な人たちと力を合わせて、社会を根本から変えていきましょう。一緒に労働者民衆が主役の時代をつくりましょう。

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プロフィール

HN:
動労水戸
性別:
非公開
職業:
鉄道労働者
自己紹介:
【国鉄水戸動力車労働組合】
1986年結成。JR東日本・JR貨物とその関連会社の労働者で組織する労働組合です。

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